≪233≫東鶴 槽搾り純米酒 R2BY
当ブログ初登場の東鶴です。しかもレギュラー商品でなく、イレギュラー商品。
主題からは逸れますが、実は日本酒飲み始めた頃(7年ぐらい前か)の初心者時期に飲んだ印象がある銘柄で、それ以降なぜか手に取っていない銘柄です。
久しぶりに飲むのにイレギュラー酒ですが、まぁご勘弁を。
ラベルは、福岡のアーティスト「沖賢一さん」によるもので、通常商品とは違うっていう表れなんでしょう。
香
梨や米、またはバナナでしょうか。火入れということもあり、強く香るタイプではないです。
味
梨だったり、米の素直な旨味、甘味が感じられます。
酸味はちょこっとあり、非常にクリアな旨味。
旨味がふんわり膨らみ、じわっと溶け出すような感じ。
辛口というだけあって、綺麗に流れ、余韻はわずかに残ります。
香るお酒が好みではなくなった最近の僕の好みにはピッタリ。
完全に失礼ですが、こういったベクトルで造られても良いのでは?という出来ですね。
ちょうどよい熟し具合ですね。フレッシュさも残しつつ、甘味、旨味もちょうどよいタイミングで止めているような。まだ、青々しい部分もありますけど。
地味ウマ系ですけど、食中酒にはピッタリです。
これだけ首都圏に出しているだけあって、実力のある蔵元なのは当然なんでしょうが、正直ビックリしてます。
今の売れ線とは異なるような、真っ当に酒の旨味、すっきりさに向き合ったお酒です。
着飾らない、等身大の旨味といいますか。
レギュラーも飲んでみたくなりました。近々飲んでみたいと思います。