≪43≫山形正宗 純米吟醸 酒未来
予告記事の通り、続いてはこちらです。山形正宗 純米吟醸 酒未来。
何気に、山形県のお酒はブログ掲載初です。
勝手にですが、山形正宗に対しては「辛口酒」ということで敬遠気味だったのですが、良い機会ということで購入しました。
初見が、特殊スペックという大変申し訳ないんですが、やはり酒未来にはつられてしまいますよね。
酒未来については説明不要だと思いますが、酒米ミーハーとしてはどうしてもチェックせざるを得ないお米です。
香:
形容しがたいですが、これが山形正宗かと。樽酒っぽさ。明るさもあり。
味:
このお酒については、前情報から「木の香り」ということを耳にしていましたが、これがそうなんですね。
凡庸な形容ですと、樽酒のニュアンスもあります。
で、ほどよく明るく、柑橘のような酸っぱさもあり、非常に飲みやすいです。
僕みたいに辛口のお酒は…とこのお酒を避けてる方がいらっしゃればぜひ飲んでいただきたいですね。
昨今のフルーティ酒のような甘みはありませんが、うまみ、酸味のバランスが抜群で、なおかつキレ味もあるためスッキリいただけます。
そこまで僕は量飲んでいませんが、日本酒の経験値が確実に上がったように思います。
個人的好み:85/100
名称:山形正宗 純米吟醸 酒未来
精米歩合:50
アルコール度:16%
使用米:酒未来
スペック:生酒
蔵元情報:株式会社 水戸部酒造
購入価格(税抜):1,600円/720ml
≪42≫ほしいずみ 純米 滓がらみ
大変長らく放置してしまいました。
なかなか忙しかったのと、健康診断の結果尿酸値が高すぎたショックが相まってしまいズルズル伸ばしてしまいました。
この間アクセスをいただいた皆様、励ましてくださった皆様、本当にありがとうございます。
ペースは落ちるかと思いますが定期的にやっていきたいと思います。
さて、再開一発目のお酒は、こちら。
ほしいずみ ありがらみです。
愛知県知多の丸一酒造さんのお酒です。
都内ですと、酒屋たなかさんで取り扱いがあります。
名古屋市旅行の一つの目的のお酒なわけですが、僕の崇拝するブロガーさんおススメの銘柄ということで期待も高鳴ります。
(冷蔵庫が家族と共用なのでラベルに傷があり申し訳ございません。)
さてさて。
おりがらみといっても結構底に滓が沈んでいて、多少にごり酒の部類にも近いですね。
香り:
なるほど。
記事にはしていませんが、奈良萬のおりがらみに近いですね。
甘く芳醇。米のうまみを素直に引き出したようなクリーミーさ。
味 :
ほーんの気持ちのガス。
本当奈良萬に近いですねぇ。やわらかーい甘味がほわんほわんと。
で、程よいボリューム感です。キレもよいですね。
僕の舌だと奈良萬との違いを明確には語れませんが、言うならば
奈良萬は徐々にうま味が拡大するような感じだったのに対し、こちらは軽やかで人懐こい甘味という印象。でも、いきなり突き放すというか、後味はかなりドライですね
ゴクゴクという表現は適切ではないと思いますが、適度なうまみに対し比較的ライトなので、量飲めてしまう美酒だと思います。
個人的好み:84/100
名称:ほしいずみ 純米 滓がらみ
精米歩合:60
アルコール度:17.5%
使用米:山田錦
スペック:無濾過生原酒、滓がらみ
日本酒度:0.5
酸度:1.5
アミノ酸度:1.2
蔵元情報:丸一酒造株式会社
購入価格(税抜):円/720ml(調査中)
近々ブログ再開します
最近忙しさにかまけ更新ができていません。
といいながら酒は飲んでいますが‥
更新予定
ほしいずみ
山形正宗
太陽
≪41≫亀齢 入魂 山 特別純米原酒
ついにこのブログにも読者様が出来ました!
非常に励みになります。ありがとうございます。
今週はなかなか飲む時間もなく、寂しい一週間でしたね。
ちょうど週の頭らへんに飲んだこちら。
広島県亀齢酒造さんの入魂 山です。
通の方はご存知でしょうが、広島の酒商山田さんという酒屋さんのPBの銘柄となります。
酒商山田さんは、東京でいうところのはせがわ酒店さんのような全国の地酒を扱う酒屋さんで広島駅にもモダンでオシャレな店舗を構えていらっしゃります。
で、こちらの銘柄はいわゆるエリート系。
スタッフの方が数本の中から選び、タンクを丸ごと購入し通年で販売するそう。
そのため、時期的に新酒になるのか、その前のものになるのか‥
さていただきます。
香
ベリー バナナを連想させる。町田酒造系。 フレッシュさも健在。 酸も感じられるかな。
味
うん、非常にスムーズ。 意外と柔らかい味わいですね。それとこれも 意外に酸がきいています。 柑橘のような酸 。
熟れたメロンのニャアンスも。
甘味も抑えられ、ふくんで優雅に回る印象
アクセント程度の苦味ですね。
うん、ここ最近ではトップの世界観です。
流れが丁寧で、きちんと膨らみ落ちるところは落ちてくれる。
うん、これこれ 個人的に好きなフルーティ系です。
適度に切れますね。
2日目
おお、すげー香る。
鼻腔の奥なかぎゅっと来る感じ。
そして、柔らかく軽やかに舞う
きゅーっとアルコール感というか、ザラザラとした感触が感じられます。
香りが優雅に香りますね。
ウイスキーの揮発性を連想させるようなアルコールの香り。たまりませんね。
個人的好み:85/100
名称:亀齢 入魂 山 特別純米原酒
精米歩合:60
アルコール度:17~18%
使用米:山田錦
スペック:生酒
使用酵母:自家培養
日本酒度:4.0
酸度:+1.9
蔵元情報:亀齢酒造株式会社
購入価格(税抜):1,475円/720ml
≪40≫USUKI 無濾過生原酒
このブログも40件目。投稿のリズムができていないブログですが、多くの方にご覧いただきありがとうございます。
先日、平成28年醸造年度新酒鑑評会の入選酒が発表されましたね。
なんといっても、福島県をはじめとする東北勢強しという印象。
僕の住んでる山梨県は、2蔵の入賞。
旦の笹一さんと井出醸造店さんの「甲斐の開運」。笹一さんは言わずもがな、井出さんは興五右衛門という山梨限定流通のお酒を5年ぐらい前にいただいて、なかなか良かった記憶があるのでまたやりたいです。
こちらは金賞に輝いております。
一の井手という清酒や焼酎、梅酒を扱っているそうで、この「USUKI」は限定醸造になるんでしょうか。
ANAのクールジャパンに共感したプロジェクトで、米・水・人間すべて臼杵のもので造られ、地元の風土に根差したものこそCOOLという信念のようです。
地のものを使うというのは素直に素晴らしいと思います。
ラベルに他企業のURLが記載されているのは珍しいような 笑
(記載しないとCOOL JAPANを使えないのか?)
失礼を承知で言うと、せっかくの英語表記にイラストは邪魔かなと。
裏面の記載は、詳細で素晴らしいです。
香
バナナ、カスタード。最近よくある感じですね。
やや奥にピリッとアルコールがあるかな。
味
ガス感はなく、上品な旨味、甘みがうすく伸びていく
素直に米の旨味がよく出た印象。
ややこい風味が舌に蔓延していく
冷酒なのに味わいが結構出てる
ま、流行りの感じですね
きちんと味わいも出てますし、後味も爽やか
バナナ、メロン
結構甘み出てるんだけど、比較的ライトに飲める
なんだろこのバランス
軽やかなテンポなんだけど、大きいというか
3日目
今日よいよ、ややとろけるニュアンスに、サイダー的な軽さが加わった
その分軽快に飲める
味わいの上面で心地良く舞ってくれるからうまい
中濃の甘味にじわじわと味わえる
珍しく3日目の方が好き
このくらい味が開いた方が良い
個人的好み:84/100
名称:USUKI 無濾過生原酒
精米歩合:55
アルコール度:18%
使用米:若水
使用酵母:協会901号
スペック:無濾過生原酒
蔵元情報:株式会社 久家本店
購入価格(税抜):1,500円/720ml
≪39≫喜楽長 三方良し 別註直汲み生原酒
喜久盛さんなかなかの騒動ですね。
僕も、様々な経緯を知った上で、この間買ったわけですがある意味良いタイミングだったような。
今回は滋賀県の喜楽長。このブログではちょうど20県目になります。
いわゆる名門酒会の限定流通になるんでしょうか。
全く知らない銘柄なのでワクワクで買ったわけですが有名ブロガーさんが最近やられてましたよね。ちょっと悔しいです。
別註で、直汲みというだけで日本酒好きはやられちゃいます。
加えて、純米吟醸、生原酒で税抜1,125円ですから本当格安。
良いお酒を広めたいという理念を体系しているお酒です。
これに味わいが伴っていればいうことなし。
香
明るい、爽やかな香り。
メロン、ややサイダー感も。これは期待が持てます。
味
お、予想外だこれ。
ガス感はなく、中濃の旨味、甘味のフルーティな味わい。
ここ最近のトレンドをばっちり抑えてあります。
やや、熟してない風味?青臭いというか‥が気になりますが。
で予想外なのが、意外と酸味の主張が大きいです。
メロンにリンゴを溶かし込んだような印象です。
リンゴ酸のさっぱりとした酸味が感じられます。
透明感も健在ですが、きっちり味わい、飲みごたえもあるのでバランス感覚もなかなか。
流行りの香り系より、酸味の主張があったり、後味に多少の渋みがあったり、ほんの気持ち粗さもあるけど、美酒には違いないです。
これ安すぎますね。正直、1,400円でも僕の評価は80点は行きます。
僕が飲んだ中だと、笑四季のセンセーション、W(ダブリュー)に迫るコスパの良さ。
普段日本酒を飲んでいる方にはサプライズはないかもしれませんが、日本酒をこれから飲み始めようという方にはピッタリのお酒だと思います。
2日目
昨日の様相を保ちつつ、8割程度熟したメロン感。
やや青臭さ、渋みも伴いますが許容範囲。
気楽に、カジュアルに飲めますね。
個人的好み:87/100
名称:喜楽長 三方良し 別註直汲み生原酒
精米歩合:60
アルコール度:18%
使用米:山田錦・滋賀渡船
スペック:無濾過生原酒・直汲み
蔵元情報:喜多酒造株式会社
購入価格(税抜):1,125円/720ml
≪38≫金寶自然酒の生 しぼり 純米原酒
先週末はすっきりしない天気が続きましたね。
今日はだいぶ体を使った一日なので、がっつり酸と甘味が効いたお酒を飲みたい気分なので、こちらにしました。
福島県郡山市 仁井田本家さんの「金寶 自然酒の生 しぼり 純米原酒」です。
こちらは福島県で購入していないんですが、偶然の郡山市かぶりです。
danchuの特集でも話題になったかと思いますが、社員全員が酒造りに携わっていること、使用米は農薬・化学肥料を一切使わないものだということが大きな特徴でしょう。
いわゆる「全量純米」や「生酛造り」はそう珍しくないと思いますが、「自然米100%」はなかなか真似のできないことだと思います。
僕個人は、おいしければ多少はいいんじゃない?ってスタンスなんですが、並大抵の苦労ではないと思いますので、理念を持って頑張ってる蔵元は応援したいです。
ちなみに、「酸のあるお酒ください」とある酒屋さんでお願いしたところ勧められたのがこちらなんです。
その酒屋さんは、「しぼりたても良いんだけど、半年から1年置いたのがいいんだよ」とか、「生酛は酒質の安定が難しい。杜氏も10年以上じゃないとダメ」とおっしゃってました。
この手の店主は賛否がありそうですが、個人的に蔵元にしても酒屋さんにしてもコンセプトを打ち出してくれる方が好きなので、素直にアドバイスがありがたいですね。
さて、長くなりましたがいただきます。
先に述べたように、酒屋さんのポリシーで半年程度寝かしたものになります。
香
米の旨味、アルコール、少しセメ?
うっすら梅のような酸味も
生酛らしい
味
気持ちとろっとしてます。
舌にどしんと重量感が。
生酛らしいうまみも十分。
中くらいの大きさで、少しの間持続してストンと切れていきます。
きちんと酸味も効いてるけど、甘味の方が濃厚。
でも意外とすっきり飲める。
多少ぴちぴちんもあるけど、時間を置いただけあり落ち着いている印象もあります。
一年以上置いても面白そう。
伝統に忠実な生酛だけど、モダンに寄せてるように感じる。
ザラザラした荒々しさも出てきた。
いいね、これこれ。旦を思い出します。
こちらの方が甘味がむき出しというかダイレクトに感じます。
ただ、酸味と旨味が効いているのでそこまでいやな感じではないです。
生酛の、ともすれば癖のある風味を抑え、うまく甘味なんか引き出してますね。
2日目
今日も良いね 生酛感の旨味が全面に
遅れて甘味が追従して、酸味も後ろに付いてる
甘味は砂糖水みたい。純粋ノンストレスで舌に流れ込む。
後味は、荒々しさも。
果実感はなし。ひたすら米の旨味が主張する。
米の旨味に主眼を置いて、いかにうまく飲ませるかを追求したように感じる。
そのためにこの甘さ、酸味が必要なのかな。
実直なお酒という印象。
個人的好み:84/100
名称:金寳 自然酒の生 しぼりたて 原酒
精米歩合:70
アルコール度:16.5%
スペック:無濾過生原酒
蔵元情報:有限会社仁井田本家
購入価格(税抜):1500円/7200m