日本酒愉快者ブログ

日本酒が好きな30代。最近は色々飲んでます。

≪33≫米宗 完全発酵純米吟醸 おりがらみ無濾過生 ふなくち手汲み酒

せっかく名古屋行ったのに、愛知県のお酒をやっていないじゃん!ということで、購入したお酒やります。

酒泉洞堀一さんで購入したこちら。

店内でも、こちらのラインナップが豊富で推してらっしゃるのがわかります。

ラインナップの中でも、山廃が多かったですね。

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完全に初見ですが、いかがでしょうか。

先日の久礼のようにスペックを記載してラベルにしたタイプ。

結構実用的ではありますよね。あと襷状のラベルもなかなかユニーク。

55まで磨いた純米で、いわゆる直汲み&おりがらみで1,380円(税別)ですから格安なのがわかります。

 

オリが固形状で浮遊してます。チアシードぐらいの大きさはあるんじゃないでしょうか。(僕のイメージ)

 

香:

芳醇でやわらかい甘みを連想させます。きらきら。

 

味:

なるほどー。こうきましたか。

芯は強く通っていますが、比較的スリムな味わい。味わいのふくらみは平坦。

ガス感はなく、酒度ほど辛さを感じさせない作りです。

ほどよく柑橘を感じさせる酸味が効いています。キュッと。

これが味わいを効果的に締めてくれます。

とても良く引き締まったお酒です。ここに、おりが効果的に甘みを添加してくれています。

 

非常にクリア・透明感のある味わいですね。果実でいうとリンゴかな。

僕も好きな而今・町田酒造系のフルーティ系とは、また違うお酒。

白紙の上に、一本線を強く引くような潔さがあります。

速醸系ですが、効果的な酸味の使い方は山廃や生酛を連想されます。

9号酵母もこういった世界観を見せてくれるんですねぇ。

 

2日目

全体の様相はそれほど変化はなく、味わいが開き甘みが前面に出てきた程度でした。

悪い意味ではなく、「デレないお酒」という印象です。

 

昨今の流行と一線を画すお酒で、とても楽しかったです。

堀一さんのHPを拝見すると、なんでもモトを苛め抜いて強い強靱なものを生み出すということですが、まさに狙い通り。

引き締まっているんですが、きちんと酸だったり甘みだったりしっかり感じられるお酒でした。

こちらの蔵元が山廃を醸すとどんなお酒なのか、という想像もふくらみますね。

 

 

 

 

個人的好み:83/100

 名称:米宗 完全発酵純米吟醸 おりがらみ無濾過生 ふなくち手汲み酒
 精米歩合:55%
 使用米:美山錦
 アルコール度:17.3%

 日本酒度:+9

 酸度:1.6

 アミノ酸度:1.4

 スペック:無濾過生原酒 直汲み おりがらみ

 蔵元情報:青木酒造株式会社
 購入価格(税抜):1,380円/720ml

≪32≫篠峯 愛山 純米 中取り 無濾過生原酒

タクシードライバーの時にも述べましたが、私のミーハー部分の1つとして、「米」ミーハーがあります。

日本酒好きの人には笑われてしまいますが、「愛山」とか「酒未来」のお酒にグッときてしまいますね。両米とも、あと1本ずつストックしています。

 

さて、当ブログ2回目の登場「篠峯」。

酒屋さんのHPによると、麹室を新設したとのことで、ほんのり木の香りを纏っているとのことですが、前回の時は全く気がつきませんでした。

(若干ショック笑)

 

愛山を使用していて、1,500円(税抜)ですから破格の安さですよね。

 

 

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スケールの大きさですか、非常に楽しみです。

 

香:

 ガンガン香ります。バナナ、光沢のあるバニラ感。

 恥ずかしながら木の香りは感じないですね。言われればそんな気もするかなという程度。

 

味:

 おお、ジューシーというより、層が厚い味わい。

 前回の篠峯を1本の層としたら、3層も4層もあるようなイメージ。

 確かにスケールが大きいな。

 品の良い芳醇な味わいです。でも、篠峯らしい優しい穏やかな部分も。

 甘みと酸味半々かな。最初は隠れていますが、徐々に存在感を増してきます。

 でも、基本はミネラリーな印象ですね。

 均整を保ったまま、愛山特有の甘みだったり、味わいを感じることができます。

 優しく、穏やかに、漂います。

 造りとして、芳醇でゴージャスな味わいのお酒が多い中、華奢なんだけど煌びやなイメージですね。

 

 

2日目

 

 かなり華やぎましたね。昨日は後ろに隠れてた甘みが今日は前にでてきました.

 ミネラリーさの中から、水飴のような味わいが溶け出す。

 これだけだと、やや退屈になりがちだと思いますが、酸味も程よい距離感を保ちながら追随してくれるので、好きです。

 2日目の方が断然好きです。昨日以上に、ほんのりガス感がありつつ、舌触りも柔らかいです。おいしいなぁ。

 

3日目

 

 酸も一緒に浮いてきました。2日目の方が良いかな。

 ややブドウっぽさも感じられます。

 

 

篠峯の実力をまじまじと見せつけられました。

記事にしてませんが、ろくまるもやってあちらも良かったな。

今年の目標として、「櫛羅」もやりたいですね。

 

 

個人的好み:85/100

 名称:篠峯 愛山 純米
 精米歩合:65%
 使用米:愛山
 アルコール度:16%

 スペック:無濾過生原酒 中取り

 蔵元情報:千代酒造株式会社
 購入価格(税抜):1,500円/720ml

≪31≫タクシードライバー 純米生原酒 仕込玖号

さて、今回は異色な日本酒で有名な「タクシードライバー」を。

 

まずですね、私の日本酒の趣向として、非常にミーハーなところがあります。

で、ミーハーはミーハーでも、「有名なお酒を飲みたい」というより、「もう飲めなくなるお酒を飲みたい」というタイプなんです。

よくある、閉店のラーメン屋に駆け込むやつです。

 

こちらの喜久盛さんは、28BYより蔵元さんが交代されたということで、26,27BYの守川杜氏のお酒はもう飲めないのです。

最近ですと、山の壽の忽那杜氏の交代だったり、御湖鶴さんの件だったり、もう飲めなくなると思うと後ろ髪を引かれます。

ただ、基本的にはその蔵元のお酒を長く応援している方に対しては、敬意を払いたいと思います。

上述した閉店に群がる系はあまり好きではないので笑

 

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すごいラベルですね。笑

正直個人的には好きなラベルではないですが、日本酒を手に取らない層に飲ませる力のあるラベルだと思います。

説明不要ですが、アートディレクターの高橋ヨシキ氏が命名、ラベルのイラストを手がけたことで首都圏を中心で人気を博したとのこと。

 

27BYで、平成28年6月製造で仕込みは9号。

使用酵母の「ゆうこの想い」は岩手県酒造協同組合で開発された酵母で、同時に開発された酵母に「ジョバンニの調べ」というの物もあります。

ゆうこの想いは、女性的な優しさふくよかさといった特徴がある酵母だそうです。

 

さて、長くなってしまいましたがいただきます。

 

香:

ああ、アルコールが来る感じ。久しぶりだなー、この感じ。

清泉を思い出す。最近の華やかな香り系とは一線を画しますね。

やや、白ブドウを思わせる瞬間も…

 

味:

うーん、濃厚なアルコール酒って感じ。

ごめんなさい、正直苦手なタイプです。

久しぶりの淡麗辛口濃厚酒。

淡麗なのに、濃厚ってなんじゃそらって突っ込まれそうですが、味わいのある淡麗辛口系ってことで笑

ザ日本酒。日本酒度の+7の通りという感じ。

旨味もあるのでそこまできつく感じませんが、結構ドライ。

うっすらと、グレープフルーツの柑橘感。

でも、食事には合いますね。味わうというより、舌に流れ込む。

景色として浮かんだのは、冬の海ですかね。

生原酒ということもあり、もったりした日本酒感はありませんでしたが、この味わいはやっぱり苦手です。

 

喜久盛酒造さんの今後に注目しています。

その前に山の壽いかなかきゃな。

 

 

個人的好み:75/100

 名称:タクシードライバー 生酒
 精米歩合:55%
 使用米:不明
 アルコール度:17%

 日本酒度:+7

 酸度:2.2

 アミノ酸度:1.0

 スペック:生原酒

   値段:1,525円(税抜き)/720ml

 蔵元情報:喜久盛酒造株式会社

≪30≫久礼 特別純米 手詰直汲み 無濾過生原酒

 世間は大型連休。皆様いかがお過ごしでしょうか。

 私の個人的な目標は、ブログの記事間に飲んでいたのに記事にしていないお酒を記事にすることです笑

 結構、そういったお酒を引き合いに出したいんですが、記事にしていないのにコメントすることにかなり引け目がありまして… 

 後は、都内の気になる居酒屋巡りなどできればうれしいかな。

 

 

 さて、本日は西岡酒造店さんの「久礼」。

 俺なんでこんな高知県のお酒飲んでるんだろう笑

 

 なんでも西岡酒造店さんは高知県最古の蔵だそうで。

 いいですねー一度四国を回ってみたいです。

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 ここまで公開していて、酸度だけ非公開なのが気になるところですが。

 

香:

やや白ブドウ的な、やっぱり安芸虎とか近い感じかな。

強くなく、うっすらと。

 

味:

良いですね。直汲みならではの、ガスの細やかなチリチリ感が舌をやさしく刺激してくれますね。

中濃のうまみが流れ込み、甘み、酸味ががっちり支えてくれます。

高知県のお酒らしく切れ味抜群で、シャキッと飲めますね。

僕的に好みの系統ではないですが、これまで飲んだお酒はどれもおいしいですね。

イメージだと、安芸虎は一番肉付きが良く、酔鯨は瑞々しいイメージ。

久礼は、ほどよく引き締まった印象。

サイズ感は大きくなく、小さすぎず。辛口だからダレない。

 

ガス感が良い。これがあるから飲みやすいですね。

風の森とか、多賀治に比べると二回りぐらい小さいサイズ感ですが、このガス感が味わいを加速化している。これがないと少し退屈になるんではないかと思います。

 

ほどよく熟したブドウ。口に含んでの余韻がかなり長く、うまみ、味わいもほどよく広がりますね。で、きちんと収束していきます。

 

いいですね。ただ、今日がピークな気がします。

 

2日目

 

セメダインっぽさも少しだけ。

今日も程よい香り、甘みがうっすらと。

昨日がピークとほざきましたが、今日も崩れないですね。

相変わらず切れ味が良いし、オイリーな食事とも合いそう。

 

今日はジューシーさの方が前面に出て華やぎましたね、

ややふくよおかに味わいが広がり、ドライに切れます。

非常にクリアな甘みです。

 

好みのタイプからは少し外れるお酒でしたが、とてもおいしくいただけました。

やっぱり高知県のお酒の実力は相当ですね。

 

個人的好み:87/100

 名称:久礼 特別純米 手詰直汲み
 精米歩合:60%
 使用米:松山三井
 アルコール度:18%

 スペック:無濾過生原酒 直汲み

 日本酒度:+5

   値段:1,333円(税抜き)/720ml

 蔵元情報:有限会社西岡酒造店

 

≪29≫加茂錦 荷札酒 純米大吟醸 雄町50ver.2 生酒

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やっと飲めました「加茂錦・荷札酒」

本当遅すぎると思いますが、ここ半年ぐらいでいろいろな銘柄に手を出すようになり、やっとの登場です。

記事にしていないですが、赤武もやってそちらもおいしかったですね。

 

もはや説明不要かと思いますが、荷札をラベルにしてしまった斬新な銘柄。

蔵元で杜氏の田中さんは、20代と若く、大学でプログラミングを専攻しているという異色な経歴。

20代で杜氏として活躍されている方々は勝手ですが、いわゆる「秀才」「研究熱心」なイメージです。

 

ラベルのオリジナリティさからして、「売れる酒」を研究しているのが伝わりますよね。

マニア的にはタンクナンバーが振ってあるのにグッときますし、日本酒を飲まない層にも目を惹きますからね。

 

さて、ちょうど時期的に手に入った雄町の純大を。

 

香:

バニラ、アロマ。ややメロンでしょうか。チャーミングな酸も連想されます。

立体感を保ちつつ、溶けるような甘みを感じますね。

 

味わい

やさしい味わいですね、それでいてジューシーさも同居しています。

ここはきちんと雄町の良さを引き出すような造りですね。

甘みより酸味の方が割合強いかな、4:6.でも強すぎず、良い均衡を保って口の中を徘徊してくれます。

純大特有のクリアさもありつつ、味わいももちろん感じれるし、やさしく穏やかに続いてくれますね。

立体感を保ったまま、キレよく流れて、ややシルキーかな。

いいですね、本当良くできたあじわいです。

直汲み系も試したいですね。きっとガス感も合うと思います。

非常に柔らかい。ミネラルと濃密さ半々。

やや熟したメロンですね。あとレモンを絞ったかのような清涼感。

原酒としては度数も低いし、味わいもやわらかく雄町酒としてはライトだから食事にも合いますね。

 

本当同じ20代として脱帽。

 

[2日目]

パッと華やぎましたね。中濃の甘みに、渋み等一切なし。

甘みの塊がややスピードをつけて流れ込む。

フレッシュさとジューシーさ(濃厚さ)が同居した本当良いバランスです。

 

ここ数年で首都圏の販売を伸ばしているあたり想像がつきますが、本当に優等生なお酒でした。

居酒屋というより、和食ダイニングとかおしゃれな店に置かれそうなお酒です。

 

あと10年後にはどんなお酒を醸されてるんでしょうね。非常に興味深いです。

 

 

個人的好み:87/100

 名称:加茂錦 荷札酒 純米大吟醸 雄町50ver.2 生酒
 精米歩合:50%
 使用米:雄町
 アルコール度:15%

 スペック:無濾過生原酒

   値段:1,580円(税抜き)/720ml

 蔵元情報:加茂錦酒造株式会社

名古屋市の酒屋巡り「酒泉洞堀一」「リカーワールド21シバタ」「知多繁」

 

先週末、観光で名古屋に行ってまいりました。

せっかくの機会ですので、前々から気になっていた酒屋めぐりを。

(むしろこちらがメイン)

 

まず、1軒目は「酒泉洞堀一」さん。

日本酒好きで通販を利用される方は皆さんご存知でしょう。

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地区的には、駅西口エリアの中村区の住宅街にあります。

本当ここに酒屋があるの!?という印象。

一見倉庫のような店内にずらりとお酒が。

 

愛知県のお酒を含め品揃えは後述の2軒を含め1番だと思います。

小山商店さんを彷彿とさせ、近所にこういったお店があれば日本酒にはまず困らないでしょうね。いや、本当近所に住みたいです。

 

九平次、奥、山崎醸のオリジナル洞 米宗、白老など愛知県のお酒も豊富ですし、全国のいわゆる銘酒がもりだくさん。

リーチインの数もすさまじいですね。

通販に力を入れられているためなのか、きめ細やかな接客はなかったです。

店舗は初心者向けではないですね。業者とか、日本酒好きにはたまらない空間だと思います。実際、10時過ぎのオープンに伺いましたが、すでに3,4人はいました。

とにかく、マニアには、子どもにとってのトイザらスぐらいの空間でしょうね笑

 

 

続いて、名古屋駅近くの「リカーワールド21シバタ」さん

ビル群の一角に店舗を構え、1階はコンビニ風、2階に日本酒コーナーが。

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義侠、菊鷹、長珍など。あとは風の森、旦、王碌、名門酒系?

種類よりも、銘柄に特化したお店ですね。

セラーには、雑多にお酒が置かれてあり掘り出し物もありそうな雰囲気が。

 

 

最後は、「知多繁」さん。

名古屋駅の東口エリアに。こちらも通販にはだいぶ力を入れられてますね。

お店の雰囲気、レイアウトはこちらが一番お酒屋さんぽかったかな笑

 

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新政、五橋などなど。こちらも義侠の取り扱いがあり、タンクから選別したオリジナル商品もありました。

津島屋が一通りあったのと、菊鷹も種類が一番豊富でした。あとは、やっぱりほしいずみですかね。かなりお店としてもほしいずみを押している感はありました。

あとは、喜久盛系。 

 

全体的な印象としては、

 

品揃え 堀一〉知多繁〉シバタ

雰囲気 知多繁〉シバタ〉堀一

利便性 シバタ〉堀一=知多繁

 

だと思います。個人的には、品ぞろえが良い店はもちろんうれしいんですが、せっかくの地方なので地元のお酒が多いお店や、掘り出し物があるお店に惹かれてしまいます。

 

かなり弾丸気味でしたが、非常に楽しい一日でした。

 

 

≪28≫一歩己 純米無濾過生原酒

※12月に飲んだお酒です。

 

このブログを始めて以来、初福島県のお酒なんですね。びっくりです。

なるべく銘柄がかぶらないように、いろんな県の物をと思っているんですが、それでも東北のお酒たちってやっぱり良いお酒の物が多いですし、注目はしているんですよね。

もちろん福島県も同様で、美酒は数えたらキリがないです。

 

昨年福島へ伺った際、地元の酒屋さんで購入したのが、「廣戸川」「辰泉」「一歩己」で、その中でも一番のお気に入りが一歩己でした。

 

ちょうど、タイミングも合い初冬の時期限定のムロナマゲンを入手できました。

 

 

 

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いいですね。こういう詩的な裏面好きなんですよね。

去年いただいたのが、火入れの純米なので、そこの違いが楽しみです。

 

 

無濾過だけあり、うっすらとオリが絡んでいます。

 

香:リンゴやマスカット由来のようなフレッシュな香り。うんうん、これ。

味:キラキラしてますねー。本当にクリアな味わいで、雑味・不純物を感じないような味わい。

  甘みと酸味が中くらいに膨らみ、それでいてすっきり。

  果実を思わせるフレーバーが広がり、最後は新酒のフレッシュ感。

  うまみ、甘み、酸がちょうどよい。抜群なバランス。

  味わいとして、濃すぎず飲み疲れしない。食事ともこれは合うよね。

  毎日飲みたいデイリー酒の至上。優等生。

  去年飲んだ火入れより、やっぱり味わいが出てるなぁ。

  気持ち、柑橘系のようなニュアンスもある。優しく切れていくのも良い。

  

  本当、この銘柄いいですね。個人的には好きなタイプです。

  火入れよりやっぱり生の方が好きですが、逆に火入れであの味わいですから、火入れの技術も相当ですね。

  蔵元のHPによるとラインナップは、4つということで個人的には生と火入れのバージョンを出す程度はしてほしいですが、考え合ってのことでしょう。

  いやーこれはおいしかった。

 

  

個人的好み:89/100

 名称:一歩己 純米無濾過生原酒
 精米歩合:60%
 使用米:美山錦
 アルコール度:16%

 スペック:無濾過生原酒

   値段:1,400円(税抜き)/720ml

 蔵元情報:逸見酒造株式会社