日本酒愉快者ブログ

日本酒が好きな30代。最近は色々飲んでます。

≪210≫悠 純米酒 舞風

完全お初銘柄。

群馬県沼田市の永井本家さんの限定銘柄 悠です。

永井本家さんはの主な銘柄は、利根錦ということで、こちらも存じ上げず。。

おそらく扱っているお店も少ないと思いますが、高橋与商店さんで購入しました。

 

悠銘柄は、5代目の永井悠介さんが立ち上げた銘柄で、おそらく先端的な試みであったり、力を入れた造りをするということだと推察しております。

実際に袋搾りをしているあたり、結構な手間暇がかかりますし。

 

また、米の品種の舞風は、群馬県農業技術センターで育成された新品種で、舞風ブランドを保証するために

1.舞風を100パーセント使用

2.精米歩合を60パーセント以下

3.酒質を「特定名称酒」にすること

4.県産酵母を使用すること

が条件とされているようです。

 

舞風の造りは、9年目ですが、悠では初めての取り扱いということで。

初めて飲む銘柄の、初めての造りということでどんなお酒が楽しみ。

 

 

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キリッとした立ち香。そこまで強くないですね。

 

いいですねぇ。結構酸味を立てて主役にしたお酒。

失礼かもしれませんが、洗練されすぎず、少し土?田舎くささみたいなもの感じられますが、それもアクセントとなって良いです。あまりきれいで雑味というのを嫌うお酒もあると思いますが、こちらのタイプのお酒には合っていると僕は思います。

味わいもタイトに、酸味と甘みが中くらいに感じられる程度、すっきり仕上げてます。

ミネラルを感じるタイトな上地に、コクも下地にしっかり感じられます。

後味は、きれいにキレていきますが、渋みもうっすら残りそれもアクセントに。

加水はしていると思いますが、味わいもちょうど良いバランスで、スルスルいけてしまいますので、飲みすぎ注意。

 

ラベルであったり、永井悠介さんの若さだったり、流行系もしくはぶっとんだものを想像してましたが、そのイメージの反面、特徴的ですが実直な味わいのギャップが、新鮮な驚きでした。

 

 

 

 

_____袋とじ_________________

 

永井悠介さんを検索したところ、出羽桜で研修された後、帰蔵したとのことで、出羽桜というところが良いですよね。

出羽桜も極々たまになので、わからないですけど、味わいの系統は似ているのかな。

今度機会があればいただいてみたいです。

 

日本酒業界の勢力図はわからないですけど、販売力あるお酒造るとしたら、それこそ「獺祭」とか、「〇〇」(浮かばなかった笑)とか行きそうなものなのに。

いかんせん日本酒業界は、「若き天才」とか「有名蔵で修業」みたいなものに踊らされてるような気もします。まぁ、その方が蔵元も、販売店も売りやすいので仕方ないと思いますが。

それで味わいも流行で、高レベルでまとめれば、それは売れるでしょう。

 

という傾向を感じているので、この銘柄の味わいだったり、背景は非常に興味深かったですね。