≪111≫玉旭 ECHOES 酒母搾り 純米生原酒 29BY
作の記事の時に、29BYはひと段落と書きましたが、誘惑に負け購入。
富山県玉旭酒造の玉旭ECHOESです。
購入先は府中の中久本店さんで、以前より気になっていた銘柄。
当ブログ的には初富山県のお酒かな?
非常に楽しみで、店頭ではラスト1本でしたよー。
バックヤードにはあったのかもしれませんが。
透明な瓶ということで、黄金色が際立ちますねー。
裏ラベルから低アル酒ということがうかがえますが、新酒の時期に低アル酒を出してくるっていうのもおもしろいなぁ。
さてさて、
香
明るいセメダイン臭に、若干の酢、ビネガーぽさ・
リンゴ酢かな。奥でバニラがきらっと輝く。
味
ああ、おもしろいですね!!
はっきりとした酸味。柑橘、レモンかなぁ。
香りの通り、リンゴ酢的、酢のようにも。
酸味が主役で派手に伸びますよ。
甘み、旨味も感じられますが、酸味が主役でわき役に徹しますね。
酸味が、じんわり舌に広がるし、きちんと深みのある酸味なので、飲んでいて満足感が非常に高いです。
味わい自体はドライに切れていきますが、酸味の余韻が程よくあるので、これもグッド。
酸味主体のお酒でいうと、舞美人なんかよりは果実感、甘みがしっかり。
あべのレグラスよりはビビッドに、はっきりとした酸味の主張を感じます。
低アルコールでいうと、上述のレグラスとか残草蓬莱のクイーンが思い出されますが、やっぱり低アル特有の味わいの出力の弱さを感じてしまうんですよね。
対して、この玉旭は味わい自体のスケール感は通常のお酒に引けを取らないです。
白ワイン的とも言えますが、安い白ワインにありがちなうすーい酸味に、若干の渋さみたいな感じでは全然なく。
日本酒でありながら、うまく白ワイン的要素を取り入れていると思います。
(まったくワイン詳しくないです。)
いやー素晴らしいですね。
個人的にはサプライズでした。蔵元自体どういうお酒を主軸に置いているかわかりませんが、これは非常に興味深いですね。
さすが、感想日誌さんやっぱり先駆者の目の付け所はすばらしいです。
2日目、3日目ともに力強さは健在で、崩れませんでした。
うまい!!
個人的お気に入り度 89