最近飲んだ日本酒あれこれ
最近健康志向のため家のみの回数を減らし、外のみの回数が多くなってきております。
四合瓶でさえ、量的には多いんですよね。ワンカップぐらいがサイズ的にはちょうど良い。
というわけでネタ切れなので、居酒屋で飲んだ日本酒のご紹介。
店名は伏せますが、分かる方も多いんじゃないでしょうか。
岩手県の西与右衛門。
夏酒の直汲み生原酒。
アルコール度14度で、低アルならではのスッキリさ、清涼感もありつつ物足りなさも度数ほど感じさせない魅力的なお酒でした。
スルスルいけてしまうやつですね。
長野県の浅間嶽。
どっしりとした旨みが感じられるお酒。凝縮感もあり、甘みもくどすぎず良いバランスでした。嘉根満とか積善とか、思い出されました。
浅茅生。
以前もこのお店で飲んだんですが、語弊のない範囲で「良い渋さ」
決して派手ではないですが、旨・酸・甘のバランスが良く、適度な堅さもあっておいしく飲めました。
どのお酒も家できっちりやりたいですね。
それぞれに個性があって本当に良かったです。
≪158≫長陽福娘 山田錦純米 29BY
本当暑いですねー。
僕は酒類はなんでもいける飲んべえなので、こう暑いとビールを飲みたくて仕方有りません。特にクラフトビール。
ただ、体が許さないので(通風)ビールは避けるようにしてます。
日本酒もプリン体高めですが、まぁ大丈夫でしょう。
去年取り上げたものは、直汲みになるのでスペック違いのものになるでしょうか。
ラベル裏面を見ると、日本酒度・酸度は去年とはほとんど変わらないですね。
味
非常にクリア、イソアミの印象ながらブドウ・バニラなど。
セメダイン強めですね。
味
非常に濃厚です。とろっとしたテクスチャーがまず感じられます。
ふくよかな甘みと、ビター感も存在感大きいですね。
飲み応えがありますねー。
去年の直汲みはさらっとライトな印象もあり、濃密より充実なんて表現しましたが、こちらは間違いなく濃密。
そうですね、果実でいうとブドウ。赤、白両方の部分がありますが、白の方が強いかな。
加えて、どっしりした米の旨みが甘みを伴って感じられますね。
去年の直汲みの方は、モダンな印象もありましたが、今回は結構古くさい部分もあり。
ただ、つやつやに磨き込んだ表情があるので、飽きない印象。
単体で見ると、美酒ですが去年の衝撃と比較するとちょっと肩すかしな部分も。
スルスル飲めたんだけどなー。こちらは、結構どっしり系です。
3日目
お、今日はかなり良いですよ。
初日ほどの濃密さはなく、軽さが出てきました。
後味ですーっと澄んだ雰囲気が感じられます。
今日は、赤系のブドウかな。
後味で、結構辛め。ややノイジーながらお酒としてはパンチがあります。
3日目の方が好きです。
個人的お気に入り度
86
≪157≫風の森 露葉風80 29BY
時折、猛烈に飲みたくなるんですよねー風の森。
一番、ピーキーで個性派と聞いている露葉風の80です。
今年から、説明書きのポップが付きましたかね。
マニア的には非常に興味深く拝見しますけど、一般の方が果たしてちゃんと見るでしょうか。
飲み方も書いてあるので、ぜひ読んでいただきたいですが。
さすが、風の森。開栓のときの、ガス感はすごいですね。
香
イソアミですかね。ヨーグルトだったり、乳酸菌飲料のイメージも。
あと、ブドウか。
味
なるほどー。フルーティさをまず感じますね。それでいて力強い。
ほうじ茶とか紅茶のような香ばしい風味も。
加えて、熟成酒にあるような複雑味、特に旨みを感じますね。
以前大阪で飲んだ秋津穂に通じるミネラルっぽさも。
秋津穂の方がはっきりドライで、パツっとしてました。
良い意味でカビっぽい風味もあるなー。
とにかく情報量が多すぎるお酒。
個人的には、もう少しシンプルな構成の方が好みかも。
甘みもあり、ドライさも。
両者が壁一枚隔てて共存してて、めまぐるしく交代するような印象を受けました。
2日目
良いですね。落ち着いてきたと思います。
スパイシーな舌触りとグレープを彷彿とする果実味。
≪ex2≫テキカカシードル
以前、青森に旅行した際に購入した一本。りんごを用いた「シードル」です。
だいぶ暑くなってきたので、ちょうどよいですね。
もりやま園という農園で作られた世界初の摘果を用いて造られたシードルだそうで。
りんごポリフェノールが成熟果より多く含まれているようで、一本あたりにりんご6個分のポリフェノールが含まれているようです。
なんでも、今年の2月から販売が開始されたそうで、これから広まると良いですねー。
1本570円(税別)と、他のクラフトビールなんかと比べると、どうしても割高に感じてしまいますが、設備投資等いろいろ事情があるんでしょう。
シードルの経験はほとんどないです。
色は黄金色で、ビールに近いですねー。
香
さすが発酵しているだけ、りんごの風味はあまり感じられず。
甘さ等もなく、結構ドライかなー。
ビールのホップのような風味も少し感じられます。
味
甘さは控えめ、結構ドライですね。
りんごのフレッシュな風味も、キラッと光ってます。
関係ないかと思いますが、摘果ならではの熟してない感じ。これが効果的にドライ、ベタベタしてない味わいにつながっています。
酸味も、りんごらしい酸味で、素直な酸味に感じられます。
きちんと味わって飲んだのは初めてですが、ドライで夏にはさっぱりいただけますよ。
キリンなんかも出してますが、一度きちんとしたシードルも飲んでみようかな。
ただ、値段的にクラフトビールの方を手にとってしまいそうです。
もう少し価格がおさえられれば、非常に良いお土産にもなると思いますね。
≪156≫東力士 純米吟醸 無濾過原酒 槽場直詰め ひとごこち 29BY
いいリズムで飲めてますね。とても順調です。
さて、今回は栃木県の東力士です。
昨年の年末に火入れの純大を飲む機会がありまして、カプエチ系の正統フルーティ酒だなんて印象を抱きました。
試飲した印象が良かったので、購入してましたよ。
栃木県の酒蔵ながらあまり飲む機会もない銘柄なんですよね。
槽場直詰めの火入れで、冷暗所保存で良いので保管が楽なのはありがたいですね。
グラスに注いだ感じ、フレッシュさ、活性感(シュワッとした感じ)がうかがえます。
香
カプカプフィーバー系かと思いきや、どちらかというとイソアミだなぁ。
それも、バニラよりの甘ーくとけるようなイメージ。
奥に、スパイシー・清涼感が隠れてます。
味
おお、うめーなこれ。今の僕の好みドンピシャ。
直汲み系のシュワッとしたガス感が、わずかながら心地良く感じられ非常に効果的です。
ベリー、メロンの正統フルーティ系ながら、重すぎずエキスを抽出して溶け込ませた程度。非常に、良い塩梅だと思います。
フルーティ系の味わいの波がまずやってきて、後味はドライでぴしゃりと締めます。
最近、終始フルーティというお酒がそこまで飲みたくならないので、本当に今の自分の好みにぴったりだなー。
加えて、ドライな後味に、若干ながら香ばしい醤油のような風味があるのも面白いですねー。当ブログで言うと、賀儀屋の時に感じたような風味。
ライト~ミディアムぐらいの味わいだと思いますが、とにかく飲み飽きしないです。
最近飲んだ中ではベストかも。(あくまで好み)
他の方が飲んでどう感じられるか気になりますねー。くどいですけど、個人的には本当おすすめです。
栃木県のお酒では、地味な方だと思うんで注目してみようかな。
個人的お気に入り度 91
≪155≫舞美人 山廃純米 無濾過生原酒 sanQ 29BY
さてさて、またコイツの時期がやってきました。
マイフェイバリット銘柄「舞美人」です。(そこまで種類飲んでませんが)
いまだに試飲会なんか行くと、カプカプ系酒が好みなんですが、一方酸味フィーバー系も好きで。
いいですね。この黄色いラベル大好きです。
去年のラベルと見比べると、アルコール度が2上がってるのと、酸度が上がってますね。
この辺りは、山廃で蔵付酵母ということもあり、なかなか数値は安定しないピーキーな部分があるんでしょうね。
グラスに注ぐと、黄金色ですね。うん、期待大です。
香
はい、どんぴしゃなビネガー感。あきらかに酸味が異質に立っている日本酒だと思います。
若干、スパイシーさ、木槽というのもあくまで搾りなので無関係でしょうが、ウッディな感じ。良い意味で、蔵の古ーくカビっぽい雰囲気もありますね。
味
去年は、酸っぱさが前面に出ていた気もしましたが、今年は遅れてやってきてますね。
ウッディな風味→ふくよかな甘み→香ばしい苦み→ビネガー感。といった順でしょうか。
去年より、旨みの厚みがあり風味が抜群な印象。今年の方がいかにも山廃というどっしりした旨みがあります。
その旨みの下に、芯のある苦みがサンドされているような。
ビネガー感も、今年は黒酢のような少し癖のなる印象ですね。
力強い分、中華・イタリアンなんかの方が合わせやすいと思います。
細かい部分ではだいぶ違う印象を受けましたが、全体の骨格、行き着く印象はやはり同じですねー。
おそらく難しい造りながら、よく設計されていると感じます。
去年は、グレフル・シソなんかで例えてて、確かにディティールでは同様な印象ですが、もはや「舞美人」味というような一種の世界観のあるお酒ですね。
毎年追いかけたくなる魅力があるなー。これからも期待してます。
2日目
本日はスゥイートデイ。
グッと、上品な甘みを感じられるようになりました。
もちろん酸味は健在。今日の方がフルーティと言えますね。
いやーうまい。
個人的お気に入り度 90
大阪行ってきたよ2
ゴールデンウィークは大阪に行ってきました。
ただ、あまり時間もなく日帰りの弾丸ツアー。
昼間は、道頓堀でたこ焼き食べたり、鶴橋で焼き肉を食べたり、ベタな大阪観光を満喫。
で、夕方から難波周辺で日本酒三昧。
まず、兵吾さん。
風の森特化型の立ち飲み屋さんです。
ただ、ゴールデンウィークだからか、秋津穂の純米のみしかなかったのが残念。
チェイサーが風の森の仕込み水で、これも美味でした。
通りに面しているだけあって、客層も常連さんから普通の飲んべえさんなどバラバラなのがおもしろいですね。
で、続いて徒歩すぐの「日本酒と私」さんへ。
こちらは路地裏なので客層もカップルや大人のしっぽり飲みの方が多かったです。
先に、お金をかごに置くスタイルのお店で、お酒のタイプによってグラス1杯の値段が3種類ぐらいに分かれるお店でした。
さすが店名にするだけあり、日本酒の種類は非常に豊富。
常連さんは冷蔵庫から自分で取り出してお願いなんかしていたのが非常に興味深かったですね。
グラス500円と多分こちらのお店最高級酒でしたが、お値段だけの味わいはありました。
原田はみずみずしく程よくジューシーなお酒でした。
で、ちょうど旅行前にツイッターでチェックした「サケとスミビとロシュタン」さんへ。
実はちょうど5周年で、日本酒グラス1杯400円でした。
こちらも銘柄がたくさんありましたね。正直、初見でセール中に行くのが大変申し訳なかったですが、堪能させていただきました。
お店も非常に活気があり、炭火で焼かれたお肉もおいしかったです。
若駒愛山の90 29BY
バナナ系の低精米ながら雑味のない非常に豊かな味わいでした。
小松人の水酛 28BY
水酛というと乳酸菌酸っぱいイメージでしたが、豊かな味わいとビターさが印象的。
熟成なんかもイケる味わいかと。
居酒屋では飲んだこともありますけど、今度家でやりたいですね。
菊鷹の金沢酵母。BY忘れました。
前ブログでやったやつ。
相変わらずのうまうま。抜群の塩梅のジューシーさが心地良いですね。
奥播磨の25BYの袋吊り雫酒。スペシャルスペックでしょうか。
小松人に通じる、熟成感と酒の旨みがじんわり感じられる美酒でした。
帰りには記念品までいただいて大変うれしかったです。
また大阪に来る際には、寄らせていただきたいと思います。
非常に慌ただしかったですけど、なかなか満喫した大阪旅でした。
京都、奈良も回ってみたいんですが、次は夏ですかね。
関西方面にお詳しい方ぜひ情報ください。