≪61≫花巴 山廃純米大吟醸 Splash
前回の宣言通り、今回は花巴です。
山廃に加え、水酛と呼ばれる古くからの造りをされる蔵として有名ですよね。
あと、蔵付きの酵母を使用していることでも知られております。
定番の水酛にしようか迷ったんですが、せっかくなので夏仕様と思われるこちらの銘柄に。
山廃の純大で、活性にごりはおそらく初めてかなぁ。
ドキドキです。+
見るからに、明るく、それこそオレンジのような柑橘さを連想させるパッケージ。
ちなみに、、
僕が今までいただいた中で開栓注意とあるお酒がかなりありましたが、気を付ければ全然大したことがないお酒ばかりでしたが、久しぶりにこちらのお酒はこぼしそうになりました。
くれぐれも開栓時にはお気を付けください。
瓶内二次発酵の威力おそるべし。
べたですが、スパークリングワインのようなきめ細やかな泡が。
香:
にごりらしい風味っと少しバナナ、明るい酸も。これが柑橘っぽいですね。
味:
直汲み系のガス感とは違う、確かな炭酸を感じますね。
一気に炭酸とちょこっとした旨味を感じ、次いで明るい柑橘(グレフル)の酸味が。
これが非常に清涼感を演出してくれます。
甘みがちょこんと顔を出すかと思いきや、ざーっと流れていきます。
山廃であったり、にごりのどっしりした旨味はないですね。
旨味だったり風味をアシストする程度です。
非常にさっぱりしてます。
ただ、後味がやや渋いかな。味わいがざーっと流れた後なので、ここがマイナス。
結構目立ちますし、飲む回数を重ねていくとだんだんつらくなってきます。
スプラッシュという名前だけあり、水しぶきが流れていくような清涼感は確かに感じられました。
夏のどうしようもなく暑い日の一杯目におススメです。
3日目
非常に炭酸が元気ですね。さすが瓶内二次発酵といったところでしょうか。
香りは前回同様。
味わい自体もよい意味で崩れませんね。
乳酸菌飲料風の明るい酸味とチリチリとガス感も良いです。
ただ、今日も後半部分の渋みがいまいちですね。
初日より気になるかもしれません。
4日目
相変わらず炭酸は元気に。
瓶底にたまるオリが多くなったせいか、ミルキーに。
その分、酸味の主張が控えめになりました。渋みも抑えめに。
ただ、こうなると特徴の1つの酸味がない分、やや平凡になったかなぁと。
非常に個性的な銘柄で、ラベル通りの味わいでした。
ただ個人的な好みとは外れますが、日本酒の可能性を広げてくれる一杯に間違いはないかと思います。
個人的お気に入り度:82
名称:花巴 山廃純米大吟醸 Splash
精米歩合:50
アルコール度:16%
使用米:吟のさと
蔵元情報:美吉野醸造 株式会社
購入価格(税抜):1,600円/1,800ml