≪136≫咲耶美 初しぼり純米吟醸 直汲みうすにごり 29BY
さてさて、どんどん行っちゃいましょう。
とある日本酒ブロガーさんの記事で気になっていた銘柄で、先日訪れた酒屋さんで取り扱いがあったので喜んで買っちゃいました。
こういう出会いってうれしいですよねー。
群馬と言えば、町田酒造もですけど結人も気になってるんですよねぇ。
当ブログは北関東弱めなのでそこも意識してやりたいところですが。
貴娘酒造さんは、「貴娘」が主力銘柄で、こちらの銘柄は新規銘柄にあたるんでしょう。
コノハナサクヤビヒメ(木花咲耶姫)という神武天皇の曾祖母にちなんでいるとのことです。
一目みてもきれいなラベルで良いですね。
三千桜も連想させますが、こうした日本的なラベルは好きです。
瓶底、指一本分のオリ(というか濁り部分)
非常に柔らかいですねぇ。流動的に底で動きます。
香
清涼感がありジューシーなお酒を連想させますねぇ。
サイダー、リンゴ、多少バナナも感じられるでしょうか。
味
フレッシュで、軽快。キレも良いです。
ただ、直汲みということで連想させる発泡感は、ほとんどないです。
若干、シュワッとしてますけどね。
リンゴですね。熟す一歩手前の爽やかな果実感。
日本酒度ほど甘さは感じさせません。というよりドライかも。
パツパツっと爽やかに口の中を洗い流してくれます。
オリの部分もちょうど良い塩梅。これ以上多いと、ちょっと重くドブっぽい風味が出てきそう。本当紙一重だと思います。
温度帯が上がると少しこなれてきましたね。
1杯目はやや硬いかなぁという印象でしたが、2杯目からは、甘みがしみ出してきましたよ。
熟したバナナ、白桃のニュアンスのある甘みですかね。
うん、これは素直においしいですね。そこまでジューシーすぎるということもないので、杯がどんどん進みそう。
気持ち、後味が苦いですね。この部分だけ好みが分かれそう。
僕自身は許容範囲です。
とりあえず、2018年ver一本目と思ってるので、幸先の良いスタートかなと。
酒質的にも2日目以降で変化のある雰囲気なので、そこも楽しみ。
年末年始なので、節操なく色々な銘柄を開けちゃおうかと思ってます。
夜
おお、だいぶピチピチ。
甘味もこなれてきましたね。
うん、サイダーのような舌触りも。この辺りはこの時期の新酒のオリ酒らしく。
ただジューシー全開あまあまベタベタという訳でなく、きちんと均整を保ってますね。
後味の苦味も気になりますが、食事と合わせれば気になりませんね。
絶妙な塩梅だなー。これ以上にごりを絡めたら多分くどい。加えてくさいと思います。
久々のジューシー系なのでうれしいなぁ。
あんま続くと飽きますけど、たまに恋しくなります。
個人的好み:87/100
名称:咲耶美 初しぼり純米吟醸 直汲みうすにごり H29BY
精米歩合:55%
使用米:美山錦
アルコール度:16~17
日本酒度:-2
酸度:1,6
スペック:直汲み うすにごり
蔵元情報:貴娘酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml