《167》酉与右衛門 阿波山田錦50%精米 純米吟醸びん囲い 29BY
新酒に続いて課題酒をやっていきましょう。
岩手県の酉与右衛門です。
「よ」の漢字が出てこない銘柄ですね。
夏に夏ぎんがの生原酒を飲んですごくイメージが良かったので。
低アルコールながら、味わいをしなやかで爽やかでした。
この銘柄は、どのくらいの位置づけになるのか分かりませんが、720mlで2100円超えなので味わいのハードルは上がります。
あ、水色瓶なんですよね。ちょっと心配。
直汲み、びん囲いという辺り、造りにも手間がかかっているのがうかがえます。
香
透明感、水っぽいクリアな雰囲気、カスタードの甘みがうっすら漂っています。
味
香り通り、非常に透明感のある味わい。癖がないですね。
徐々に甘みと酸味が感じられます。
個人的には、青色瓶の影響というのは感じられないです。
後味で、若干の直汲みらしいガス感。さすがにこの時期なので、落ち着いていますね。
ライトな甘酸っぱさ、甘夏のようなシトラス系のフルーティさ。
いわゆる、生原酒のどっしりとしたうまみはなく、夏ぎんがに通じるようなライトさが素晴らしいですね。
夏ぎんがよりも甘さがきっちり乗っていると思います。
水のような癖のなさに、甘酸っぱさがきっちり感じられ、うまみが詰まっていない、ふわふわと柔らかさが素晴らしいです。
まだ、2銘柄しか飲んでませんが、オリジナリティのある味わいで素晴らしい銘柄だと思いました。
個人的お気に入り度 90