≪109≫上喜元 大吟醸 山田錦 あらばしり活性生酒
今回は、言わずとしれた「上喜元」です。
ちょうど日本酒を飲み始めた頃、行きつけの酒屋さんが鬼のように勧めていた銘柄で、初心者の僕に日本酒とはなんぞやというのを教えてくれました。(という気がする。)
今回は、大吟醸(精米35)ということで、このブログでここまで磨いたものは初めてかな。加えて、久しぶり(鍋島以来)のアル添酒です。(特別、純米好きってわけではないですが)
また、このスペックで一升瓶で5,000円という破格の安さ。
銘柄自体久しぶりですが、相変わらずのトラディショナル系のラベル。
おりは、ビン底指2本ぐらいですね。
さていただきます。
せっかくので、上澄みからいただきます。
香 イソアミとカプエチの良いバランスの香り
味 あらばしり部分ということもあり、スパイシーでほどよい刺激感ですね。
サプライズはないですが、非常に綺麗で飲みやすいですね。
撹拌すると、活性化してきますね。
香 クリーミーさが加わり、少しチーズっぽい発酵臭も。
味
若干癖のなるオリの風味に、サイダーのような清涼感。
甘みは存在感はありますが、わき役に徹していますね。
また、こちらも控えめながら、旨味の存在感は十分です。
ただ気になるのが若干渋い点。
千代むずびのにごりに通じる点として、結構おりが重いおりなのでちょっとくどく感じてしまいます。
ただ、千代むすびより甘みはスリムで、癖も控えめ。
米のミルキーさ、メロンぽさですかね。
全体的に卒なくまとめましたという印象ですね。
サプライズという点では控えめ。ちょっと一升瓶だと飽きちゃうかなー。
3日目
かなり活性化されてますよー。
やっぱりオリ由来のクリーミーさ主体。つたない表現だと、カルピスソーダ(微炭酸)といった印象。
にごり系のお酒を数種類扱いましたが、奈良萬がずば抜けて好きで、他はいまいち。
個人的ににごりは得意分野ではないですね。
本当、気持ちのオリが絡む程度が一番好き。
個人的お気に入り度 83(値段を考慮して)