《179》水鳥記 純米吟醸 愛山 29BY
前々から気になっていた「水鳥記」(みずとりき)
この間、はせがわ酒店の東京駅店で試飲をやられていたので、せっかくの機会と購入しました。
試飲していたのは、この「愛山」と「雄町」と「蔵の華」の3本で、「蔵の華」は売り切れとのこと。
たまーに、東京駅店には行きますが、試飲も蔵元によってモチベーションがまちまちのように感じる中で、(一日中、買いもしない客からひっきりなしに試飲を求められれば嫌になるのも分かりますが)こちらの蔵元の方は非常に愛想良く対応していただきました。
「水鳥記」の名前の由来は、「酒」という文字が「さんずい」に「酉」と書くところから来ているそうです。
その辺り、試飲した時に聞けば良かったですね。
瓶全体に着色して、クリアラベルを貼っているので、非常に特徴的ですよね。
上部の方は透明なので、透明の瓶の上から色づけしていると推測されます。
詳しく聞けば良かったんですけど、29BYで火入れだと思います。
香
りんご、もも、当ブログで言う所のベリー系。冷やして保管していたので弱めですかね。
味
香り通り、フルーティな美酒ですね。
甘み、酸味が主体で嫌みなく主張します。適度に余韻も残って、キレもあります。
ただ、しつこすぎずスッキリ飲めますね。
香り的にはカプかなぁと思いましたが、ブドウっぽい質感ですね。
多分2回火入れだと思います。いわゆる火入れの風味もありますけど、ネガティブにならないぎりぎりで、そこまで気にならない程度だと思います。
一定のレベルにある銘柄だと思いますが、一点苦言を申し上げさせていただくとすると、新酒の時期なんだから生酒で勝負していただきたかったなと。
僕個人は、そこまで好きじゃないですけど、天下のはせがわ酒店(しかも東京駅店)で試飲会出来るチャンスがあるんですから、生酒も扱っても良いと思います。
この銘柄は、「直汲み 生」を結構出してるイメージもありますので。
ここまで言うので、生酒も買わないといけませんね。
火入れでこの状態なので、生酒もきっとおいしいに違いないです。
個人的お気に入り度 82