≪20≫流輝 純米吟醸 舟搾り無ろ過 生
このブログも20記事となりました。いつもスターを送ってくださる方ありがとうございます。
本当はもっと飲んでるので徐々にペースを上げ更新をしたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
僕の記憶では数年前から首都圏で結構拝見するようになった銘柄で、もう少し前はラベルの字体はもう少しポてっとした字体でしたね。
杉浦酒店さんが結構推されてましたね。
跡取りの松原広幸氏が自分の子どもにつけたかった名前が流輝だそうで、それだけ丹精込めて造るという思いが込められているそう。
26年に夏囲いをいただいて以来2回目です。いただきます。
香:フレッシュなカプエチ系。いちご、青リンゴ、バナナが混ざった町田酒造に近いかな。
味:おお、結構ミネラリーですね。含み香は確かに香ります。
ラベル裏面の通り、香り主体というか香りの割に味わいは控えめという印象です。
バニラ、イチゴのようなニュアンスも感じます。
舌触りは、柔らかいんですが、甘みは極小で、うまみもほどほど酸も少ない。
そうですねー、香りは優雅に舞うんですが、個人的にはもう少し味わいも付いてくる
方が好みかな。
而今や町田酒造といったタイプですが、これらよりもやや甘みは控えめ。
でも、食事なんかはこっちの方が選ばないかもしれないですね。
2日目
ほどよく甘みが出てきましたねー。
とろけるような印象も。白桃っぽい。
個人的に2日目の方が断然好み。香りは、やっぱり良く香りますね。
渋みが後味で、少し徘徊するかな。
でも、キラッキラ輝くような味わい。うん、これはおいしいです。
2日目は香りと味わいのバランスが絶妙です。
正直、1日目はあまり好みではない印象でしたが、2日目は本当良いですね。
個人的好み:83/100
名称:流輝 純米吟醸 舟搾り無ろ過 生
精米歩合:55%
使用米:若水
アルコール度:16%
スペック:無濾過生原酒
酸度:1.5
日本酒度:ー3
値段:1,400円(税抜き)/720ml
蔵元情報:松尾酒造株式会社
≪19≫角右衛門 純米吟醸 無圧上槽中汲み 生酒
個人的に間違いないと思っているお酒の一つ。
千代緑に続いて角右衛門行きたいと思います。
挑戦的なスペックのお酒ばかりで、好きなんですよねー。
居酒屋で、しぼりたてをいただきましたがおいしかったですね。
香:メロン、バナナ、ややバニラかな。酸もうっすら感じますね。
味:舌触りは非常におだやかで、かつ滑らか。
クリアーな酒質に、クッとアルコールが顔を出します。
遅れて、果実味(ベリーっぽい)とやや渋み。
甘みは強く感じますが、全体的に固いなぁ。
かなりあっさり飲めます。クリアーさの中に甘みが。
時間を置くと開いてきましたね。
甘みがキラキラ、ただ淡くきらめくような印象。
2日目
フローラルのような香りも。透明感がありますねぇ。
若干とろみも出てきました。
中くらいのうまみに、甘みがほどほど。
メロンだったり、花を感じます。
果実の甘みに、酸も切れる程度。
ややもたっとしたアルコール感がマイナスかなぁ。
舌触りはなめらかですが、このラインのお酒なら標準的。
失礼ながら、驚きは少なかったですが安心していただける美酒です。
さすが秋田県。素晴らしい水準のお酒ばかりですね。
個人的好み:82/100
名称角右衛門 純米吟醸 無圧上槽中汲み 生酒
精米歩合:55%
使用米:美山錦
アルコール度:17.5%
スペック:無濾過生原酒
使用酵母:協会1801号
酸度:1.5
日本酒度:+1.1
値段:1,400円(税抜き)/720ml
蔵元情報:株式会社 木村酒造
≪18≫酔鯨 純米吟醸 吟麗未ろ過すっぴん
以前の安芸虎の記事の続きになるかと思いますが、とき蔵で好印象だったうちの一つのこちら。
酔鯨の由来は、幕末に土佐を治めた山内豊信氏の雅号「鯨海酔候」で、なんでも大のおお酒飲みだったことから。
その「酔鯨」の新酒の時期だけのしぼりたてのお酒です。
香:アルコールの風味、セメダインでしょうか。
味:うん、ジューシーかつスムーズな味わい。フルーティーですね。
ちょいライチを思わせる感じ、リンゴみたいなフレッシュさも。
やや柔らかく溶け、フレッシュでキラキラした香りが駆け上がります。
やや渋みも内包させてますね。とき蔵でいただいたまんまの印象です。
中くらいの甘み。やっぱり安芸虎に近いですね。
みずみずしい感じは、陸奥八仙に近いかな。
常温に置くと、バニラの風味も。
つるつるキラキラしてますね。うん、フルーティなおいしさ。
2日目
透き通る果実感は健在。果実的な甘みが光りますねぇ。
ややアロマを思わせる香り。さっぱり飲める。
いやな雑味はないね。なんにでも合う食中酒。
シャキッとしてますね。甘みが溶けてるというよりも自立しているというかマーブル状に溶ける。
ミネラリーな味わいなんですが、甘みが光ります。
酸は切れ味程度。甘みは非常に上品。ベタな表現だけど、蜜を思わせる味わい。
個人的好み:82/100
名称:酔鯨 純米吟醸 吟麗未ろ過すっぴん
精米歩合:50%
使用米:松山三井
アルコール度:17%
スペック:無濾過生原酒
酸度:1.85
日本酒度:+6.5
値段:1,500円(税抜き)/720ml
蔵元情報:酔鯨酒造株式会社
≪17≫あべ Classic Dry
今日は、こちら。
おそらくここ最近で活躍めまぐるしい銘柄の一つではないでしょうか。
やっと入手できました。
まず、目を惹くのがこのラベル。
ひらがなの銘柄も多くある中、崩すところが多いと思いますが、堂々とした楷書。
そしてそれが不思議とカッコいい。
そんな中、新酒の時期に「ドライ」系を持ってくるところもなかなかすごいと思いますね。
有名酒販店さんの取扱いを見ると、燗が良いということなのでそちらも楽しみ。
ビン底には指一本分ぐらいのオリ。
本当ににごりなんですね。
香:おお、日本酒っぽいですね。特有のアルコール臭と、バナナ。
それと清涼感もありますね。
味:あれーー 意外とやわらかいですね。確かに後味はドライですが、思ったより飲みやすい。
含んだ時に、強い香りがぐるんぐるん徘徊しますね。
うーん、確かに辛いですね。けれど、きちんと丸みを帯びたうまみもあるので、個人的には飲みやすい。
さて、燗で。(電子レンジでごめんなさい。)
おおおおお、いっきに華やぐわー。
派手に甘みが躍る躍る。
それでいて、米のミルキーなうまみも十分。
不思議と清涼感もあるんだよなー。それでいて、やわらかい。
で、きちんと後味はドライで、切れ味抜群。
個人的に燗はめったにやらないんですが、これはアリ。
2日目
とろーっとしてきました。ゆったりまったりのうまみ。
ドライ感は減少傾向。果実味も増してきたかなー。
米のうまみは、昨日はペースト状でしたが、今日はパウダリー気味。
燗にすると、黄桃系の甘みが出てきた。
うん、やっぱりおいしいね。
個人的好み:82/100
名称:あべ Classic Dry
精米歩合:60%
使用米:不明
アルコール度:18~19%
スペック:生酒
蔵元情報:阿部酒造株式会社
購入価格(税抜):1,450円/720ml
≪16≫長陽福娘 純米無ろ過生限定直汲み 山田錦
こちら、僕の敬愛する日本酒ブロガーさん一押しの銘柄ということで、前々からいただいてみたかったお酒。
やっと入手できたんですが、奇しくもそのブロガーさんが記事にされたものと同一の銘柄。
ということで、期待半分、プレッシャー半分です。(きちんお酒をきけるか)
さて、いただいてみます。
630キロの小さな仕込み。こだわりを感じてやみません。
香:少しセメダイン?ブドウ?コメ?ほどほどに香りを感じます。
味:いやーこりゃすごいですわ。軽く鳥肌が立つぐらい。
心地よい、クリアーな清涼感が。直汲みだけあって軽やかなガス感が。
柔らかい甘みがほろほろと。もう少しドライなものを予想してたけど、ドライというより清涼感、さわやかさがある。
絶妙な甘みに、かすかな酸味が軽やかに流れる。
コメの旨味がまた絶妙ですねー。
本当、品の良い甘みと清涼感がきちんと同居している。
品良く、ちょこんと乗って浸透していく。
味わいは、「濃厚」というより「充実」している。
いやーこういうタイプのお酒は始めてです。
ブドウかなー。果実のタイプだとブドウだと思います。
似たようなタイプで、少し前に飲んだ三重錦が近いかな。
三重錦はもう少しビター、ドライだった。
本当に崩れない力強さがあり、非常に高い完成度です。
うーん、丁寧に仕込めばこれだけの味わいが出るんでしょうか。
いやー本当驚きました。
2日目(2日おきました。)
本当に綺麗でストレスのない舌触り。
スムーズであり、活き活きと生命力も感じる。
もうガスはすっかり溶けましたね。
アロマのような綺麗な含み香。ブドウの上品な甘み。
うん、このお酒は本当大好きです。
いや、嫌いな人いないんじゃないですか。おいしかったです。
必ずまた今年いただきます。
個人的好み:92/100
名称:長陽福娘 純米無ろ過生限定直汲み 山田錦
精米歩合:60%
使用米:山田錦
アルコール度:17~18%
日本酒度:+4
酸度:2.0
スペック:無濾過生原酒 直汲み
蔵元情報:岩崎酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
≪15≫醴泉 酒無垢 純米吟醸 生原酒
本当ブログの更新がマメじゃなく、自分でもいやになるくらいですね…笑
ほぼ毎日飲酒はしているので、ネタは溜まる一方です。
この際、週末にどかんと更新するブログスタイルでしばらくいきたいと思います。
さて、今回は岐阜県養老町玉泉堂酒造株式会社さんの「醴泉」を。
「美濃菊」「無風」そして、この「醴泉」を醸しています。
個人的には、ラベルのインパクトから「無風」のイメージが強いかな。
タイミング良く入手する機会があったため、今回は「醴泉」で。
「酒無垢」というのが良いですね。
「醴泉」という由来も、きちんと歴史的裏付けがあるのもまた面白いです。
雄山錦ですか。始めて味わう品種です。
香:やや立つアルコールの香り
味:セメダインを思わせる風味ですね。芳醇に膨らむかと思えば、少しそんな雰囲気を思わせ、キレていきます。
すっきり後味を残さない印象。
甘み酸味は控えめで、米の旨味に下地ががっつり味わいを支える。
辛口のお酒ですね。食事には、バシバシ合う。
個人的には、このお酒だけで飲むのはいささか厳しいです。
時間をおくと、少し落ち着いてきました。ほどよいセメダインの風味と、柔らかい甘みがホロホロと。
2日目
洋なしを思わせる香りに、芳醇な甘み、すっきりキレていく後味。
辛口でドライな風味が舌を刺激します。
昨日は風味はやや選考し、甘みが控えめでしたが、今日は良いバランスでいただけます。クリスタルを磨いたようなキラキラ感を連想させるお酒です。
個人的好み:81/100
名称:醴泉 酒無垢 純米吟醸 生原酒
精米歩合:55%
使用米:雄山錦
アルコール度:16~17%
日本酒度:+2
酸度:1.6
アミノ酸度:1.4
熊本9号酵母使用
スペック:生原酒
蔵元情報:玉泉堂酒造株式会社
購入価格(税抜):1,280円/720ml
≪14≫紀土 純米大吟醸 shibatas be fresh
今や、有名な紀土。
何年前だったか、はせがわ酒店で店頭試飲会やってていただいてからこれだけ有名になるとは。(いや当時から有名だったのかも)
その時にも、若い営業の方がいらっしゃり勢いを感じる銘柄でした。
それ以降、純米大吟醸・にごり・シバタズ等いただいてきましたが、
その中でも一番印象に残った 「shibatas」を。
なんでも、紀土の中では唯一の生原酒なんですね。
特別感のある装飾が○。
杜氏の柴田氏がその年の良い酒だけを選び抜いたというあたりに、日本酒好きはググッときますよね。
さて、いただいてみますか。
香:きれいなカプエチ。ややバナナ。おそらくここ最近の流行ど真ん中。
味:舌触りは非常になめらか。甘みもやわらかいんですが、なかなか顔を出しませんね。非常にきれいな大吟醸酒。
フレッシュで、青りんごを思わせる果実味。
かなり甘みは感じられるんですが、強く主張しないですね。
酸味もまずまず感じられます。やや後味に苦みが残ります。
下で支える程度の酸味。
食中酒に抜群。どんな料理にも合うようなオールマイティーさ。
没個性ですが、非常に優等生なお酒と感じました。
確実に美酒なんですが、いささか面白くないですね。
ー2日目ー
昨日よりジューシー。
甘みもだいぶ出てきました。相変わらずちょい硬い気もする。
7割程度熟したりんご。蜜部分と果実のブレンドというような印象。
舌へのアプローチは相変わらずソフト。酸味も控えめ。
やや、桃のチャーミングな風味も。
徐々に酸味も出だしましたね。なんとなく、すもものような酸味。
品の良い酸です。
正直一日目はやや期待しすぎたかと思ってましたが、2日目の仕上がりに脱帽です。
個人的好み:84/100
名称:紀土 純米大吟醸 shibatas be fresh
精米歩合:%
使用米:不明
アルコール度:17%
日本酒度:+2
酸度:1.8
スペック:氷温熟成生原酒
蔵元情報:高沢酒造株式会社
購入価格(税抜):1,200円/720ml