≪147≫澤屋まつもと 守破離 五百万石 29BY
まつもと、まつもと言ってる割に、そこまで数と種類飲んでいる訳でないので、おさらいから。
今年は、まつもとは色々な銘柄飲みたいと思ってます。
純米か、こちらの守破離がまつもとのベーシックではないかと勝手に思っています。
28BYも家のみしていて、感動しましたねぇ。
ちょうど、12月にこちらのうすにごり生1.8Lverがありましたが、やっと720での販売です。
酒屋さん曰く、人気がありすぎて、火入れする間がないから生での出荷と聞きましたが、本当なんでしょうか。
まつもとも火入れには、非常に定評がありますけど、確かに生の方が工程が省けるから、楽と言えば楽なんでしょうか。
(出荷管理は大変だと思いますが)
香
早速いっちゃいましょう。
そこまで香りません。かすかにバニラで、控えめ。
味
さすがのガス感ですね。火入れで、このガスは本当に驚かせます。
ただ、強すぎず舌をなでる程度。
裏面のラベル通り、かなりドライです。
去年の山田錦の方が、優しい旨み、甘みだったように感じますね。
ただ、きちんと旨みが表現されているので、素っ気ないというイメージより、余韻が少ない、辛口的なドライさだと思います。
最近飲んだ中だと、白老に近いイメージだと。
あちらは、だいぶ荒々しく、スパイシーな感じでしたが、こちらはボリューム感もタイトに絞っていてエレガント。
2日目
このラインが好きですねぇ。
ミネラルから酸味が溶け出すようなイメージ。
スッキリながら、旨みがきちんと感じられますね。
思ったよりドライでした。
裏面ラベル通りの味わいがきちんと表現されていると思います。
この辺りは、きちんと狙いが表現できている蔵元の実力がしっかり感じられますねぇ。
味わいの好みは、どんぴしゃですが、生意気ながらこのくらいは当然やってくれるイメージなので、点数はこの辺りで。
ただ、もっと味わいを表現できる文章の構成だったり文章力、もっと舌を磨かないとなぁと思わされました。
おいしかったです。
個人的お気に入り度88
《146》白木久 shirakiku 純米無濾過生原酒 29BY
だいぶ更新が空いてしまいました。
アクセスもあまりないのかなと思ってましたが、平均的に皆様にお越しいただいており大変恐縮でございます。
先週末から、出張で大阪、今週は鹿児島と中々の日程でした。
大阪は、念願叶っての訪問。
鹿児島は、ほぼ焼酎しか飲みませんでしたが、なかなか楽しかったです。
薩州正宗もちょろっと飲みましたよ。
また、近いうちに記事にしたいと思います。
さて、お酒は飲んでいたわけで、京都府 白杉酒造株式会社さんの白木久です。
外飲みで、BASARAという銘柄を飲んだことがあり、非常に良い印象でした。
ご存じの方も多いと思いますが、簡単に説明をすると、食用米にこだわった造りの蔵元で、丹後は、特Aの産地ということもあり扱い始め、26BYより全量が食用米を扱っているとのことです。
日本酒マニアは、ビビッドに反応するところでしょうね。
見ていただいて分かる通り、ワインを意識した銘柄です。
ワインと言えば、小布施ワイナリーさんのソガ~シリーズですよね。
あちらは、がっつりワインぽいラベルですが、こちらは程よく日本酒ぽい。
ちなみに、栓はコルクでなく、ガラス?栓。
香
マスカット、ややセメダインぽさも。奥でバニラがうっすら香りますね。
味
おお、明るいですねぇ。
マスカットの風味で、フレッシュで清涼感があります。
非常に軽やかで、ちょっと乳酸菌飲料の酸味が感じられます。
小気味良いリズム感で、するする行けます。
ガス感も、発泡があるわけでないですが、シュワッとしているようにも。
この部分が、サイダーぽくも思えます。
苦み、渋みはなし。余韻も長く続かず、スパッと。
ミネラルというほど、硬くはないですが、ミネラルと言いたくなるようなスッとした風味。
徐々に温度帯が上がるにつれ、バニラの風味が徐々に強く出てきましたね。
バニラ×ミネラルというのが、まつもとっぽく感じる部分もあり。
(ぶっちゃけ、そこまで飲んでいるわけでないので、あくまで印象です)
4日目
甘みがもう少し強く出てきました。
キュートな酸味に内包された甘み。味わいもメリハリがきいていて非常に面白いです。
もう少し丁寧に飲んだ方が良かったかなと後悔していますが、非常に面白いお酒です。
個性的な部分もあり、ただわりかし万人受けする個性だとも思います。
また、別の銘柄を今年やってみたいですね。
個人的好み:87/100
名称:白木久 shirakiku 純米無濾過生原酒 29BY
精米歩合:60%
使用米:コシヒカリ
アルコール度:17~18度
スペック:無濾過生原酒
蔵元情報:白杉酒造株式会社
購入価格(税抜):1,550円/720ml
≪145≫若波 純米吟醸 生酒 29BY
福岡県の若波です。
火入れが強いイメージのある蔵元で、この時期の生酒のリリースということで即決でした。
女性杜氏でも知られる蔵元で、ラベルのデザインだったり、銘柄の展開なんかは、やっぱりそういう影響が出ているのかななんて考えています。
購入店の店主さんのコメントだと、「バナナだよ」ということでした。
なんとなく想像できる感じですね。
香
うん、バナナです。あと、当ブログで「クリーム」と表現する香り。
どちらかというと、クリーム部分の方が強いですね。
味
非常にフレッシュで、かなりキレる味わいですね。
キラキラときらめき、味わいは、まず甘みが顔を出します。
バナナ、メロンの比較的ねっとりした果実味だと思います。
酒自体は、つるつるした舌触りの中で、存在感が顔を出します。
旨み自体も、引き締まったボディを感じさせ。
柑橘を搾ったような酸味も感じられ、酸フェチとしてグッド。
含み香もまずまず、余韻もそこまで長くは続かないので、最初言ったキレるという部分が感じられる理由かなと。
非常にまとまりの良い、優等生なお酒だと思います。
後日加筆いたします。
個人的お気に入り度 86
≪144≫東魁盛 純米吟醸 五百万石 無濾過生原酒 29BY
今回は、千葉県小泉合資会社さんの「東魁盛(とうかいざかり)」です。
お初銘柄で、全く存じ上げなかった銘柄です。
なんでも、2017年のSAKE COMPETITONで純米大吟醸部門で2位を取った銘柄だそうで。
名だたる銘柄の中での受賞なので、蔵元の実力というのもうかがえますね。
こちらは、自社田栽培の五百万石を使用した純米吟醸になります。
全く想像もつきませんがどんな味わいでしょうか。
香 メロン、ベリーなど。思ったより甘み香りですね。
味
やや中濃の口当たりで、うまみ、甘み、酸味もほどほどに感じられます。
含んだ瞬間に、明るさ、瑞々しさが瞬時に感じられるフルーティさ。
徐々に、そこから甘みが溶け出してきます。非常に品が良く、心地良い重さのある甘み。
メロンだったり、ほどよく熟したバナナのような甘みでしょうか。
突出した個性はありませんが、雑味だったり、荒い部分が見当たらないですね。
うん、マイナス点のないお酒だと思います。
きれいであり、ほどよく旨みも感じられて非常に心地良いです。
初心者にもオススメの飲み心地です。
2日目
よく香りますね。味わいの均整を保ちつつ、甘みが柔らかくなった程度かな。
いやー29BYになってから点数の平均が上がったなぁ。
銘柄が良いのか、どこの蔵元も29BYのできが良いのか。
個人的お気に入り度 87
≪143≫竹泉 熟成愛酒 りん
本当勤勉なブログでなく申し訳ございません。
記事の更新を再会します。
兵庫県田治米合名会社さんの「竹泉」から熟成愛酒りんです。
個人的にも、課題酒としてた銘柄で、本来は山廃行けば良いんですが、四合瓶がなかったのでこちらに。
熟成酒のブレンドによる熟成酒で、特等山田錦60%精米6年熟成と五百万石60%精米5年熟成を主にブレンドしているそうです。
香 熟成酒らしく、カラメルの風味と枯れた風味が感じられます。
味 冷蔵庫に入れていたので、まだまだ味わいが硬いですね。
(冷蔵庫に入れたのが失敗なので、できれば常温が良いと思います)
香りの通り、カラメルだったり枯れた感じもありつつ、透明感ある味わいで癖なく飲めます。また、度数も15度なので比較的飲みやすい度数だと思います。
やはり、最初冷やしすぎなのが悪く、熟成感と透明感が同居しており、熟成酒を水で薄めたかのような雰囲気すら。
これは、僕のミスです。
温度帯が常温になると、味わいも感じられるように。
酸味もきらっと光る程度感じられ、熟成感とうまみがちょうどよい塩梅で味わえます。
ここまで枯れてると、穀物らしさも感じられますね。炊きたてのお米の香ばしさのような。
でも非常に飲みやすいなぁ。香りは熟成酒なので、日本酒初心者には勧められませんが、味わいのくせがないので熟成酒を始めるという方にはぴったりかも。
当ブログも熟成酒をブログで扱うことが少ないので、ちょうど指針となるお酒とで余したね。
お燗で。(レンチンです。)
甘みとうまみが顔を出しましたね。酸味も良いバランスです。
熟成酒には、バランスというのを求めたらいけないかもしれませんが。
非常に飲みやすい熟成酒ですねぇ。
2日目
気楽に飲める熟成酒といいますか。
旨みがやはりメインで、奥に甘みが隠れていますね。
時期的にも、常温~お燗がおすすめ!
お燗は、レンチンでも良いと思いますよ。
ぜひ寒い日は、熟成酒のお燗で暖まりましょう!
個人的お気に入り度 85(熟成酒の指針として)
相互リンクしていただきました!3 & ふるさと祭りに行ってきましたよ。
非常にありがたいことに、かの有名な
様 と相互リンクを結ばせていただくことになりました!
言うまでもなく、僕もかねてより拝見しておりますし、コメント返しでも書きましたが、当ブログで「これはブロガーだとまだ誰もやってないだろう」というお酒もほとんどやられているという。笑 (当然と言えば当然ですが)
非常に参考にさせていただいてる方でございます。
僕も色々な方のブログを拝見しているので、コメント残せば良いんですが、なかなか億劫で。
あまり言及しすぎるのも失礼かと思いますので、この辺りで。
さて、本日は東京ドームで開催中の「ふるさと祭り」に行って参りました。
(首都圏にお住まいの方以外はすみません。)
全国からお酒はもちろん美味い物が勢揃いするというイベント。
ちょっと飲み過ぎて面倒になったので、写真は撮らなかったんですが、簡単に日本酒等の感想を。
日本酒で目に付いたのは以下のコーナー。
・夕刊フジ協賛?の地酒バー
有名どころは、楯の川、松の寿、屋守、鶴齢、紀土、獺祭などなど。
他にもありますが、割愛。
全国の実力のある蔵元のお酒の試飲ができます。
・富山県コーナー
富山県のお酒が試飲できます。確か5銘柄程度。
当ブログでも取り扱った「玉旭ECHO」もありましたよ。
・青森県コーナー
田酒、陸奥八仙など。きちんと押さえている印象
・平和酒造コーナー
平和酒造さん自体もコーナー出してました。この蔵元はイベント強そうですもんね。
ビール、日本酒などなど。
・ばばあの梅酒
梅酒では有名なばばあの梅酒のコーナー。非常に気前が良く(良すぎる)試飲をあほほどさせてくれます。
梅酒はあまり飲みませんが、飲みやすい梅酒でした。(一応、買いました)
・広島県のお酒コーナー
一番気合いが入っていたので、こちらかなぁ。
とにかく県内の蔵元は全部そろっているんじゃないかなぁ。
試飲も有料でしたが、全部させてくれましたよ。
辛口、甘口とアバウトな要望でもきちんと答えていただきました。
感動したので、4合瓶買っちゃいました。
他にも、秋田、東京などありましたが、目に付いたのが上記のコーナーですかね。
あと、マニアというほどではないですが、地ビールも好きなので非常に楽しいイベント体験でした。
(念のため、公共機関で帰りましたよ笑)
ぜひお時間ある方は行ってみてはいかがでしょうか。
平日の方が落ち着いて良いかもしれませんねー。
≪142≫屋守 仕込み三号 純米おりがらみ生酒 29BY
さあて、東京のお酒飲みましょうか。ご存じの方も多い「屋守」です。
東京の地酒と言えば、こちらの銘柄がだいぶ先を行ってしまっているように感じます。
入手も困難という訳ではないですが、ぼけぼけしていると買えないなんてことがありました。
普通のムロナマゲンとも悩んだんですが、鮮やかなラベルに惹かれてこちらに。
お米は、八反錦。裏面のヤモリがこの蔵元らしいですね。
香
あまり強く感じませんね。まぁ、リンゴとかうっすらと感じる程度。
味
あれ、だいぶ硬い味わいです。
パウダリーというか、粉っぽいですね。
おりがらみということで、ジューシーなのを想像していたので、だいぶ肩すかし。
非常にスリムで、嫌な風味はありませんが、没個性とも言えます。
かすかにオリの風味のコクも感じられますが、砂糖水(表現悪いですが)ですかね。
しばらく時間をおいてみました。
あぁ、味わいが開いてきました。これは素直においしいですね。
隠れていた甘みが前面に出てきました。
リンゴ、メロン、桃等でしょうか。癖のない果実味ですね。
トロピカルとまではいきませんが、非常に豊か。
オリも、良い塩梅で混ぜられてますね。しつこくならないように仕立てられています。
ミントのような清涼感もありつつ、爽やかさも。
ベタベタする甘みがないので、ここの飲みやすい点ですね。
好みからは若干外れますが、優等生なお酒だと思います。
あまり急ぎすぎず、開けたては味わいが閉じているので、じっくり飲んでください。
3日目
華やかな果実味。桃。
非常にシルキーな舌触り。加えてクセがないですね。
甘味も丸く良い質感。
重すぎず、軽すぎず。程よい重さだなぁ。
うまい。
個人的お気に入り度 86