日本酒愉快者ブログ

日本酒が好きな30代。最近は色々飲んでます。

≪27≫姿 純米吟醸 雄町 無濾過生原酒 別注中取り直汲み

もう春も終わりの時期となり、徐々に夏に向けて気温も上昇してきてますねー。

そろそろ夏酒も本格的に出だす時期でしょうか。

 

さて、今日は以前の姿と同時期に購入した「姿」の雄町を。

タイトルにもありますが、酒屋さんの別注バージョンで中取りの直汲みバージョン。

直汲みとしては買わない訳にはいきません。

日本酒好きとして、「別注」という単語にはビビッドに反応してしまいますよね。

こうしたサービス商品を出してくださる蔵元さん、酒屋さんには感謝感謝です。 

osakefunky.hatenablog.com

 

 

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(例のごとく飲み始めは4月5日とかなり前です。)

 

1日目

 開栓時、プシュッとガスが吹き出しましたね。直汲みの元気さ、フレッシュさを感じさせます。

 

 香:メロン、うっすら酸を感じさせます。フレッシュだなー。

 味:うわーすごい力強い。ガス感がさらさら舌を駆け巡っていきます。

   マイクロバブル。きめ細やかなガス。

   雷鳴のような含み香が、果実的な香りがガッと。

   チャーミングで、濃密なメロン、ベリー系を連想させる甘み。

   なかなか濃密。

   後味はうっすらと渋みが脇を締めてくれます。

   それと、うっすらチョコ、カカオっぽいニュアンスも。

   これはおいしいですわ。

   中取りということもあり、綺麗な酒質ですよ。

   上述したように甘みもあるんですが、ガス感があるのでダレないというか、飲み疲れないのも良いですね。

   最上級のメロンソーダみたいな。たとえ下手で恐縮ですが。

   いやースルスル行けちゃいますね。飲み過ぎ注意のお酒です。

 

 

 2日目(4月6日)

   相変わらずのガス感。ややバナナっぽさも出てきたかな。

   ああ、軽快でスムーズですね。メロンに、南国系(マンゴー、パイナップル)のニュアンスも感じられます。

   柔らかく、シャボン玉みたいな甘みが軽快にはじけますね。

   まだ、とろーっとした感じはありません。

   甘みがきちんとあるから、味わいの華やかさとコクの両方の役割を果たしているように感じますね。

   すごいポテンシャルのお酒だなー。

 

 3日目(4月7日)

   まだまだガス感はあります。

           甘みが前面に出てきましたね。軽やかなんだけど、一杯の中に満ちている印象。

   みずみずしさ、フレッシュさも健在です。でも不思議とおだやかなんんだよなー。

   やや苦みも出てきましたね、結構ビター。

   でもお酒のニュアンスとして嫌ではないです。

 

 4月11日

  ガス感はまだまだ健在。前のおりがらみの時と同様に姿のお酒は、味わいはきちんとあるのに、不思議な清涼感があるんですよね。

 

 4月17日

  相変わらず元気な酒質。クリアでジューシー。

 

 4月18日

  まだまだ元気ですね。うまい!!

 

 

いやー本当においしいお酒でした。

今回やって分かったのが、僕はオマチストだということ。

それと姿がすごく好きと言うことですね。

あまり日本酒好きとして、色々なスペックを期待するのは蔵元への負担でしかないと思いますが、こういったサービス商品は本当に大好きです。

 

 

 

個人的好み:94/100

 名称:姿 純米吟醸 雄町 無濾過生原酒 別注中取り直汲み
 精米歩合:55%
 使用米:雄町
 アルコール度:17.1

 日本酒度:-2

 スペック:無濾過生原酒 中取り 直汲み

   値段:3,200円(税抜き)/1800ml

 蔵元情報:飯沼銘醸株式会社

≪27≫綾花 特別純米 生

さて、続いてこちら。

福岡県 旭菊酒造さんの「綾花」です。全く存じ上げない銘柄ですので、わくわくしますね。

 

調べたところ、このスペックではないですが、9号系を使ってるんですね。

どれどれ。

 

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なかなか昭和の和のラベル。逆に新鮮かも。

日本酒度は辛口の部類ですがいかがでしょうかね。

 

香:ややアルコールが立つような感じ。バナナ。

  そこまで酵母の違いが敏感に分かるような鼻を持っているわけではないですが、うん9号っぽい。

味:なるほどねー。こういう系ですか。

  ミネラリー、さっぱりした味わい。厚みはほどほどだけど、平坦な味わいかな。

  舌触りはさすがに柔らかいけど、甘み酸味は主張してきません。

  キレはさすがになかなか。完全に食中酒向け。

  すっきりした味わいに、ほどよく辛みがあるという典型的な美酒なんですが、個人的にはどこかインパクトがあるほうが面白いですね。

  含むとある程度香りが出てきても良いんですが、(最近の香り系のお酒のように)あまり出てこないですね。

  後味も、ちょっと風味が抜けます。

  おそらく濾過しているので、この程度の風味でしょうか。

  やはり、主流の無濾過系に慣れていると少し物足りないです。

 

2日目

 やはり日を置くと、開いてきますね。 

 リンゴ、フローラル、アロマ。

 でも味わい自体は、少し堅いですね。

 すっきりした酒質に、ぽわーんとした甘み。

 

知らない銘柄をいただくのは本当どきどきです。

こういうオールドタイプのお酒だったり、新たなブランディングの銘柄だったり日本酒の探求は続きますね。

僕的にそういう知られていない銘柄をどれだけ発掘できるかが、今のブログに求められていることだと思います。

 

 

 

個人的好み:81/100

 名称:綾花 特別純米 生
 精米歩合:60
 使用米:山田錦
 アルコール度:17

 日本酒度:+5

 酸度1.7

 スペック:不明

   値段:1,400円(税抜き)/720ml

 蔵元情報:旭菊酒造株式会社

≪26≫まんさくの花 朝市の酒

 細々と続けているブログですが、先日は普段の10倍程度のアクセスをいただきまして非常に驚いています。

 閲覧先の記事がわかるんですけど、一番の割合が而今で、続いて多賀治でした。

 やっぱり、而今への関心はすごいなぁ。

 語るほど而今の種類を飲んでいる人間ではないですが、いわゆるプレミアム酒を追っかけるのが疲れるというか、それなら飲んだことがないお酒を飲んでみたいと思うんですよねぇ。

 でも、需要という観点からも而今は近々やりたいと思います。多賀治も、もちろんやりますよ。

 

 さて、昨日4月16日に東京へ遊びに行ったついでに酒屋にも数件寄りましたが、見つけたのがこちら。

 「まんさくの花 朝市の酒」。ご覧いただいての通り、西荻窪の三ツ矢酒店さんのオリジナルです。

 たまたま店舗で購入しましたが、おそらく西荻窪の第3日曜日の朝市で販売するためのお酒なんでしょう。製造日が4月14日ですから本当しぼりたてに近いのがわかります。「しぼりたて」については、立春朝搾りだったり、結構最近多く目にしますし、いろんな意見を耳にしますが、蔵元の負担にならない範囲で、酒屋さんとの信頼関係で納得して販売しているんでしたら、個人的には大賛成です。

 また、最近は香るフルーティー酒が続いていたので、たまには辛口系+アル添酒を行きたいと思います。

 税抜1,050円とリーズナブル。

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さて、いただきます。(4月16日)

 

 香: 結構アルコールが立つ感じですね。本醸造っぽい。ただ、うっすらとクリームっぽさも感じます。

 

 味: いやーすごくフレッシュですね。やっぱりしぼりたては違うなぁ。

    香ったときの本醸造にありがちな、いやーな日本酒の風味は皆無。

    ベタな表現ですが、本当に「水」。

    きわめてフラットな味わいです。

    甘みだったり、酸味、苦みなんて本当ないです。

    やや米の風味もありますが、気にならないというか本当に透き通った風味を感     じます。癖がないし、舌への入りも非常にスムーズです。

    味わいが主張することはないので、飲み疲れないというか食事も選びませんね。おそらく、昔からの呑兵衛だったり、最近の日本酒好きからしても物足りないとは思いますが、朝市で日本酒を飲まないような層に勧めるには良いと思います。

    日本酒の入門編としては最適ではないでしょうか。

 

  2日目も全く同じ崩れない印象でした。

  味わいとすると物足りない印象でしたが、最近は香り系のお酒が続いたので良かったかなと。

  

 

個人的好み:80/100

 名称:まんさくの花 朝市の酒
 精米歩合:不明
 使用米:不明
 アルコール度:14~15

 スペック:不明

   値段:1,050円(税抜き)/720ml

 蔵元情報:日の丸醸造株式会社

≪25≫亀の海 春うらら 純米吟醸うすにごり生

風邪もやっと落ち着きまして、久々に都内へ。

また色々日本酒を買ってしまいました。在庫は増える一方。

桜もかなり散り始めてますね。春もそろそろ終わりでしょうか。

そういえば、夏酒も出始めてました。さすがに早すぎる印象も受けますが、今日なんか夏日のところがほとんどですからねぇ。難しいところではあります。

 

さて、風邪を引く前から飲んでいたこちら。

 

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毎回記事にする度反省するんですが、もう少し早く飲めよ!!って話ですよね。笑

桜がつぼみの頃にいただくべきお酒です。すみません。

 

 

こちらは、長野県佐久市の「亀の海」です。

蔵元の土屋酒造店さんは、この亀の海の他、「茜さす」という地元産地にこだわった銘柄も醸しているようです。

亀の海については、通年商品はもちろんですが、結構季節商品も拝見しますね。個人的に冬のデザインなんか好きだったな。

こちらのデザインも春らしく、○。

 

さて、前置きが長くなってしまいました。

 

かすかにオリが絡んでいて、確かにうすにごりですね。

 

香:ああ、柔らかい。ほのかに酸も感じるような。バナナ、バニラですかね。華やかさも。かなり流行の感じがします。

味:ほどよいガス感がいいですね。それに、チャーミングな甘み。でも、結構舌の上で暴れるじゃじゃ馬かな。最初は柔らかくそれほどでもないような印象ですが、次第に増長していくような甘みですね。後味は、若干の渋み。

 この甘みの様子は、桜(ソメイヨシノ)の色自体は淡いのに、壮観に咲き誇り美しく見える姿に似ています。

 一般的なおりがらみほど甘みがわかりやすくある訳ではないですが、上述したようなきちんとした甘みはありますし、飲んだ後のキレもあります。

 メロンの甘みにバナナのコク。キラキラでなく、淡く輝くんですが、それが眩しく感じるようなお酒ですね。おいしいです。

 

 2日目

 昨日はより、とろーっとして来ましたね。品の良いメロンの甘みに、すこしカカオ、チョコっぽいニュアンスが出てきましたね。

 個人的には昨日より断然今日の方が好みです。スイートに溶けていきます。

 今日は、ガス感はデコレーション程度。なんとなく、秀鳳の雄町を思わせるような。

 ただ、あちらよりライト。

 

 4日目

 結構味わいが開いたなー。さすがにガス感は感じませんね。

 甘みもシロップのような感じになってしまいましたが、酸味があるのでダレませんね。

 

 やっぱり花見に合わせて、1日か2日で開けるのが良いと思います。

 1,300円とコスパにも優れていますし。

 楽しませていただきました。ありがとうございます。

 

 

個人的好み:86/100

 名称:亀の海 春うらら 純米吟醸 うすにごり生
 精米歩合:59%
 使用米:不明
 アルコール度:17%

 スペック:生 うすにごり

   値段:1,300円(税抜き)/720ml

 蔵元情報:株式会社土屋酒造店

 

≪24≫真稜 至 純米にごり

※12月に飲んだお酒です。

 

何度かお店で拝見し、某ジャニーズの方が紹介したことで一気に知れ渡ったこちら。

ビンの底に、濁り部分が指二本分ぐらいですかね。

意外と活性なしであけられました。

結構米そのままの形が残ってます。

 

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香:ソーダ的なさわやかな香り

味:結構濃厚な旨み酸味が主張します。結構ヘビーな感じ。甘味は控えめです
  メロンを感じるときもあるんですが、すぐ消えていきます。
  全体的には、カルピスソーダに近いようなバランスで、以前飲んだ19のにごりに近い味わいかな。
  でも、こちらの方が重いです。
  程よいバランスで、後味はスパッと切れ、後味はやや苦い。

  きちんと撹拌して

  結構白いです。ぴちぴち感でてきました。
  非常に濃厚なカルピスソーダ。ガス感も。
  甘味も感じるようになりましたが、すぐ切れてちょっと苦味も気になります。


2日目

 香:コメのうまみ、ソーダのようなさわやかさ
 味:相変わらず、カルピスソーダで、甘みもうっすら。
   コメのうまみが強いですね。炭酸もほどほどにありますね。

 

   濁り部分がなかなかヘビーだった分、すこし重いにごり酒でした。

 

 

個人的好み:84/100

 名称:真稜 至 純米にごり 生
 精米歩合:60%
 使用米:不明
 アルコール度:15%

 スペック:生 にごり

   値段:1,400円(税抜き)/720ml

 蔵元情報:逸見酒造株式会社

≪23≫五十嵐 純米吟醸 直汲み

風邪を引いてしまい、お酒を飲めませんので過去に飲んだお酒の記事を。

いやー、本当みなさんも季節柄、体調管理にはお気をつけください。

僕はお酒が飲めないストレスと、それによりお酒が減らないストレスと、新しいお酒が買えないストレスが半端ないです。笑

 

※12月に飲んだお酒です。

 

現在スターダムにのし上がる花陽浴を擁する埼玉県。

いや花陽浴の人気どうなっちゃうんでしょう。僕は、熱心なファンというほどではないので辛くはないでしょうが、熱心なファンの方々は大変でしょうね。

 

日本酒ミーハーな僕は、埼玉県のお酒で経験があるのは、花陽浴と鏡山ぐらいですかね。

 

さて、前置きが非常に長くなりましたが、五十嵐いきましょうか。

 

 

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開栓したとき、ポっと音が鳴りますね。

ガスが満ちていますね。

 

香:うっすらフルーティー。

 

味:いいですねぇ。ラムネ?すーっと味が広がり、心地よいざらざら感が舌に残りますね。さながら海のような、潮の満ち引きのような味わいの広がり方です。

  甘み自体は、上品で和の感じ。酸味もかすかに。

  うっすら渋みも残ってますが気になりませんね。なんとなく鏡山を思いだしました。結構オリも絡んでいます。

 

 しっかり撹拌しましょう。

 

 青りんごのような華やかな香りが増しました。

 パーッと華やいだ味になりました。甘うまでジューシー。本当ラムネとかサイダーだ!!

 ツルツルした無数の球体が品よく浮遊している感じ。

 本当絶妙なバランスの味わいだな。料理にも合わせられるしこれだけでもうまい。

 

 シュワシュワとガスを感じるし、本当品の良い甘み。

 うっすらメロンの様相もあり、適度にコメのうまみもあります。

 

2日目

 さわやかなサイダー的香り。ほのかに酸、フローラルさも。

 1日目の炭酸のぴりぴり感は控えめに。やや、とろーっとしてきたかな。

 優しい甘みはうっすらのったり広がりますね。

 さながらメロンジュース。香りも円心状に品良く広がります。

 きっちり酸の土台もあるので、どんな食事にもバシッと合います。

 

個人的好み:91/100

 名称:五十嵐 純米吟醸 直汲み
 精米歩合:55%
 使用米:不明
 アルコール度:17%

 スペック:無濾過生原酒 直汲み

   値段:1,500円(税抜き)/720ml

 蔵元情報:五十嵐酒造株式会社

≪22≫〆張鶴 純米吟醸生原酒

本日はこちら。

宮尾酒造さんの〆張鶴 純米吟醸生原酒です。

以前、本醸造のしぼりたてをいただいて好印象だったので、こちらも購入しました。

季節限定品で、しぼりたてを届けてくださるんですが、この時期に飲むことになり申し訳ないです。

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もはや説明不要かと。

これだけの大手蔵元が看板を背負って出すお酒なので間違いないはず。

 

香:ああ上品ですね。カプエチ系なんですが、品の良いマスクメロンのようなニュアンス。

味:いやーーーすごっくきれいな酒質ですよ。奇しくも、最近のお酒たちのラインに位置するお酒ですね。

  ただ全然違うのが、とにかくやわらかい甘みが印象的です。加えて、含み香も素晴らしい。

  本当きめ細かい味わいですね。それまでのお酒たちは、多少粗さというか細かい部分で雑味を感じる瞬間もあるんですが、こちらは本当細部まで上品ですね。

  もちろん値段もあるのはわかってますけど、一度は飲んだ方がよいお酒ですね。

  この酒質のお酒の教科書的な存在だと思います。

  きれいな粒上の甘みが、一杯の中に溶け込んでいる。

  酸味も非常にチャーミングですね。

  やっぱり、大手蔵元の看板背負ってるだけありますわ。

  非常においしかったです。

 

 2日目

  昨日より酸味だったり、味わいが華やいだかな。

  かなり磨いたツヤツヤの甘み。非常に上品。

  ただ、昨日より渋みが出てきたかな。

  まとまりだったら、昨日の方が良かったと思うけど十分おいしいですね。

 

 

 

個人的好み:84/100

 名称:〆張鶴 純米吟醸生原酒
 精米歩合:50%
 使用米:山田錦
 アルコール度:17%

 スペック:無濾過生原酒

   値段:1,800円(税抜き)/720ml

 蔵元情報:宮尾酒造株式会社