≪116≫生粋左馬 純米吟醸 無濾過生原酒 29BY
さてさて、どんどん新酒いきますよー。
先日の東京酒屋めぐりで、念願の銘柄を購入したんですが、そのほかにも新しい銘柄との出会いって本当心ときめかせてくれますよね。
なんていうか、人が飲んでおいしいといった銘柄もやりたいですけど、まだ知られてない銘柄をやってこその日本酒ブログなのかなとも思います。
感想日誌さんも記事の中で、おっしゃってたことに非常に共感しましたねぇ。
これは、ほぼ愚痴ですが、ツイッターなんかやってて、やれ十四代だ、新政だ、而今
だ、写楽だ、自慢げに挙げてて「おいしい」とかやってる方見ると、少しあきれてしまうというか。
いや、いいんですよ。でもそういう方多過ぎて…ほとんど有名で、ある程度の評価の高い銘柄ばっか挙げて、「うまい」って。
まぁツイッターも「インスタ映え」を重視する傾向にありますからね。いかに目立つかという点では合理的なんでしょうけど。
さて、くだらない愚痴が多くなってしまいました。
今回は、福島県の生粋左馬です。
比較的知られていない銘柄だと思いますが、はせがわ酒店で買ったものなんですよね。
上述した方々と大差ないか笑
POPでイチオシと書かれてました。
全く存じたことのない蔵元様で。
それにしても福島県は本当力のある県ですよねー。
次々と新銘柄が登場するというか、層が厚い県ですよねぇ。
邪推ですが、はせがわ酒店で売られてるだけあってラベル、裏面にしても「かっこいい」ですね。
プロトタイプということで、限定的に醸されてる生原酒なんでしょうか。
香
うん。ジューシーな質感。メロン、リンゴ、ちょいベリーに、バニラ。
一通りの果実感ですね。
味
おお、意外としなやかですね。
まず、ありがちなジューシーさは控えめ。
すーっとしたサイダー感、かなり甘み控えめで、ドライにさえ感じます。
非常に爽やか、透明感があるというか、とても澄み切っていますね。
後味になるに従い、品の良い甘みが徐々に顔を出すように。
すっきり系です。後味は、ピリピリと辛みが。
例えば、香り系のお酒のように、まず香る訳でもなく、味わいもそこまで細い訳でなく。
ただ、繊細だなぁと主に感じますね。あと意外と後味は辛いです。
僕の経験だとなかなか味わったことのないタイプだなぁ、ここから味わいが開くかもしれないし、例えば時間をおいて飲めばまた違うだろうし。
いやー本当新しいお酒との出会いは楽しいです。
また、明日以降の変化が気になります。
2日目
昨日より甘みがきっちり感じらるようになりましたねぇ。
うまみ、すっきりしたキレ味は健在で、断面からじわっと甘みがしみだすように。
白桃、柔らかい甘みです。
とけるような甘みですが、そこまで重すぎず。
うん、蜜っぽいとも言えますね。
ちょこんとした酸味とコントラストがキュートです。
今後どういった展開を見せるか分からない銘柄ですが、動向を見守りたい銘柄ですね。
個人的お気に入り度 85