≪195≫超群 純米生原酒 八反錦 30BY
広島県 生熊酒造株式会社さんの「超群」です。
お初銘柄で、失礼ながら広島県の銘柄としては、知名度はまだまだかと思います。
生熊酒造の創業は慶応元年。
現在のブランドである『超群』は昭和元年に誕生。
蔵では、カルスト台地の湧き水を仕込み水に、蔵の井戸から汲み上げる城山の水を割り水に使用し、米は比婆の酒造好適米。まさに、大地が育んだ東城の清酒です。
日本酒は、世界でも類を見ない手作りの醸造技術に支えられる酒である以上、造り手のこだわりや思いが、その味ににじみ出ていることも事実であります。酒は味わってみないことには旨さも味もわかりません。
蔵元HPhttp://ikumashuzo.com/からの転載です。
香
マスカット、バナナ、バニラでしょうか。
香りの表記はモダン系の書きっぷりですが、どちらかというと伝統的な印象を受けます。
味
結構、良いですね!良い仕立てだと思います。
ほどよくフルーティさもあり、ふくよかな米の旨み。
後味に従って、じわっとアルコールっぽさ。それと、渋みですかね。
若干のミネラルも。賀茂金秀の雰囲気ですね。
さすがに、あちらの方がモダンというか、飲みやすいですが、こちらもなかなかイケます。
賀茂金秀より、日本酒らしいというか、古くさいというか。
火入れすれば、多分辛口男酒になるんじゃないかなーと妄想も。
入りは、とてもキレで滑らかなんですが、飲み応えはきちんとあります。
良い意味で、喉に引っかかるというか、酒を飲んでる満足感を演出してくれますね。
いやーなかなかレベル高いと思います。
あまりお目にかからない銘柄なので、不安もありましたが良いお酒だと思いました。
個人的お気に入り度 84