≪ex1≫FAR YEAST TAPECUT IIPA
本日は番外編。ビールです。
いわゆる地ビール、クラフトビールの類も好きでよく飲んでいますが、メインは日本酒なので語るほどの知識もなく…
ただ、山梨在住人間として、かなりのビッグニュースなので、今回いただくのはこちら。
FAR YEAST TAPECUT IIPAです。
簡単にご紹介すると、馨和 KAGUA で知られるFAR YEASTの国内醸造所として、山梨県の小菅村に醸造所を構えたそうで。
その第一弾がこちらです。
小菅村は、多摩川の源流に位置する人口が千人に満たない小さな村で、今回おそらく村おこしの一環として誘致した背景もあるんでしょう。
いわゆるテープカット、幕開けという意味なんでしょうね。
いいですね。おしゃれに決めています。
香
いいですね、IPAらしい刺激的な香りです、
味
フレッシュでフルーティですね。
程よくビターで、ローストの風味も感じられます。
非常にスムーズな入りに、フレッシュさとIPAならではの苦みが同居して流れ込んできます。
非常に飲みやすいIPAですね。もっと癖の強いのを欲する人もいるかもしれません。
ほどよい酸味も心地よいですね。うまみも軽快な部類で、非常に飲みやすい。
泡もきめ細やかで、含んだ軽さだったり、のどごしのよさだったり、カジュアルに楽しめるビールだと思います。
やや、ぬるめもよいですよ。柑橘(オレンジ)のような風味も出てきます。
炭酸も弱めで、ぐいぐい行けますね。
一発目としてインパクトこそ強くないものの、確実においしいお酒を造っているのは素晴らしいですね。
もともとのブランド力はあるメーカーだと思うので、国内醸造所をきっかけにどんどん販路を広げていくんじゃないでしょうか。
加えて、地元の人も普段のビールの10回に1回はこのビールを飲んでみて欲しいですね。
日本酒にしても、地のお酒を飲むっていう文化が地方に行けば行くほどあると思うので。
なんだか、日本酒の記事より熱く語ってしまっている気もしますが…笑
また、別の銘柄もやりたいと思います。
≪47≫大典白菊 純米酒 トリプルA
最近の酒購入のテーマとして「知られていない銘柄」のほかに、「山廃・生酛」「熟成酒」と「精米歩合高めのお酒」を挙げて、購入しています。
今回から、3本続けて精米歩合が高いお酒が続く予定です。
比較的お安いのもポイント。
今回は、大典白菊のトリプルAです。
岡山産の「朝日」「アキヒカリ」「アケボノ」を使用し、その頭文字Aを取って、トリプルと命名されているそうです。
なんといっても目をひくのがこのラベル。
「フリー〇ーソンっぽい」と思ったのが第一印象。よく見たら違うんですが。
香:
高精白のもったり感も少々。ほのかにマスカットっぽい、明るさも。
味:
直汲みならではのガスの気泡がグラスの底に沈んでいます。
なるほど、きゅーっとした酸味がまず舌に感じられますね。
甘みはほとんど感じられず、ドライに切れていきます。
後味は辛口かなぁ。スパッとドライに。
心地よい酸っぱさ。
「すっぺー」という感じ。風味は違うけど、梅を連想させるすっぱさ。
高精白の雰囲気も感じられますが、これが不思議とアクセントにもなっています。
酸とドライさが主体な一杯ですね。
精米歩合が高いお酒としてはかなりモダンな造りではないでしょうか。
かなりレベルが高いお酒です。
あー面白い。
微塵も感じなかった甘みが出てきた。
底で、砂糖水のようなクセのない甘みですね。
本当不思議だ、開けたてのひたすらドライのあの感じはないもんなー。だいぶ飲みやすくはなりましたね。
うん、おいしいですよ。
3日目
本当不思議だなー。
ドライマスカット。クセのない甘味に、爽やかな酸味。ドライさと共に溶けていく感じがたまりません。
うまいなー。変化という意味じゃ飲んだ中では一番のサプライズ。
個人的好み:87/100
名称:大典白菊
精米歩合:73
アルコール度:16~17%
使用米:朝日米20%、アキヒカリ40%、アケボノ40%
日本酒度:±0
酸度:1.7
アミノ酸度:1.3
スペック:無濾過生原酒・直汲み
蔵元情報:白菊酒造株式会社
購入価格(税抜)1200円/720ml
≪46≫みやこじの里 無濾過原酒
やっとリアルタイムブログになりました。
玄葉本店さんといえば、「あぶくま」で知られていますが、都内でも購入機会がありますので、地元限定の文字に惹かれてこちらにしました。
こちらは、風評被害で悩む田村市都路町の農家さんの声を聞き、誕生したお酒だそうです。
そんなことも知らずに店頭で購入しましたが、結果的には良かったですね。
原発問題についてああだこうだ言うつもりはないですが、こういった試みは素直に応援したいです。
香
華やかで、メロンを連想させる香り
味
ふくよかで、柔らかい味わい。安心できるお酒ですね。
うまみはあるんですが、気持ち水っぽさが浮いてるのが気になりますね。
その上に、さらにちょこんと甘みが乗っているような。
かなり立体感はあります。
そこまで強くない分、飲み疲れしないお酒です。
非常に良いバランスに仕上がっていると思います。
試しはしませんでしたが、燗なんかよいでしょうね。
味わいが、グンと出てくれると思います。
一度、あぶくまもやらないといけないですねぇ。
個人的好み:83/100
名称:みやこじの里 無濾過原酒
精米歩合:60
アルコール度:17%
使用米:不明
スペック:無濾過原酒
蔵元情報:有限会社 玄葉本店
購入価格(税抜):1,528円/720ml
≪44≫赤石 太陽 たれくち 純米吟醸 生原酒
本日はこちら。
この蔵元は「端麗辛口に反旗を翻す」をテーマに、無濾過生原酒・木製槽搾り・全量兵庫県産山田錦等、相当こだわった製法で作られています。
HPもなかなかユニークなので、ぜひご覧ください。
最もベーシックなこちら。
「太陽 たれくち 純米吟醸 生原酒」です。
以前の記事でも述べたと思いますが、最近フルーティ系のお酒はいささか飽きておりまして…
そんな気分にはピッタリでしょう。
香:ウイスキーのような揮発性のあるアルコール臭。
良い意味で、シビアのアルコールの雰囲気を感じます。
味:
いいですねぇ、濃いぃです。
べたですが、「ハードボイルド」
強くはないが、力強い甘み。口当たりは比較的軽いんですがじわじわと。
あんず、プルーンのような粘着性のあるような甘み。
きゅっとした酸味は、リンゴ。
アルコールがグンとくるのは、さながらウイスキーですね。
そういった余韻の中に、さらーっと味わいが去っていきます。
心地よいドライですね。
「純米吟醸」「山田錦」に対して、僕が持つイメージを根底から覆されました。
端麗辛口はもちろん、昨今のフルーティ酒とも差別化が図られています。
これは好きですねぇ。
ただ、正直まだ若いですね。こちらを購入したお店でも27や26BYのものがありましたけど、熟成にも耐えられる酒質だと思います。
2日目
ビターな甘みが増しました。
そこにきゅっとしたリンゴのような酸味が。
ドライさは少し控えめに。
個人的好み:88/100
名称:赤石 太陽 たれくち 純米吟醸 生原酒
精米歩合:60
アルコール度:18~19%
使用米:山田錦
スペック:生原酒
蔵元情報:太陽酒造 株式会社
購入価格(税抜):1,528円/720ml
≪45≫佐久乃花 純米大吟醸 八重原米
休止中に飲んだお酒の最後がこちら。
佐久乃花といえば、「ひとごこち」ですよね。
八重原(やえばら)産のひとごこちを使用した純米大吟醸になります。
買っておいてなんですが、僕は結構ガブガブ飲むタイプなので時間とともに開く大吟醸は正直もったいないんですよね笑
待てないんです。
通常より高級感があります。
さて、いただきます。
香:
柔らかく、上品なメロン。非常に透明感もあります。
味:
まずは、冷酒で。
香り通り、透明感のある味わいですね。
品のよいメロンの甘み。終始雑味がなく、さながら水のような入り。
穏やかな入りから、徐々に味わいが出てきます。
軽やかで明るさがありますね。結構おとなしい。
キレていく様子も穏やかですね。
温度が上がるとともに、徐々に甘みが増してきました。
泉に陽が差すような。
原酒ではないと思いますが、加水の軽やかさが出ており、味わいが物足りないといったこともありません。
3日置きました。
いいですねぇ。1日目のきれいさにエレガントな甘みが加わりました。
そこから、これもまた品の良い辛味、アルコールが剝がれていくように舌に感じられます。
雑味にはならないうま味と甘みのバランスが逸脱ですね。
完熟手前のメロン。
舌ではとけないけど、歯を通すととけるような具合ですね。
やはり、この磨きならではの世界観です。
大吟醸は、値段ももちろん、味わう舌だったり姿勢が僕にはないので、少し避けてきてましたが、もう少しやらないといけませんね。
個人的好み:86/100
名称:佐久乃花 純米大吟醸 八重原米
精米歩合:49
アルコール度:16%
使用米:八重原産ひとごこち
蔵元情報:佐久の花酒造 株式会社
購入価格(税抜):1,700円/720ml
≪43≫山形正宗 純米吟醸 酒未来
予告記事の通り、続いてはこちらです。山形正宗 純米吟醸 酒未来。
何気に、山形県のお酒はブログ掲載初です。
勝手にですが、山形正宗に対しては「辛口酒」ということで敬遠気味だったのですが、良い機会ということで購入しました。
初見が、特殊スペックという大変申し訳ないんですが、やはり酒未来にはつられてしまいますよね。
酒未来については説明不要だと思いますが、酒米ミーハーとしてはどうしてもチェックせざるを得ないお米です。
香:
形容しがたいですが、これが山形正宗かと。樽酒っぽさ。明るさもあり。
味:
このお酒については、前情報から「木の香り」ということを耳にしていましたが、これがそうなんですね。
凡庸な形容ですと、樽酒のニュアンスもあります。
で、ほどよく明るく、柑橘のような酸っぱさもあり、非常に飲みやすいです。
僕みたいに辛口のお酒は…とこのお酒を避けてる方がいらっしゃればぜひ飲んでいただきたいですね。
昨今のフルーティ酒のような甘みはありませんが、うまみ、酸味のバランスが抜群で、なおかつキレ味もあるためスッキリいただけます。
そこまで僕は量飲んでいませんが、日本酒の経験値が確実に上がったように思います。
個人的好み:85/100
名称:山形正宗 純米吟醸 酒未来
精米歩合:50
アルコール度:16%
使用米:酒未来
スペック:生酒
蔵元情報:株式会社 水戸部酒造
購入価格(税抜):1,600円/720ml
≪42≫ほしいずみ 純米 滓がらみ
大変長らく放置してしまいました。
なかなか忙しかったのと、健康診断の結果尿酸値が高すぎたショックが相まってしまいズルズル伸ばしてしまいました。
この間アクセスをいただいた皆様、励ましてくださった皆様、本当にありがとうございます。
ペースは落ちるかと思いますが定期的にやっていきたいと思います。
さて、再開一発目のお酒は、こちら。
ほしいずみ ありがらみです。
愛知県知多の丸一酒造さんのお酒です。
都内ですと、酒屋たなかさんで取り扱いがあります。
名古屋市旅行の一つの目的のお酒なわけですが、僕の崇拝するブロガーさんおススメの銘柄ということで期待も高鳴ります。
(冷蔵庫が家族と共用なのでラベルに傷があり申し訳ございません。)
さてさて。
おりがらみといっても結構底に滓が沈んでいて、多少にごり酒の部類にも近いですね。
香り:
なるほど。
記事にはしていませんが、奈良萬のおりがらみに近いですね。
甘く芳醇。米のうまみを素直に引き出したようなクリーミーさ。
味 :
ほーんの気持ちのガス。
本当奈良萬に近いですねぇ。やわらかーい甘味がほわんほわんと。
で、程よいボリューム感です。キレもよいですね。
僕の舌だと奈良萬との違いを明確には語れませんが、言うならば
奈良萬は徐々にうま味が拡大するような感じだったのに対し、こちらは軽やかで人懐こい甘味という印象。でも、いきなり突き放すというか、後味はかなりドライですね
ゴクゴクという表現は適切ではないと思いますが、適度なうまみに対し比較的ライトなので、量飲めてしまう美酒だと思います。
個人的好み:84/100
名称:ほしいずみ 純米 滓がらみ
精米歩合:60
アルコール度:17.5%
使用米:山田錦
スペック:無濾過生原酒、滓がらみ
日本酒度:0.5
酸度:1.5
アミノ酸度:1.2
蔵元情報:丸一酒造株式会社
購入価格(税抜):円/720ml(調査中)