≪90≫大治郎 純米大吟醸 生酒 28BY
今回は、滋賀県の大治郎です。
そろそろ、ひやおろしも本気でやらなきゃとも思っていますが、がっつり味の乗った生酒が気分。
とある酒屋さんで、含み香のあるお酒でセレクトしていただいたのがこちら。
外でも、家でも初。
日本酒度、酸度に加え、米の生産者の記載があるのが非常に丁寧で、好印象。
前面には主張していませんが、さりげないこだわりがうかがえます。
香
リンゴを思わせる軽快なフルーツぽさに、ぴりっとしたアルコール感。
少しの酸味も感じられます。
確かに、強く香るお酒ではないですね。
味
透明感のある綺麗なお酒だな、純大ぽいなという第一印象から一転、ガツっと濃厚な甘みが舌に絡んできます。
濃厚ですが、重すぎず心地良い甘み。酸味も明るく、甘みに伴ってやってきます。
甘さ自体は、萩乃露だったり、太陽に近いような、ガッツリしたもの。
この辺は、西のお酒らしくパワフルで、ボディのしっかりしたお酒ですね。
これはおいしいです、含み香から来るフルーティさ、日本酒らしい甘さをしっかり感じます。
温度帯が上がってからはもちろんですが、冷酒の段階からきちっと感じられる甘さです。
綺麗な酒質で、軽さ・舌触りは大吟醸らしいですが、味わいの芯・膨らみ方が素晴らしい。
単純な比較はできませんが、こういった味わいの変化が前回の飛露喜と比べると、この大治郎に軍配かな。
(もちろん、目指している酒質が違うと思いますので、単純比較はできませんが)
でも、こういった味わいのラインは好きです。
お酒単体でもスルスル行けてしまう、危険なやつです笑
2日目
今日はきれいめライン。
含んだ味わいはしっかりとしてますが、初日を知っていると物足りないですね。
もちろん、2日目も美酒に感じますが、面白い。
トリプルAみたいに化けるタイプもあれば、こういうタイプもある。
いやー大治郎面白いお酒でした。
これは、また来年やらないといけない課題酒になりますね。
やや値段面は気になりますが、山田をこれだけ磨いて出すにはこのくらいはかかってしまうと思います。
おすすめです。
個人的好み:88/100
名称:大治郎 純米大吟醸 生酒
精米歩合:45
使用米:山田錦
アルコール度:17.5
スペック:純米大吟醸、生酒(原酒らしい?)
蔵元情報:畑酒造有限会社
購入価格(税抜):2150円/720ml