日本酒愉快者ブログ

日本酒が好きな30代。最近は色々飲んでます。

≪153≫稲村屋 仕込み第17号無濾過無調整 純米吟醸生原酒 タンクNO35 29BY

実は、ちょっと前青森県に行って参りまして。

そのときに酒屋さんで購入したお酒です。

 

首都圏在住ですと、青森といえば田酒、豊盃、陸奥八仙、最近は鳩正宗でしょうか。

青森県の方には大変申し訳ないですが、山梨県民からすると想像を絶する過酷なマチだなという印象です。

気温だったり、風だったり。そんな風土を感じたので、そこで造られるお酒を感じるバッグボーンを少しは学べたかなと思いました。

 

さて、できれば首都圏では飲めないものをということで、何本か買ってきました。

まずはこちら。

 

「稲村屋」です。ご覧いただいて分かる通り、タンクに番号を振って販売するという割と最近の手法ですよね。

鳴海醸造店さんの屋号を銘打った銘柄ということのようです。

 

 

 

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果実に例えるならリンゴでしょうか。辛さを感じる香りと奥にフレッシュさとサイダーっぽい清涼感が。

 

あれれ、意外と舌触りがとろんとしてますね。もう少しさらっとしてるような香りの分意外でした。

その割に味わい自体はソフトです。やはり、最初のイメージ通り辛口なお酒ですが、薄化粧な甘みとボディの割にすっきりしているので、スルスル飲めますね。

すっきり感は、味わいのさらっとしてる部分と、後味でキレる部分から来ているでしょうか。

やはり味わいもリンゴでしょうかね。少しとろんとしている部分がトロピカル、桃かなー。その辺の熟してとろーっとした感じが出てます。

酸味も程よく出ているので、その辺はリンゴぽいですかね。

辛口なお酒ですが、辛口だけに偏らない良いバランスだと思います。

 

なんでも風土に結びつけるのはいかがかと思いますが、青森の厳しい風土が良く表われたお酒だと思います。

よく「じょっぱり」という単語が青森のお酒でありますけど、そういうイメージが垣間見えますね。

 

 

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84