≪12≫安芸虎 純米吟醸たれくち
東京都近郊の日本酒好きの方ならほとんどの方がご存じであろう、有楽町の「とき蔵」
に行って参りまして、日本酒の飲み比べを行いました。
その時に印象に残ったのが、こちら。(その時は、酉酉酉という酉年限定銘柄でした。)
有光酒造場の「安芸虎」です。
すごく勝手なイメージですが、高知のお酒といえば辛口の印象があります。
いいですねー。本当かっこいいラベルだと思います。
力強さもあり、潔さもあり、風格さえあるような。
さて、いただいてみます。
香:やや青リンゴ。バナナ感も。ドライさを感じ取れるような雰囲気。
味:いいですね。たれくちということもあり、少しガス感も感じます。
フレッシュさも、もちろんあります。
パイナップル+リンゴ+α的な果実感。メロンも。
パイナップルが強いかな。甘みも乗りますが、すっと切れていきます。
舌への滞在時間は短く、すっとドライに切れます。
ただ、存在感は抜群ですね。
全体のボリュームは、言葉は悪いですが中肉中背。
大きすぎず、小さすぎず、ちょうど良いバランスだと思います。
これは、おいしいお酒。有楽町で飲んだとおりの印象でした。
焼き鳥とか、鳥の脂と相性が良いですね。
基本は辛口なお酒なのかもしれませんが、きちんと味わえるお酒。
それにしても、50まで磨いて、1325円ですか。
非常にお安いと思います。
2日目
ガス感は落ち着いたなー。
メロンの甘みに、白ブドウを連想させる渋み。
けれども、旨味主体で後味はややドライかな。
飲みやすく、食事にも合う辛口酒。
個人的好み:86/100
名称:安芸虎 純米吟醸たれくち
精米歩合:50%
使用米:八反錦
アルコール度:16%
スペック:たれくち 生酒
蔵元情報:有限会社 有光酒造場
購入価格(税抜):1325円/720ml