≪107≫作 新酒 純米大吟醸 29BY
在庫を多く抱えている当ブログというのに、新酒をまた扱います。
ただ、新酒はこちらでしばらく取りやめ。
篠峯なんかは気になりますが、まぁ様子見しておきます。
さて、当ブログ初登場の有名銘柄「作」です。
ちょうど日本酒を飲み始めていたころは好き好んでいた銘柄ですが、最近は入手困難になったことと、ミーハーさを嫌う傾向があり久しぶりの家のみになります。
こちらは四季醸造蔵なので新酒というのにそこまで特別感はないように感じますが、なんとなくおいしいそうな雰囲気を察知しました。
作の特徴である火入れで、純米大吟醸スペックでございます。
〇〇の智だったりインプレッションシリーズだったり、そういったラインナップとまた一線を画すことから、蔵元の気合が入っている一本なんじゃないかと邪推してしまいます。
香
非常にフレッシュで、ベリー、メロンの果実感。非常に甘みあふれる印象です。
味
ザ・フルーティですね。
つるつるした
舌ざわりから、非常に純度の高い甘みが舌全体に伸びて駆け上がります。
メロン、パインのような熟した甘み。
新酒にありがちな淡麗さというのはなく、フレッシュでありながら旨味、酸味も出ています。
ただ、甘みがほぼ主役のお酒なので、ひたすら甘みメイン。
この甘みが品の良くかつ、存分に嫌みのない甘みなので飽きさせませんね。
大吟醸らしくキレイでありながら、かつただキレイなだけのお酒ではないですね。
貧相でなく、スタイル抜群で、でもいやらしくないような。
1,800円(税抜)のお酒ですけど、じんわり味わうというよりカジュアルに、あまり考えずに、気楽に飲むには最高のお酒だと思います。
たまーには、こういうお酒も良いですね。
3日目
相変わらず輝きとフレッシュ感のある香り。
ただ、味わいのスケールは二回り程度落ちてしまいましたね。
フルーティかつフレッシュという線はぶれませんが、若干今日は後味の渋みが気になります。
余韻が息切れして続きませんね。
開栓したら、2日以内にやっつけた方がよいお酒です。
これを機に「作」をやることはなさそうですが、プロトタイプなんかは興が乗ったら買ってみようかと思います。
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