≪190≫寶剣 純米吟醸 八反錦 生酒 30BY
いよいよ登場の宝剣。
もったいぶってた訳でもないんですが、このタイミングになりました。
言わずと知れた、広島のお酒。
個人的な印象だと、宝剣と賀茂金秀が首都圏でよく見る流行銘柄かな。
比較的ベーシックだと思う「純米吟醸の八反錦」を。
良いラベルですねー。前からオーラを感じるラベルだと思ってました。
香
弱めですね。りんご、マスカット、バニラ、バナナ。
印象を列挙するとこんな感じ。
若干カカオの印象もあります。
味
適度に甘みがあり、少しラムのように香る雰囲気も。
きっちり収めてる印象で、なかなかよいバランスだと思います。
やっぱり、首都圏で人気酒として売ってるだけありますね。
柔らかく、かつしなやか。
さすがに、おいしいなぁ。
味わいは、綺麗で、適度にフルーティに飲める王道系な印象だけど、強弱のリズムが付いて、とても良いテンポで味わえます。
さすが、のおいしさ。
個人的好みからは離れつつあるけど、一定の満足度が得られるおいしさです。(偉そうだけど)
個人的お気に入り度 86
≪189≫太平海 純米吟醸雄町 1314 30BY
昨年、とある居酒屋さんで飲んで好印象だった一本。
府中誉株式会社さんの「太平海 1314」です。
「太平海」「渡舟」の銘柄で知られる蔵元ですが、僕は未飲です。
いわゆる低アル原酒ですが、二番煎じ感は否めず。
1314は、(アルコール)13(度)14(号酵母)という意味なのは皆さんも一目瞭然でしょう。
ちなみに、1314は中国の若者の中で、「永遠」という意味(当て字)があるそうで、そこまで意図して付けられていれば面白いですね。
香
マスカットに、セメ。ややバニラ。
火入れ?らしく、弱めの香りです。
味
なかなかモダンな造りですね。
適度にサイダーのような清涼感、さっぱり感、酸味が心地良いです。
柑橘(特にレモン)のさっぱりした酸味。
味わいの余韻が短いですけど、ジューシーさも感じられ、好印象。
タイトにそぎ落とされて、磨かれた味わい。
まつもと、あべみたいに、モダンの最先端な味わいには、まだ追いついていないと思いますが、非常に努力の感じられるお酒だと思います。
思い切って1314シリーズ(米違い、酵母違い)の展開があっても面白いと思いますね。
個人的お気に入り度 86
≪188≫澤屋まつもと 純米大吟醸 ハバタク 28BY?
まつもとのストック(もったいなくて飲めないだけ)が溜まってきたので、今年は消化していきたいと思います。
その前に、ある程度おさらいで。
東京駅のはせがわで販売していた一本です。
180mlで500円とそこまで破格というわけでないですが、ビールを買うよりはありですね。
調べたところ、機内食で提供されてるものなんでしょうか。
「ハバタク」だし。「守破離」ともまた違うラインでしょうね。
裏面が英語表記なのも、機内提供用ということなのでしょう。
香
まつもとらしい、バニラ感。ただ、弱めかな。
味
さすが、純米大吟醸ということもあって、世界観がありますね。
まず、エッジの効いた酸が感じられます。
それでいて、ゴージャス。ミントのニュアンスも。
過不足ない甘み、余韻も適度に残って消えていきます。
米のミルキーな旨みも感じられ、素晴らしい一体感のある一本ですね。
さすがに、量も量なのですぐ空っぽに。
偉そうですが、さすがな味わいでした。
偉そうですが、このぐらいはやってくれるだろうと思います。
個人的お気に入り度 88
≪187≫土佐しらぎく 純米八反錦 おりがらみ生 30BY
当ブログ初登場の土佐しらぎく。
記事にしませんでしたが、昨年美潮のきたしずくをやって、非常に好印象でした。
今年は、複数飲もうと決めている銘柄です。
たまたま、入手機会があったので、純米八反錦のおりがらみですが、どちらかというとうすにごり寄り。
あれだけ、うすにごりは苦手と言ってるので、これでダメだとおりがらみ・うすにごりは買わない方が良いですね。
開封注意とありましたが、開栓にはほとんど苦労せず。
グラスに注ぐと、そこまで発泡していないかな。
薄ーいベールをまとったように、白く濁ってますね。
香
ラムネ、カスタード、青バナナかな。
前の印象に近いと思います。
味
なかなか刺激的ですね。見た目は、発泡感ないように感じましたが、瓶内二次発酵ということもあり、ピチピチでピリピリです。
大人のサイダーですね。
最近飲んだ中だと、まつもとのうすにごりが近いですね。
あちらよりは、ドライな印象ですが。それと、かすかに、桃のような果実感。
基本的には、ドライで淡麗な造りだと思いますが、非常に良いバランスに仕立ててると思います。
(非常に良いバランスという表現が多発していますが、本当にどれも良いバランスなので笑)
オリを絡めると、僕は「厚化粧」に感じることも多いですが、非常に効果的です。
ボリュームは大きくない、むしろ小さいですが、味わいを絞って、狭い間隔の中でピシリとジューシーな風味に収めている印象を受けました。
基本的には、静かなお酒だんだけど、核心を突いていると思います。
個人的お気に入り度 90
≪186≫富久長 美穂 無濾過本生 純米吟醸 直汲み 30BY
少し間が空きました。
そろそろお花見の時期、春ということもあり春酒(ピンクラベル)が増えてまいりました。
当ブログも1本ぐらいやろうかな。(適当)
今回は、 「富久長」で知られる今田酒造本店さんの「美穂」です。
女性杜氏の今田美穂さんのお名前と掛かっている銘柄ですが、銘柄は「びほ」読みですね。
富久長は、今回が初めてです。
基本的には、純米吟醸のしぼりたて、加水、直汲みということなんでしょう。
香
りんご、マスカット。
非常にライトな香りで、フレッシュさがうかがえますね。
味
香り通り、嫌みのないフレッシュな味わい。
非常にライトで、酸味主体で甘みが追従するイメージ。
まさにリンゴジュース。
加水が非常に効果的で、味わいも丁度良いボリュームです。
特別感はないですが、高いレベルでまとめたお酒だと思います。
イメージは、春霞から、複雑味を取り除いた感じかなー。
味わいもライトなので、杯も進みますね。
飲みやすく、老若男女問わず楽しめる美酒だと思います。
個人的お気に入り度 87
≪185≫志賀泉 雪泉 純米吟醸 生原酒 30BY
某ブログ様乗っかりです。
志賀泉は初めてですね。
銘柄的には、一滴二滴のイメージが強いかな。
夏泉は、低アル生原酒ということですが、こちらも15度なんで比較的低アルに傾いた造りだと思います。
もう春が目の前に迫っているので、早く飲まないといけませんね。
香
バニラ バナナ 穏やかながら、キラキラと輝くような印象ですね。
味
べらぼうにうまい!!
軽やかな質感ながら、クリーミーに溶けていきます。
非常にモダンな造りだと思います。
アルコール度数も高くないこともあり、非常に杯が進みますね。
奇しくも瀧澤と近い印象ですね。
にごりの分だけ、瀧澤の方が重く感じましたね。その分、旨みも甘みもあるんですが、最近の僕の気分だと、こちらの方が好みですね。
シルキーな質感もありつつ、ピチピチとフレッシュさも感じられます。
書いていて、矛盾した表現ですが、一呼吸置くとドライで、スパッと締まるのも良いですね。
果実で言うと、梨、熟しかけのメロンですかね。
非常に高レベルで、今年に入って飲んだ中だと、松尾と甲乙付けがたい印象です。
こだまさんで買ったんですが、まだ販売しているみたいなのでぜひ買ってみてください。
個人的お気に入り度 90
≪184≫4ーSTROKE
日本酒ではないですが、粕取り焼酎でも。
結構、粕取り焼酎好きなんですよね。
独特の風味なので、好き嫌い分かれそうですが。
ご存知の方も多いでしょうけど、「山本」で知られる山本合名会社の4ーSTROKEです。
長い瓶のレインボー 粕取り焼酎もあります。
そっちは結構好きな味わいでした。
ラベルも結構こだわってますね。
買って気づきましたが、ブランデー樽で熟成させているようです。
香
少しだけ粕取り焼酎特有の甘い感じがしますね。
そこまで香りは感じられません。
味
非常にまろやかです。
粕取り焼酎は風味が強いものが多いのですが、こちらはじっくり味わえます。
結構、米の旨みが感じられるのも意外ですね。
熟成の段階で、風味が飛び(落ち着いて)本来の味わいが残るんでしょうか。
ウイスキーブームもあるので、もっと熟成させても面白いと思います。