日本酒愉快者ブログ

日本酒が好きな30代。最近は色々飲んでます。

≪232≫天寶一 八反錦純米大吟醸直汲生原酒 R2BY

お久しぶりの天寶一

記事にはしなかったと思いますが、一度蔵元にお邪魔する機会もあり良い思い出のある蔵元です。

山梨県甲府市に全国の中堅どころのお酒を扱う酒屋があるんですが、本当こういった銘柄を扱ってくれるんでありがたいですね。

他県の酒屋さんばっかり紹介して、内心申し訳ない気持ちにもなるので、今度紹介してみようかな。

 

天寶一といえば、ハンコのような天寶一がドカンと鎮座するラベルのイメージですが、こちらは謎なイケメンが入り込んでますね。

裏ラベルには飲食店限定ということで、本来は飲食店応援の意味で販売しているお酒だけど、良いのかな、、今は飲食店もなかなか飲酒の提供が難しいですもんね。

 

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リンゴ、ややセメダインの香

 

強めの味わいにどっしりした甘味。とろーっとしたテクスチャー。

やっぱり広島県のお酒が好きですね。

直汲みというだけあり、ざらざらした舌ざわり。ガス感ともまた違う活性感。

非常に純度の高い甘味と、クリアな味わいが同居してます。

(純米)大吟醸だけあり、繊細さもあるんですが、それ以上に甘味とクリアに広がるうま味が素晴らしい。

リンゴで、完熟したリンゴ。原酒で16度なので、比較的低めだとは思いますが、これだけ強い味わいが出せるのかといった感じ。

究極の食中酒を目指すという蔵元のコンセプトということですが、こちらの一本に関しては、邪魔をせずきちんと主張する味わいが印象の一本でした。

前飲んだ中汲みはもう少しクリアで、ライトな味わいでしたね。

 

それにしてもおいしかったです。ちょくちょく広島のお酒は飲まないといけないなと思いましたし、特に天寶一は本当に僕の好みだと思います。

≪231≫醸し人九平次 LaMaison 山田錦

当ブログ初登場の九平次。なんて体たらくでしょう。

九平次はどうせなら良い米のお酒が良いと思い、その前に普通の飲まないとと思い、結局買わないという。

加えて、九平次がある店は、大抵まつもともあるので、まつもと買っちゃうんですよね。

 

こちらの「LaMaison」はフランス語で「家」という意味があり、コロナ禍の収束を祈ってリリースされているシリーズで、山田錦と雄町があります。

ベーシックな山田錦でいきましょう。

 

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デイリー酒ということなんでしょうが、いかがでしょう。

 

メロン、米のミルキーさがうっすら。

 

さすが九平次、火入れでありながら、うっすらのガス感。

タイプはモダン系なんでしょうが、意外とチャーミング、甘めですね。

ただ、最初は甘さが印象に残りますが、酸味が良いアクセントかも。

ただ酸っぱすぎず、かんきつ?少し軽い酸味。

あとは、梨というのかな。クリアな果実感。

米のミルキーさもありますが、全体的にはクリアで、かつミネラルさもあります。

ただ、主役はチャーミングな甘味と、軽い酸味かなぁ。

総じて高いバランスですが、逆に印象には残りづらそう。

ただ、肩を張らずにこれだけのお酒が日常で飲めたら幸せでしょうね。

 

おいしいんですけど、こちらの蔵元の実力が出るのは、良いお米を使ったシリーズかなぁとも思いますね。

酒米は違うけど、カマルグとか協田とか、いつになるかはわかりませんが、飲みたいと思います。

 

≪230≫笑四季 Sensation BLUE R2BY

もはやいつ以来の笑四季でしょうかね。以前飲んだのはセンセーションの白だし

(後から見返したけど、記事にしてなかったですね。記憶力がゼロ。)

いかんせん、銘柄のバリエーションがありすぎて、追えないというか、手に取りづらいというのが正直な印象。

調べてみたら、以前は滋賀県限定で出荷されていた青verとのことですね。

 

話は逸れますが、薄青瓶問題はどうなったんでしょうか。

なんて、この瓶の色を見て思い出しました。笑四季は、新政と交流があったような、なんて思ったら、こちらの瓶は透明な瓶に青色で塗装?しているタイプでした。

さすが。

 

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購入したお店の方は「すっきりしてますよ」とおっしゃってましたがいかがでしょうか。

 

バナナ、カスタード系。あとメロンか。

 

いやーさすがにおいしいですわ。

まずは、すっきりしてフルーティな印象。これが不味いって人はいないと思う。

甘味と酸味のバランスは抜群に良く、しつこ過ぎずすっきり。

磨いているとはいえ、味わいは比較的豊か。綺麗という感じではない。

雑味はないけど、甘味と酸味とうま味はキチンとある感じ。

華やかではないけど、ジューシーというか。

果実感?メロンかぁ、もありますね。

 

白はおりがらみだったせいか、もう少し柔らかくミルキーな味わいだった記憶ですが、青も非常においしいです。

コンセプトに応じて、造り分けができているんだなぁと連想させてくれます。

 

今年飲んだ中でも個人的には結構お気に入り。

 

 

≪229≫笑亀 純米しぼりたて無濾過生原酒 R2BY

この間長野県旅行で蔵元で購入したお酒です。(続く)

思えばこの蔵元の笑亀銘柄を飲むのは初めて。

過去の銘柄の印象はとても良かったので、こちらにも期待しております。

 

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以前の銘柄にも通じる、派手に香るタイプではなく。

うっすらメロン、マスカット。あと米のミルキーさでしょうか。

 

新酒なので当然ですが、まだ若いですね。

香り通りですが、メロン系の果実味とどっしりしたうまみ。

若いと表現した通り、まだ荒い印象。(そりゃそうか)

味わいが乗り切っていないので、旨味や甘味もそれなりに感じられますが、なんというか荒い分、辛くも感じられますね。

嘉根満比較だと、甘さは控え目だけど、それなりに主張する印象。

酸味もほどほどに感じられるので、バランスは良い。

どっしりしたうまみとも表現しましたが、まだ若い分、軽快にも飲めるのかなと。

実際、結構杯は進みました。

 

個人的に、嘉根満みたいに味が乗ってる印象や、貴魂みたいに落ち着いた味わいも好きなので、無濾過生原酒ですがもう少し置いてみたり(それこそ夏越とか)しても面白いのかなと思います。

ただ、新酒のフレッシュさを味わうのがこのお酒のウリだと思いますので、まぁ邪道かな。

≪228≫MIYASAKA しぼりたて R2BY

最近飲むペースが明らかに増え、非常に良くない傾向です。

健康(尿酸値)には気を付けて飲んでいきたいです。

 

今回は、MIYASAKAをいただきます。

真澄は以前挙げた銘柄、MIYASAKAはCOREは二年前ぐらいに飲みましたけど、記事にはしていません。

首都圏では入手しづらい印象があり、かつCOREを含め酒米も色々使用している印象がある銘柄で、この間長野にお邪魔した際には、ミーハー心を抑えられませんでした。

日本酒ブログの端くれとしては、今更過ぎる銘柄で悩んだところです。

ま、飲みますけどね。

 

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くっそミーハーなので、ラベルのデザインともに痺れます。

 

メロン、カスタード。まぁメロンより、甘めのとろける感じ。

 

以前飲んだ印象は、よくできたモダン酒といった印象。

やはり印象通りのモダン酒。当ブログでよく表現する嫌なガス感の後味はなく、チャーミングな甘味と、ほどほどの酸味。

しぼりたてということで、フレッシュさ、荒々しさ先行のお酒もありますが、きちんと味わいが乗っていて、程よいボリュームも感じられます。

非常に良い出来のモダン酒だと思います。

純度高いメロン感と、メロン一辺倒ではなく、マスカット感もあり。

ややミネラル感もあるクリアさも。

ラベルにもは「シャープで引き締まった印象」とありますが、ほかの酒米に比べてでしょうか、、

シャープで端麗というよりは、程よくジューシーで引き締まった印象という方が近いかも。

出すところは出して、抑えるところは抑えるといった感じ。

 

バナナ、ややトロピカルに感じる印象も。

 

新酒ながらちゃんと味わいのピーク、ボリューム感が感じられ、非常に良い出来だと思います。

≪227≫山陰東郷 純愛酒 

お初銘柄「山陰東郷」です。

一升瓶が主な銘柄なので、四合瓶馬鹿の僕にとっては手に取り辛い銘柄でしたが、最近は一升瓶でチビチビ飲むというスタイルが主なので、ちょうど良い銘柄になりました。

 

こちらは某酒屋さん別誂の銘柄で、ラベルの意味は全くわかりません。

気にしないけどBYもいつぐらいなんだろう。

 

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グラスに注ぐと、大分黄色がってますね。良い熟成感を期待させてくれます。

 

十分に枯れた香。古酒というほどではないですが、きちんと熟成されている印象。

 

常温で飲みます。

いいですねぇ。ちゃんと枯れている風味もありつつ、味わいが全くないかといわれるとそうではなく、ちゃんと優しい甘味とうま味が感じられます。

枯れた香ばしさもあり、主張して伸びていきますが、わずかに酸味も。

最高においしいです。今の好みにどんぴしゃ。

クリアで、かなりライト。

がつんとコクがあるかというと、そうでなく、控えめ。

ただ、地に足付いた味わいがある分、ペラペラというより、軽やかながら枯れたうま味のあるお酒という印象に感じられます。

 

すさまじくじんわりとしたうま味。延々と飲めるお酒だと思います。

お燗が面倒なので、常温で飲みますが、お燗にしても甘味やうま味が伸びてきそうな印象です。お店の方も、強くお燗にしても崩れないとおっしゃってたので、お燗推奨だと思いますね。

≪226≫今錦おたまじゃくし 特別純米酒 生原酒 R1BY

当ブログ初登場の今錦。

日本酒を飲み始めた9年ぐらい前から、あこがれた銘柄でして。

外飲みでは、ちらほろ飲んだ記憶もあります。

 

ご存じの方も多いと思いますが、銘柄解説をすると

蔵元のある中川村の棚田で生産された美山錦を用いて醸された銘柄で、2月初旬に販売されるのが、こちらで、裏面の通り特別純米酒は4月、ひやおろしは9月と、おたまじゃくしが成長するようにラベルも変化するそうです。

ちなみに、「中川村のたま子」は棚田ではないですが、中川村で栽培された美山錦を使用している妹分にあたる銘柄とのことで。

 

 

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肝心の部分が切れていますが、2020年1月製造です。

生原酒ということで、1年程度引っ張っているので味わいがどうなっているか(破綻していないか)気になるところ。

もはやおたまじゃくしでなくて、蛙になっている可能性も、、

 

強く香るわけではないですが、結構酸味が感じられるような?マスカットか?

 

非常に濃厚ですね。いや、濃密かな。

例えるなら、米のミルキーな甘味ですが、もっと純度の高い甘味。

1年置いた生原酒ながら、破綻せず凝縮されている印象を受けました。

(1年前のを飲んでないので、あくまで予想ですが)

いわゆるどっしり米のうま味系の生原酒の雰囲気もありつつ、かなりクリアで透明感があるのが素晴らしい。

ミネラル?ほどではないですが、非常にクリア。

それでいて、ギュッと濃密な甘味が印象的なお酒です。

 

ブログ再開以来ではトップクラスに好きですね。

いかんせん特殊な条件のお酒なので、ブログ向きではないですが。

一定の熟成にも耐えうる強い酒質なのは間違いないかと。

濃厚酒でいうと、楽の世なみの濃さ。甘さでしたが、いやに尾を引かない甘さで、味わい的にもキレる部分もあり、非常においしかったですね。

もう一本ひやおろしを買っているので、そちらも楽しみ。