日本酒愉快者ブログ

日本酒が好きな30代。最近は色々飲んでます。

≪2≫篠峯 純米生原酒 押槽無濾過生酒

*こちらは12月に飲んだお酒の記事です。

 

日本酒好きを自称して生きてきましたが、実は2016年12月まで篠峯を知らずに生きてきました…

その反動か、ここ3ヶ月ほどでこちらを含め3本購入しております。とても好きです。

 

 

f:id:funacky1988:20170219110704j:plain

 

 その一本目がこちら。上述しているように12月に購入し、11月の製造なので新酒第1段のお酒でした。

 

 これぞ日本酒というようなラベル。

 今でこそ、この他にろくまるシリーズや櫛羅や田園ラベルシリーズがあることは知っていますが、最初手を取った時はどんなお酒なのか全く想像できませんでした。

 

 お酒を絞る際の最後の部分、責めということですがいかがでしょうか。

 それにしても、720mlで1050円(税抜)って価格破壊すぎますね。

 湯長酒造さんにしろ、こちらの千代酒造さんにしろ、非常に良心的な価格で良質なお酒を醸されている蔵元さんです。奈良県恐るべし。

 

 香:さわやかな香り、うっすら酸味を感じさせる香りですね。そこまで強くないです。

 

 味:含むと優しい酸味が舌を駆け巡ります。甘みは控えめで、脇役として少し主張するくらい。ちりちりと舌を刺激して、そのまま膨らまずにスパッと切れます。

  非常に軽快でうまみは決して大きくないんですが、しっかり内側に芯があるような味わいでした。

  責めらしさというか、味わいが多少堅かったり、多少の苦みもありますが、新酒にきっちりとここまで味わいを出し、なおかつ非常に安価で販売する訳ですから、そのご努力に頭が下がります。

 

 2日目には、1日目より甘みが出てきたような香りで、マスカットやバニラを思わせる部分もありました。

 軽快さで、上品な甘みが主張するようになりました。キレ味は相変わらず抜群で、少しサイダーを思わせます。この上品な甘みと酸味のバランスが逸脱だと思います。

 

 3日目には、更に味わいが混ざり合い、マーブル状に溶け合うように感じました。

 

 

 3ヶ月後の今では好きな銘柄になるまでになるきっかけとなった一杯。

 これからも注目しています。 

 

 個人的好み:80/100

 名称:篠峯 純米生原酒 押槽無濾過生酒 
 精米歩合:65%
 使用米:不明
 アルコール度:16%~17%

 スペック:無濾過生原酒

 日本酒度:不明

 蔵元情報:千代酒造株式会社
 購入価格(税抜):1050円/720ml