≪64≫紀伊国屋文左衛門 純米酒 夏のロック酒
なんだか中途半端な天気の続く日々ですが、じめじめとして非常に気持ち悪いですね。
7月も後半で、いよいよ8月というころ。そろそろひやおろしなんて声も聞かれそうですが。
それまでには、夏酒のストックも消化していきたいと思います。
さて、今回は、和歌山県中野BCさんの「紀伊国屋文左衛門」です。
昨年12月に無濾過生原酒のしぼりたてをいただいて、非常に好印象の銘柄だったので再度トライ。
中野BCさんは、酒造の他ヘルスケア、研究などに力を入れてらっしゃり、ほぼメーカーに近い蔵元さんのようです。その他、梅酒やスピリッツなど幅広くお酒を手掛けられています。
話はそれますが日本酒の夏場でのロックの楽しみ方の元祖は、玉川のIcebreakerだと思っているんですが、結構他の蔵元さんでも後続してますね。
今回の銘柄も、夏のロック酒を提唱しています。
夏っぽい南国を連想させるラベルですね。
瓶が透明なので、お酒の色がわかるのも良いです。
香:
まさに南国トロピカル。バナナが強いですかね。クリームっぽさも。
以前飲んだ印象に近く、これは期待が持てます。
味:
これこれ!いやーおいしいなぁ。
非常に濃厚。まさに、トロピカル。バナナ、マンゴー、パパイヤをミックスさせたような雰囲気の完熟したあまーい、とろける感じ。
これが穏やかなんですが、派手に感じられます。
全体的なボリュームは大きいですが、後味はきりっと節度よく切れていきます。
ドライな辛味が効いているのでダレません。
これだけの南国果実感がはっきりと感じられるのは、あまりないような。
花陽浴はパイン要素が強いですが、これはパイン要素はほとんど感じません。
ロック酒ですが、このままで十分ですよ。ちょっと濃い気もしますが、後引く濃さです。
せっかくなので、コンビニで買った氷でロックでいただきましたが、力強さは失われず。するする飲めるお酒に化けました。
でも、そのままで良いですね。
2日目
今日もバナナの香り。
昨日より酸が立ってますね、その分軽快に飲めるようになりました。
これは良かったですねぇ。
1,200円と格安なのが、また良い。
アイスブレーカーよりこっちの方が好みです。
個人的お気に入り度 88
精米歩合:麹米58 掛米65
アルコール度:18%
蔵元情報:中野BC株式会社
購入価格(税抜):1,200円/720ml