≪50≫風の森 愛山 純米しぼり華
まず、このブログもついに50記事を迎えました。
飽き性の僕がここまで続けてこられたのも、閲覧してくださる皆様のおかげです。
それと、ブログ閲覧も2000を超えました。重ねてお礼申し上げます。
風の森の愛山です。
風の森はこのブログ初登場です。
この銘柄については言わずもがな、現在の日本酒のトレンドの一角だと思っています。
僕はあまのじゃくなんで、有名銘柄の頻度は低めにしようと思っていますが、愛山ミーハーが働き、ついつい購入してしまいました。
スペシャル感のあるラベル。非常にゴージャスですね。
精米歩合高めとは言え、四合瓶で1400円ですから、非常にお安いです。
篠峯といい、風の森といい、奈良県は素晴らしいですね。花巴、みむろ杉、百楽門、大倉、あとはこの間の儀助など。
非常にホットな県です。
開栓すると、プシューっとガスが。
さすが風の森だけあって、このガス感。
香:
良いですねぇ。バナナ、バニラが上品に優美に香ります。
ここまで香りで魅せるお酒は久しぶりですね。
さわやかさもありつつ、甘美さも。
味:
ああ、すごいですわ。これ。
まずガスはそこまで強く感じず。
非常に明るい酸が最初に顔を出し、甘みうまみはちょこっと。
ガスが味わいを彩ってくれています。
それでいて、世界観というべきか、味わいの立体感が感じられますね。
立体感の端は鋭くエッジが効いています。
酸だったり、甘みの感じはマスカットですが、香りだったり雰囲気はバニラですね。
80の磨きなのに、程よくクリア。
それでいて、うっすらとコクというかうま味を感じられます。
ガス感が味わいのドライさを演出してくれます。ただ、香りの余韻というのはしっかり。
最後に、ビターに苦みが締めてくれるんですが、これも絶妙ですね。
僕は基本的に食事に合わせるんですが、この風の森は単体の方が良いですね。
久々に感動した一杯です。
基本、雄町酒は好きなんですが、それ以外では長陽福娘以来かなぁ。
あくまでガス頼みじゃなく、きちんとした世界観があり、立体的に味わえる点は共通してますね。
50という節目にふさわしいお酒でした。ありがとうございます。
3日目
開栓時、ボンと大きな音が。
これが風の森ですよね。久しぶりに飲んだんで忘れてました。
初日とは打って変わって、愛山らしいスケールの大きい甘みが。
独特の立体感は相変わらず。
ジューシーなマスカット。そこに、赤い果実のコク、完熟が加わったような雰囲気。
遅れて酸味がエレガントに登場。
最後にガスでドライ風に締めてくれます。
濃密さ、スケールの大きさに対し、軽快で明るいですね。
加えて、濃さ、力強さも持ち合わせています。
特に、輪郭がありながらとけていくような甘みは、絶句しますね。
個人的好み:92/100
名称:風の森 愛山 純米しぼり華
精米歩合:80
アルコール度:17%
使用米:萬歳
スペック:無濾過生原酒
蔵元情報:油長造株式会社
購入価格(税抜):1、400円/720ml