≪188≫澤屋まつもと 純米大吟醸 ハバタク 28BY?
まつもとのストック(もったいなくて飲めないだけ)が溜まってきたので、今年は消化していきたいと思います。
その前に、ある程度おさらいで。
東京駅のはせがわで販売していた一本です。
180mlで500円とそこまで破格というわけでないですが、ビールを買うよりはありですね。
調べたところ、機内食で提供されてるものなんでしょうか。
「ハバタク」だし。「守破離」ともまた違うラインでしょうね。
裏面が英語表記なのも、機内提供用ということなのでしょう。
香
まつもとらしい、バニラ感。ただ、弱めかな。
味
さすが、純米大吟醸ということもあって、世界観がありますね。
まず、エッジの効いた酸が感じられます。
それでいて、ゴージャス。ミントのニュアンスも。
過不足ない甘み、余韻も適度に残って消えていきます。
米のミルキーな旨みも感じられ、素晴らしい一体感のある一本ですね。
さすがに、量も量なのですぐ空っぽに。
偉そうですが、さすがな味わいでした。
偉そうですが、このぐらいはやってくれるだろうと思います。
個人的お気に入り度 88
≪187≫土佐しらぎく 純米八反錦 おりがらみ生 30BY
当ブログ初登場の土佐しらぎく。
記事にしませんでしたが、昨年美潮のきたしずくをやって、非常に好印象でした。
今年は、複数飲もうと決めている銘柄です。
たまたま、入手機会があったので、純米八反錦のおりがらみですが、どちらかというとうすにごり寄り。
あれだけ、うすにごりは苦手と言ってるので、これでダメだとおりがらみ・うすにごりは買わない方が良いですね。
開封注意とありましたが、開栓にはほとんど苦労せず。
グラスに注ぐと、そこまで発泡していないかな。
薄ーいベールをまとったように、白く濁ってますね。
香
ラムネ、カスタード、青バナナかな。
前の印象に近いと思います。
味
なかなか刺激的ですね。見た目は、発泡感ないように感じましたが、瓶内二次発酵ということもあり、ピチピチでピリピリです。
大人のサイダーですね。
最近飲んだ中だと、まつもとのうすにごりが近いですね。
あちらよりは、ドライな印象ですが。それと、かすかに、桃のような果実感。
基本的には、ドライで淡麗な造りだと思いますが、非常に良いバランスに仕立ててると思います。
(非常に良いバランスという表現が多発していますが、本当にどれも良いバランスなので笑)
オリを絡めると、僕は「厚化粧」に感じることも多いですが、非常に効果的です。
ボリュームは大きくない、むしろ小さいですが、味わいを絞って、狭い間隔の中でピシリとジューシーな風味に収めている印象を受けました。
基本的には、静かなお酒だんだけど、核心を突いていると思います。
個人的お気に入り度 90
≪186≫富久長 美穂 無濾過本生 純米吟醸 直汲み 30BY
少し間が空きました。
そろそろお花見の時期、春ということもあり春酒(ピンクラベル)が増えてまいりました。
当ブログも1本ぐらいやろうかな。(適当)
今回は、 「富久長」で知られる今田酒造本店さんの「美穂」です。
女性杜氏の今田美穂さんのお名前と掛かっている銘柄ですが、銘柄は「びほ」読みですね。
富久長は、今回が初めてです。
基本的には、純米吟醸のしぼりたて、加水、直汲みということなんでしょう。
香
りんご、マスカット。
非常にライトな香りで、フレッシュさがうかがえますね。
味
香り通り、嫌みのないフレッシュな味わい。
非常にライトで、酸味主体で甘みが追従するイメージ。
まさにリンゴジュース。
加水が非常に効果的で、味わいも丁度良いボリュームです。
特別感はないですが、高いレベルでまとめたお酒だと思います。
イメージは、春霞から、複雑味を取り除いた感じかなー。
味わいもライトなので、杯も進みますね。
飲みやすく、老若男女問わず楽しめる美酒だと思います。
個人的お気に入り度 87
≪185≫志賀泉 雪泉 純米吟醸 生原酒 30BY
某ブログ様乗っかりです。
志賀泉は初めてですね。
銘柄的には、一滴二滴のイメージが強いかな。
夏泉は、低アル生原酒ということですが、こちらも15度なんで比較的低アルに傾いた造りだと思います。
もう春が目の前に迫っているので、早く飲まないといけませんね。
香
バニラ バナナ 穏やかながら、キラキラと輝くような印象ですね。
味
べらぼうにうまい!!
軽やかな質感ながら、クリーミーに溶けていきます。
非常にモダンな造りだと思います。
アルコール度数も高くないこともあり、非常に杯が進みますね。
奇しくも瀧澤と近い印象ですね。
にごりの分だけ、瀧澤の方が重く感じましたね。その分、旨みも甘みもあるんですが、最近の僕の気分だと、こちらの方が好みですね。
シルキーな質感もありつつ、ピチピチとフレッシュさも感じられます。
書いていて、矛盾した表現ですが、一呼吸置くとドライで、スパッと締まるのも良いですね。
果実で言うと、梨、熟しかけのメロンですかね。
非常に高レベルで、今年に入って飲んだ中だと、松尾と甲乙付けがたい印象です。
こだまさんで買ったんですが、まだ販売しているみたいなのでぜひ買ってみてください。
個人的お気に入り度 90
≪184≫4ーSTROKE
日本酒ではないですが、粕取り焼酎でも。
結構、粕取り焼酎好きなんですよね。
独特の風味なので、好き嫌い分かれそうですが。
ご存知の方も多いでしょうけど、「山本」で知られる山本合名会社の4ーSTROKEです。
長い瓶のレインボー 粕取り焼酎もあります。
そっちは結構好きな味わいでした。
ラベルも結構こだわってますね。
買って気づきましたが、ブランデー樽で熟成させているようです。
香
少しだけ粕取り焼酎特有の甘い感じがしますね。
そこまで香りは感じられません。
味
非常にまろやかです。
粕取り焼酎は風味が強いものが多いのですが、こちらはじっくり味わえます。
結構、米の旨みが感じられるのも意外ですね。
熟成の段階で、風味が飛び(落ち着いて)本来の味わいが残るんでしょうか。
ウイスキーブームもあるので、もっと熟成させても面白いと思います。
≪183≫賀茂金秀 特別純米 生酒 30BY
当ブログでかねてより飲まなきゃと言っていた銘柄です。
「賀茂金秀」の特別純米の生酒です。いわゆる加水した生酒でしょう。
賀茂金秀は、飲んでないだけあって全く分かりません。
良く目にするのは、純吟の山田錦、雄町ちがい、低アル酒、桜吹雪ですかね。
いわゆる定番銘柄といって良いのでしょうか。
香
リンゴ メロン ですかね。カプよりですけど、行き過ぎた感じでもない。
(何言ってんだ)
味
フレッシュかつフルーティで非常にわかりやすいお酒ですね。
カプで甘!という訳でなく、ドライで少しジューシーな印象。
加水している分、重くなく瑞々しい印象も受けます。
果実で言うとリンゴですかね。
甘みは、表に出ない分控えめで、酸味がきゅっと締めてますね。
わかりやすいお酒と言いましたが、少しドライで、バニラ、サイダーぽい清涼感を感じる瞬間もあります。
本当、気持ち程度のミネラルとバニラですね。
スパッと軽うまジューシー。
決して派手ではないですが、わかりやすくフレッシュで満足感もあります。
買いづらさを考慮すると而今よりこっちの方が良いんじゃないでしょうか。
(最近全く飲んでませんが)
非常に良く出来たお酒だと思いますね。初心者の方はぜひ。
飲みやすいと思います。
2日目
甘さが出てきましたね。それと風味が昨日より落ちた気がします。
息の短いタイプのお酒だと思うので、ちゃっちゃと飲んだ方がよさそう。
でも、良い風味が感じられるし、軽く飲めるし良いと思います。
個人的お気に入り度 86
≪182≫瀧澤 純米吟醸 己亥 槽垂れ(にごり生原酒) 30BY
写真が暗くてごめんなさい。
長野県の瀧澤です。「鼎」でも知られる蔵元だと思います。
2月の限定の槽垂れ(にごり生原酒)です。
にごり生原酒といっても「薄濁り」程度。(蔵元のHPにも薄濁りとあります)
香
りんご マスカット メロン バニラ 。フルーティで気品ある感じ。
味
非常にエレガントですね。上品。濁りの重い感じもありますね。
リンゴの果実感ですかね。
適度に、ピリリと活性なのかアルコールの刺激。
エレガントながら、クリアで、スパッとさっぱり質感も。
あと、若干後味が渋い。
カプ系に寄りすぎないフルーティさ。
冷やしすぎない方が良いと思います。
端正なバランスのある美酒ですね。
ただいかんせん、最近薄濁り系のオリが溶け込んだお酒が苦手気味で。
ちょっと前原田のおりがらみを飲んだんですが、重くて厳しかったです。
若干、思い出す時もあったので、オリが絡んでない通常スペックの方が向いていそうですね。
2日目
香 ラムネ、カスタードの雰囲気が出てきましたね。
味 溶ける甘みに、キラキラ感。派手すぎないけど要所を抑えてますね。
りんご、桃の良い部分の果実感がちゃんと感じられます。
熟した果実の甘み、適度にジューシーで素晴らしいです。
いかんせん最近、このタイプのお酒が好みが外れていますが、それでも楽しめました。
個人的お気に入り度 86