≪234≫夜明け前 純米吟醸生一本 しずくどり R2BY
東鶴に続いて当ブログ初登場の夜明け前。
正直、結構色々なお店で拝見しておりますが、なぜか惹かれることがなく。
今回も店頭で見かけましたが、(こういう書き方は失礼ですが)なまっぴ様がおススメしていたのが印象的で、この機会を逃すと当分買うことはないだろうなーと思い、購入しました。
かなりオールドスタイルなラベルだとは思いますが、字の部分だけ色付けするセンスが個人的にツボ。いわゆるラベル色違いの銘柄名ドーンというスタイルより好きかもしれません。
香
当ブログでは長らくベリーと表現していましたが、一般的にはメロンといった方がふさわしいかもしれません。(今まですみません。)
ベリー、メロンですね。やや化学的?かき氷シロップのように香っている気もしますが、まぁ許容範囲でしょう。
味
ビン底にうっすらオリが。かなり細かいパウダータイプ。
意図的に絡めているかどうかはわからないですが、しずく取りで自然に混ざったという感じでしょうか。
非常に出来の良いフルーティ酒ですね。意外と軽快でありながら、クリア。繰り返しますが、フルーティな香りのわりには意外と軽いです。
メロン主体のフルーティ系ながら、パインのようなトロピカルさも。
で、かなりキレる味わいなので、ダレないのも好印象。
非常に素晴らしいバランスです。長野県だと、鼎とか近いタイプかもしれません。
当然意図されているんでしょうけど、加水+オリの具合も最高です。
正直、最近の好みとしては、これ以上濃いと飲み疲れてしまいます。
そういった意味でも、味わいのボリュームを非常に上手く調整されているなと。
真っ当なフルーティ酒。
テクニカルに走りすぎておらず、ほどほどに熟したメロンですね。
明るい酸味も素晴らしいです。ダレないと書きましたが、後味がくどくないのも好印象ですね。
いやー素晴らしいお酒でした。お世辞抜きでおいしかった。
やはり、日本酒ブロガーさんが勧めるお酒に間違いはないなぁと感じさせられました。
最近、こういった真っ当なフルーティ系は少し避けていたんですが、たまには飲みたいなーと思っていたところに、素晴らしいお酒に巡り合えました。
日本酒は嗜好品なので、値段を言うのは野暮ですが、四合で1,700円(税別)なので、少し割高ですが、値段の価値はありますね。
いや、本当もっと色々飲まないといけないですね。