松本市周辺に行ってきました
以前出張したときに、通りすがりで「こんなところに酒屋があるの?」と思ったお店が忘れられず、今回悲願のお邪魔をしてきました。
(新型コロナ対策で、検温して発熱の有無の確認やマスクの着用の徹底など実施しております。)
まずは、気になっていた「中島屋」さんから。
住所的には安曇になるんですね。確かに山間の地区で、ここに専門店があるの?って感じです。
見た目はレンガ造り風でお店の案内でもある通りレストランのようにも見えますが、門?店構え?のせいで、酒屋がバッチリ出てます。笑
取り扱い銘柄は、長野の松本ということもあり、大信州はかなり色々なタイプがありますね。あとは、夜明け前、水尾、十六代九郎右衛門、黒澤、今錦、北安大國、真澄、など。
その他、ワイン、焼酎のほか、酒器なども扱っていて、非常に充実しています。
接客スタイルは、アナウンス等はないスタイル。(店員さんによって変わるかも)
大信州、今錦などを購入。
せっかくなので、大信州の蔵元へ。
以前、アルプス正宗の亀田屋酒造店さんにはお邪魔したので、今回はこちら。
黒を基調とした非常にモダンでおしゃれな店構え。
基本的には、定番商品が充実しているイメージ。(その定番商品自体も充実している)
しぼりたてをそのまま瓶詰してくれるサービスもあるそうです。これは、旅行かなんかでホテルで飲みたい感じですね。
こちらは、「どのようなお酒を探していますか?」と尋ねるアナウンス有りタイプ。
ラベル風のシールもゲット。僕はうれしいですけど、これがうれしい利用客がどれだけいるんだろうか笑
続いて、近くの酒屋「山屋」さんへ。
こちらも、中島屋さんと取扱銘柄は被る部分もあり、銘柄の数、季節感(今でいうしぼりたてとか)も充実していました。
真澄のMIYASAKAが充実してましたね。(真澄の銘柄は色々ありました。)
話は逸れますが、都内ではMIYASAKAはなかなか買えない銘柄になってきましたけど、結構ありましたね。
こちらもアナウンス等はない接客スタイル。
こちらでは、MIYASAKAを購入。
続いてせっかくなので、塩尻の笑亀酒造さんへ。
ショップ併設型の蔵元ではなく、事務室兼店舗という感じの蔵元です。
以前、嘉根満とか貴魂とかいただいているので、良い印象もあり、こちらではしぼりたてを購入。
従業員の方に対応していただきましたが、少人数の蔵元だと思いますので、非常に忙しそうでした。
おそらくお邪魔する前に連絡すると良いと思います。
※上記の酒屋さんは記載したのは僕が気づいた銘柄で、ほかにも色々取り扱いがあります。
改めて長野は本当に良いお酒ばかりと感じたのと、山梨からは非常に近いので、距離的なアドバンテージもあるなぁと。
なんでもっと前から行かなかったんだろうとつくづく思います。
お酒に関しては、東京都の方に出れば色々そろう部分はありますが、土地の風土とかお店も銘柄のラインナップとか、長野県独自の部分を非常に感じました。
今後、たくさんの銘柄を飲むってことはできないと思うので、長野県のお酒に絞って飲むっていうのもありかも。マジで。
(なまっぴさんの二番煎じ感は半端ないけど)
北安大國とか勢正宗とか本当もっと飲まないといけないですね。
≪218≫黒龍 純吟三十八号 R1BY
ブログ初登場 黒龍。
正直、外飲みでもほとんど経験ないですね。(恥ずかしながら)
石田屋、垂れ口 とかしか知らないです。
特徴的なビンですね。
ビンに私が写っておりますがスルーしてください。
さて、いただきます。
香
メロン、イチゴ、カスタードクリームのようなマッタリ感。
まぁ美酒だと連想される香ですね。
味
非常にエレガントな美酒。リッチというのが正しいかな。
メロン、リンゴのフルーティ系ですが、非常にスムーズで、口なじみが良い。
元々酒米違いがよくわからんバカ舌ですけど、やっぱり山田錦は凄みがあるよなぁと感じます。
語彙がないですけど、リッチなんだよなぁ。
加えて、多少熟成させているんでしょうけど、フルーティさの中に、お米のうま味がきちんと感じられ、かなりボディ感がありますね。
それなりに重さもあるんですけど、嫌みのない造りなのでスルスル後を引きますね。
正直、今の気分かといわれると少々好みからは外れますが、文句のない美酒です。
とにかくリッチな味わいですね。
黒龍を進める酒屋さんも多いですけど、それもわかるなぁ。
≪217≫大信州 槽場詰め純米大吟醸 生 R2BY
本当久々の大信州です。
ブログに挙げてないですが、2年前にNAC金紋錦を飲んだ以来ですけど、あれもおいしかったな。
改めて銘柄を見てみると、本当いろいろあるんだな。
こちらは新酒の時期の限定品というところでしょうか。余談ですが槽場詰めって本当好きなんですよね。
さて、いただきましょう。
槽場詰めだけあって、ガス感があり
結構オリもからんでますね。フレーク状。
香
強く香るわけではないですが、メロン・りんご・サイダーか
味
久々のフルーティ系だな。カプカプというわけではないけど。
チリチリとしたガス感が心地よく、オリもちょうど良い塩梅で絡められている印象。
サイダーぽさ、つるっと磨かれて、すっと流れいていく印象。
磨かれた丸みというんでしょうか、マイルドという感じかな。
キリッと切れるので、飲みやすいし、ダレることがないですね。
オリがそれなりに絡んであるので、温度帯が上がるとダレる、ぶよっとしたうま味になるお酒が多いと思いますが、きちんと輪郭を保ってます。
さすが新酒というだけあって、適度に荒々しさもあり、面白いです。
軽快で、ほろほろとした甘味がこぼれる感じ?
全く味わいが伝わってこないな笑
個人的には基本はフルーティ系で、ややドライよりか?っていう印象です。
なまっぴさんのブログを拝見しましたが、確かにドライかも。
最近枯れた古酒系しか飲まないから、日本酒界の中でどのぐらいの甘さかわからないな。
でも非常に飲みやすいし、デイリーで飲みたいかって言われるとそうでもないですけど、外さない美酒というイメージです。
≪216≫ロ万 ZEROMAN 純米吟醸生酒 R2BY
久しぶりのロ万だなぁ。しかも新酒。
もはや言うまでもない銘柄だと思います。
香
マスカット、オレンジよりの柑橘類、サイダーか。
比較的モダンなガス感のありそうな香
味
ロ万特有のまろやかさがたまらないですね。
新酒らしいフレッシュさも感じられ、非常に心地よいです。
さらっとした質感ながら、じわじわとトロッとしたタッチに変わっていく感じ。
モダンよりな印象ですけど、ミルキーというかクリーミー、マイルドといったら良いのか。
さらっとした程度のガスの質感。
食中酒としては抜群ですね。
まつもとより張り詰めた感じがなく、マイルドで優しいうま味と甘味。
クリアだけど瑞々しさもある。
新酒だけど、味を落ち着かせても良いだろうし、今後出る火入れも良いだろうと感じさせてくれます。
飲み飽きしない味わい。2杯目、3杯目も杯を重ねたくなるタイプのお酒。
最近、古酒や火入れのお酒に傾倒してるけど、こういう新酒を飲むと、生酒、生原酒もいいなぁって思いますね。
4日目
かなーり落ち着いてペタッとした印象に。
1日目の状態も良いですけど、火入れを寝かせても面白い酒質ですね。
≪215≫楽の世 山廃本醸造 無濾過 生酒
以前から絶対好みだと感じていたお酒で、やっと飲めます。
愛知県丸井合名会社の楽の世です。
もはや、剣菱に桶売りしていた蔵元というのは有名な話だと思います。
ラベルもおしゃれで好きな感じ。
香
カラメル。黒糖。じんわり系のうま味のありそうな感じ。
味
はい、好みです。
裏面の度数の通り、想像通り。
≪214≫ほしいずみ 若水11号 無濾過生原酒
3年前のブログで登場以来のほしいずみ。
ちょくちょく都内でも拝見するんですが、手に取ることはなく今に至ります。
ちょこっと調べたところ、使用米は若水で、11号、14号、18号と酵母違いで造られているシリーズだと思われます。
香
りんご、レモン、酸味。
リンゴ酸的酸っぱさのありそうな雰囲気です。
味
新酒らしく、フレッシュさがまず感じられ、程よいジューシーさで飲みやすいお酒ですね。
リンゴ酸の酸味と、中程度の甘さ、結構甘酸っぱい印象が感じられます。
最近飲んでなさすぎるので、表現に誤りがあったら申し訳ないですが、どっしり系無濾過生原酒とモダン系酒の中間のような。抜群にお気に入りというわけではないですが、後を引くような満足感があります。
新酒のフレッシュさ、荒々しさ、多少のノイズもありながら、嫌みのない甘酸っぱさをキチンと残しているのが良いですね。
酵母違いで味わってみても楽しそうですね。