≪29≫加茂錦 荷札酒 純米大吟醸 雄町50ver.2 生酒
やっと飲めました「加茂錦・荷札酒」
本当遅すぎると思いますが、ここ半年ぐらいでいろいろな銘柄に手を出すようになり、やっとの登場です。
記事にしていないですが、赤武もやってそちらもおいしかったですね。
もはや説明不要かと思いますが、荷札をラベルにしてしまった斬新な銘柄。
蔵元で杜氏の田中さんは、20代と若く、大学でプログラミングを専攻しているという異色な経歴。
20代で杜氏として活躍されている方々は勝手ですが、いわゆる「秀才」「研究熱心」なイメージです。
ラベルのオリジナリティさからして、「売れる酒」を研究しているのが伝わりますよね。
マニア的にはタンクナンバーが振ってあるのにグッときますし、日本酒を飲まない層にも目を惹きますからね。
さて、ちょうど時期的に手に入った雄町の純大を。
香:
バニラ、アロマ。ややメロンでしょうか。チャーミングな酸も連想されます。
立体感を保ちつつ、溶けるような甘みを感じますね。
味わい
やさしい味わいですね、それでいてジューシーさも同居しています。
ここはきちんと雄町の良さを引き出すような造りですね。
甘みより酸味の方が割合強いかな、4:6.でも強すぎず、良い均衡を保って口の中を徘徊してくれます。
純大特有のクリアさもありつつ、味わいももちろん感じれるし、やさしく穏やかに続いてくれますね。
立体感を保ったまま、キレよく流れて、ややシルキーかな。
いいですね、本当良くできたあじわいです。
直汲み系も試したいですね。きっとガス感も合うと思います。
非常に柔らかい。ミネラルと濃密さ半々。
やや熟したメロンですね。あとレモンを絞ったかのような清涼感。
原酒としては度数も低いし、味わいもやわらかく雄町酒としてはライトだから食事にも合いますね。
本当同じ20代として脱帽。
[2日目]
パッと華やぎましたね。中濃の甘みに、渋み等一切なし。
甘みの塊がややスピードをつけて流れ込む。
フレッシュさとジューシーさ(濃厚さ)が同居した本当良いバランスです。
ここ数年で首都圏の販売を伸ばしているあたり想像がつきますが、本当に優等生なお酒でした。
居酒屋というより、和食ダイニングとかおしゃれな店に置かれそうなお酒です。
あと10年後にはどんなお酒を醸されてるんでしょうね。非常に興味深いです。
個人的好み:87/100
名称:加茂錦 荷札酒 純米大吟醸 雄町50ver.2 生酒
精米歩合:50%
使用米:雄町
アルコール度:15%
スペック:無濾過生原酒
値段:1,580円(税抜き)/720ml
蔵元情報:加茂錦酒造株式会社