日本酒愉快者ブログ

日本酒が好きな30代。最近は色々飲んでます。

≪87≫秀峰 アルプス正宗 純米生原酒 無濾過ふなくち生酒

だいぶ更新が空いてしまいました。

仕事の関係で、出張も多くバタバタしてしまいました。

 

かなり飲み貯めしているので、これから更新を頑張っていきます。

 

さて、今回は以前の長野旅行で訪れた亀田屋酒造店さんのアルプス正宗です。

いわゆる純米酒の季節限定版なんですが、3月製造なのでしぼりたてだったり、フレッシュさはないと思われます。

 

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そこまで強く香ませんね。リンゴっぽさがうっすら。

 

いいですねぇ、キュッと引き締まった酸をまず感じ、遅れて甘味が出てきます。

少し、直汲み特有のドライ感、フレッシュさも感じながら。

風味的にはリンゴでしょうか。わりかし固い、あまり熟してないリンゴが連想されます。あと、白ブドウかな。

そこまで旨味も強くないですね。

うっすら渋みもあり、余韻がいつまでも続くタイプではないですね。

スパっとキレもあり、どちらかというと辛口といえると思います。

夏を越えているので、多少の丸みを感じるのも、そのせいかもしれません。

久しぶりに70精米のお酒をいただきましたが、透明感もあり、きれいさなんかも感じますよ。

 

温度帯が上がっていくと、バニラっぽいニュアンスもあるんですよね。

うまいですわー。

 

失礼ながら、流行の先端を行くようなタイプのお酒ではないですが、等身大の背伸びをしないお酒だと思います。

少し田舎臭さもあり、そこまで洗練はされていませんが、一息つきながらカジュアルにいただけるお酒です。

 

うーん、時折澤屋まつもとっぽさも感じるんですよねー。

直接、飲み比べしたわけでもないので、はっきりとは言えませんが。。

 

このお酒を今すぐ東京にもっていけば売れるぜー!!とは思わないですし、松本の地に足をつけて実直に営業されているのが魅力だと思います。

ただ、こういったお酒との出会いがあるから、日本酒はやめられないなーと思います。

 

 

 お気に入り度 86

≪86≫戸隠 日本酒 純米 生詰

更新が滞り大変申し訳ございません。

PCの調子が悪いことを言い訳にサボっておりました。

 

飲んだストックはたくさんあるので更新していきますよー。

 

今回は、戸隠の越後屋酒店さんで購入した「戸隠」をやりたいと思います。

まぁ、まんまなネーミングですけど、ラベルを見た瞬間に「あ、松尾だ」と思いました。

良く行く酒屋さんに松尾の取り扱いがあったため、ラベルの雰囲気ですぐ分かりました。

 

長野のことには詳しくないのですが、路線バスの広告に松尾のものがあったので、かなり大手の蔵元なのでしょうか。

 

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いわゆる生詰なので火入れではありますが、要冷蔵ということからも品質管理に気を配られているのが分かります。

全体的に、青が基調で涼しげで良いですね。

 

ややメロンかな。だいぶおとなしい香りです。

 

いいですねー。火入れということもあり、おとなしい雰囲気ですが、きちんと旨味も出ていて、かつくどすぎず。

舌触りもなめらかですが、さらさらしすぎず、ちょうど良い感触です。

ややメロンの果実味も感じられますが、さらーっとした米の旨味が主体ですね。

こちらは純米ですが、たとえばコンビニに売っている生酒にありがちな辛さとか、言葉は悪いですが素っ気なさみたいなものは全く感じられません。

きちんと食事に寄り添って、かつお酒としての旨味もきちんと感じられる一杯です。

 

個性や派手さはありませんが、堅実なお酒でした。

今度はきちんと松尾をやりたいと思います。ごちそうさまでした。

 

お気に入り度 84

相互リンクしていただきました!2

また当ブログと相互リンクしてくださる方がいらっしゃりました。

 

blog.livedoor.jp

 

実はブログを拝見したことがあり、長野県在住で非常にうらやましい思いで見ておりました。

日本酒ブログとして特色を出すには、地域に重点を絞ってお酒を取り扱うのが良いと思っているんですが、まさにそれを実践されております。

勝手な要望ですが、長野県のお酒のカテゴリを地域でとか、蔵元で区切るとかしていただけるとありがたいなぁと以前から思っておりました。

(すみません、とても面倒だと思うので勝手な要望としてスルーしてください。)

 

僕ももう少し山梨のお酒を応援しないといけませんね。

長野県周辺の酒屋めぐり

先週末は、三連休ということで、長野県まで行ってまいりました。

山梨在住ということで、隣の県じゃん!と思われる方もいらっしゃると思いますが、意外と距離があるんですよね。

酒屋巡りと題しましたが一番の目的は、戸隠神社です。

 

長野市から下道でだいぶ行った先に、戸隠地区はございます。

僕は全然詳しくないんですが、非常に雰囲気の良い場所ですねー。

 

本来であれば奥社まで行けばよいんでしょうが、今回は中社のみ。

連休ということもあり、だいぶ人でにぎわっていました。

 

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一般の方が写っているので黒丸で潰しております。

 

で、今回の目的とは違うんですが、日本酒を置いてありそうな酒屋さんが会ったので寄ってみました。

 

越後屋商店さんです。

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見た目は失礼ながら普通の町の酒屋さんといった感じですが、これがなかなかすごかったです。

種類が豊富だった銘柄は、大信州、真澄、積善だったかな。規模からは想像つかないくらいありました。

で、このお店で扱っている限定銘柄の限定銘柄の戸隠というのが「松尾」の銘柄で知られる蔵元さんのお酒だったり、戸隠岳というのが「川中島幻舞」の蔵元さんだったり、日本酒通からしたら結構たまらないと思いますよー。

店主さんはわりと寡黙な感じでしたが、奥さんが非常に丁寧な方で、お酒についてのレクチャーもしていただきました。

観光地ということもあり、サイズも300mlの小瓶のお酒もあり、お土産には最適ですし、日本酒好きからも喜ばれること間違いなしです。

 

 

で、昼食はもちろん戸隠そばをいただき、長野市ハトヤ酒店さんへ。

 

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非常に販売力のありそうな酒屋さんで、長野県内のお酒はもちろん全国の銘柄がたくさんありましたね。

仙禽、ちえびじん、紀土など。なんといっても鍋島ですよね。あれだけの種類が並んでいるお店は初めてかもしれません。

あんまり一見が荒らすのも悪いので、長野県のお酒を数本購入しました。

これはまたやります。

 

 

で、せっかくなので蔵元めぐりを。

笑亀酒造さんがお休みだったので、以前都内の居酒屋でいただいて印象に残っていた松本市にあるアルプス正宗の亀田屋酒造店さんへ。

実は、大信州の蔵元さんも近かったです。

 

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規模でいうと、小規模な蔵元といえると思いますが、観光蔵としてバスツアーのお客さんなんかをメインターゲットにしているような印象を受けました。

僕は個人客でしたが、ちょうど一台バスの組がいらっしゃり、スタッフの方もてんやわんやといった感じでしたね。


何種類か試飲させていただき、複数本購入したので、そのうちブログでやりたいと思います。


また他の蔵元を尋ねて長野県にお邪魔したいと思います。

≪85≫レイクス チャプター1 純米吟醸 おりがらみ

続いていっちゃいますよー。

佐賀県 基山商店さんのレイクス チャプター1です。

「基峰鶴」の銘柄が最近注目されている蔵元さんではないでしょうか。

 

基峰鶴とも迷ったんですが、たまには変わり種にも挑戦してみようかと。

英語の表記だったり、瓶の形状だったり、瓶内二次発酵からしても、かなーりワインを意識したつくりというのがうかがえます。

 

 

 

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裏面の製造年月日から推測するに、27BYかな?

購入したのは、今年8月下旬です。

 

おりがらみ特有の甘味のある香り。バニラっぽさも

 

約1年置いてあるものの、程よい発泡感がありますね。

噴き出すほどではないですが。

ほんのりな甘味と、結構酸が立ってますね。

で、わりかし渋みも感じます。

表現がベタですが、シャンパンを意識してるなーという造り。

うっすら後味は小麦っぽい穀物の雰囲気もあるんですよね。

ここらへんは、1年置いてあるが故かな?

 

穀物っぽい豊かな風味をだんだん強く感じますねー。

自然な発泡ですがやや粗目。

食事に合わせやすいように結構甘味を削っているのかもしれませんね。

 

辛口のスパークリングワインっぽいなーと感じました。

 

のど越しもかなり良いですし、普段日本酒を飲まない人にはサプライズのあるお酒だと思いますよー。

ただ、いかんせん僕が瓶内二次発酵酒がそんなに好みではないんだな、とこの酒を飲んで気づかされました。笑

七賢の発泡酒はきれいな酒質の日本酒に発泡を足した印象でしたが、こちらはまた違った印象を受けました。

 

 

個人的好み:80/100(1年置いたものであるので、参考値でお願いします)

 名称:レイクス チャプター1 純米吟醸 おりがらみ
 精米歩合:50%
 使用米:山田錦
 アルコール度:50

 スペック:おりがらみ

 蔵元情報:合資会社基山商店
 購入価格(税抜):1700円/720ml

≪84≫片野桜 山廃仕込純米酒 無濾過無濾過生原酒 28BY

連休ですが皆さまいかがお過ごしでしょうか。

台風の接近が非常に余計ですよね・・くれぐれも被害等ないよう祈っております。

 

今回は、大阪の片野桜です。

大阪というと中々日本酒のイメージもなく、秋鹿とこの片野桜のイメージがとても強いですね。

歴史的にも、周辺の県から流通してくることの方が多そうですもんね。

 

なかなか大阪のお酒を購入する機会がないので、とても良い機会に恵まれました。

 

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なんといっても雄町を使用しての山廃というのが最大の特徴でしょう。

最近は個性的なお酒が多いので、そこまで珍しいわけではないですが。

お酒のデータに加え、飲み頃な温度帯の記載があるのも親切ですね。

 

 

山廃っぽさはそこまでかんじませんね。全体的におとなしく、米の風味、うっすらお酒の辛味みたいなもの。奥にバニラを感じます。

 

なるほどー、結構透明感がありますね。第一印象から、山廃っぽくないです。

うまみが円を描くように、口当たりもサラサラとでも穏やかに。

摩擦感はゼロで、遅れてキュッと締まった酸味とぐっと重量のある甘味が舌へ。

全体的におとなしいですね。良い意味で地味というか。

ざらざらっとした渋みを感じる瞬間もあって面白いですね。

 

実はほかのブロガーさんの去年の造りの記事を見たんですが、結構濃厚な甘味という感想だったので、意外でした。

裏面の味の記載も違うので、造りを変えてきたのかなと邪推しております。

 

きれいな酸と程々の甘味を表現するための山廃造りですかね。

気持ちのバニラ感もなかなか心地良いです。

 

個人的好み:83/100

 名称:片野桜 山廃仕込純米酒 無濾過無濾過生原酒
 精米歩合:65%
 使用米:雄町
 アルコール度:17

 スペック:無濾過生原酒・山廃 

 蔵元情報:山野酒造会社
 購入価格(税抜):1450円/720ml

≪83≫百春 特別純米酒 直汲#20 生原酒無濾過 28BY

今回はかねてからの課題酒「百春」です。

なかなか購入するチャンスもなく、非常に待ちわびた一本です。

百春といえば、日本酒感想日誌さんなど日本酒ブロガーさんから評判の良い銘柄だと思ってます。

 

今回は、仕込み20号の雄山錦の特別純米で、直汲みのスペックになります。

 

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さて、期待大。

 

非常に明るくストレスのないベリーの雰囲気。ややセメダインぽさもあるかな。

 

こりゃうまいですよー!!

まず、感じるのがサイダーの清涼感。果実で言うとリンゴとか白ブドウかな。

直汲みならではの、ガス感も心地良く。

加えて、非常に柔らかいミルキーな粒子が漂っているように感じます。

しゃきっとしておりながら、軽快な酸味と甘み。

後味は、きゅっと締まった辛味も程よく感じますね。

 

重すぎず、エアリーな酒質なのでスルスルと飲めます。

質感とすると、サラサラ。

なんていうのか、空気を多く含んでいるというか風味を非常に多く内包しているように感じますねぇ。

今飲んでも抜群においしいですが、案外寝かせてまったりさせても面白いかもしれません。

 

流行りの酒質ながら、独特の世界観がきちっとあって、それでいてカジュアルに飲めるように感じました。

このあたり、長陽福娘に通じる部分があって、やっぱり評価されるお酒は違うなぁとボヤイてしまいますねぇ。

 

 

うーん、もっとこのお酒を表現できる舌があればよいのですが、まぁぜひ飲んでください。

 

 

お気に入り度 90