日本酒愉快者ブログ

日本酒が好きな30代。最近は色々飲んでます。

≪223≫風の森 秋津穂 807 試験醸造 R2BY

久々の風の森。個人的に、信頼を置いている銘柄ですが。

しかし、最近のラインナップの平凡ぷりよ。

毎日飲む人間じゃないので、もう少し考えて銘柄を購入したいですね。

とか言って、有名銘柄買っちゃうんですけどね。もっと冒険しなければ(反省)

 

有名銘柄を扱うので、どれも説明不要感がありますが、、

807シリーズということで、精米歩合80であまり磨かないというのは、日本酒好きなら分かりますよね。

まぁ、今の技術だと、磨かない方が個人的には好みの酒が多いですね。

 

 

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マスカット、メロン、カスタード。そこまで強く香らず。

(モダン系はなんかいつもこの香で申し訳ございません。)

 

磨かないモダン系らしく、非常に豊かな味わい。

結構、酸味と甘みが効いています。加えて、磨かないお酒ならではの香ばしいというか。ふくよかな味わい。

酸味と甘みは主張するものの、そこまでしつこさはなく。

非常に、クリアで、さわやかな印象。

ガス感はチリチリと、そこまで主張することなく。

うっすらモダン系にありがちなガス味?後味がありますけど、気にならない造りになっているのは、さすがだと思います。甘味と酸味の影響かな?

基本は、マスカット、メロン系の果実感もあるフルーティモダン酒だと思いますけど、桃とか少しピンク系の果実感もあり、それぞれの甘味がグラデーション状に感じられるのも良い。

結構、単一に味わえるものが多い反面、こちらは非常にユニーク。

 

蔵元HPには、ガス感がなくなってからも楽しめるとありますけど、すぐ飲んじゃうんですよね。

風の森も複数銘柄を飲み比べてみたいなぁ。難波の風の森扱ってるお店にまた行きたいものです。うーん、でも難波なら櫛羅だなぁ。

≪222≫菊姫 山廃純米呑切原酒 R1BY

石川県のお酒初なのか?自分でも意外。

もはやこちらも僕がとやかく言うまでもなく、石川県の菊姫です。

 

11月ごろスーパーで1年ぐらい残っていた山廃の純米をいただきましたが、かなり枯れていたのが印象的でした。(お店の環境や色々要因はあると思います。)

 

確か8月ごろに購入して、5度くらいの環境で保存して今に至ります。

かなり勝手な飲み方だなぁとは思いましたが、蔵元HPを拝見すると、冷暗所で半年から1年で保存する~とあるので、なかなか興味深い、骨太なお酒なんだなと思います。

 

 

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バナナ、カスタードクリーム、それと酸味。

意外と枯れていないですね。

 

脱帽です。意外と枯れてないですねとか語って申し訳ございません。

まだまだフレッシュ?ですね。

生酒のピチピチ感というわけでなく、非常にエネルギッシュで、マイルド。

半年置いているだけあって、多少のヒネ?枯れ?感はありますが、そりゃ冷蔵保存で影響を受けるようなお酒ではないですよね。

入りはスムーズなフルーティさすら感じます。ボディのあるマイルド感に続いて、後味はじんわり甘口。

香り通り、カスタード、バナナ。それでいて、クリア。

それでいて、旨味の下地の存在感が良い。

正直、まだまだ置いても良いと思います。ただ、現状も素晴らしい。

 

以前飲んだ楽の世が思い浮かびますが、あちらは生酒ですし、条件は異なるので比較は難しいです。ですので、楽の世の火入れも購入して、自分なりの比較検証をしてみたいなと思います。

加えて、発売当初はもっとクリアで、フレッシュなんじゃないかと思いますし。

 

非常に感動しました。

特Aの山田錦は~、山廃なのに~、など色々書きたくもなりますが、四の五の言わずもっと経験積めよ!って自分自身に言いたくなりますね笑

本当おいしかったです。

≪221≫大信州 別囲い 純米吟醸 番外品 生 R2BY

新年2発目は、「大信州 別囲い」です。こちらは大信州の蔵元で購入した一本です。

記憶が新しい内に、先日の槽場詰めと比較ができるのではないかなと。

 

こちらも以前ブログ当初に飲んだきりですね。

 

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もはや「番外品」といいつつ、定番になっているような。。

ラベルには記載はないですが、蔵元HPやパンフレットを確認すると、酒米はひとごごちとのことですので、先日の槽場詰めと一緒でしょうか。

 

当ブログで言う、梨より?というような感じの香。加えて、マスカット、メロン。

ごちゃごちゃ言ってますが、まぁメロン主体かな。

 

前回より、味わいが豊か、悪く言うと豊満。

全体的には、フルーティ系美酒。メロンソーダとカルピスソーダの中間といった感じ。

目視できるほどのオリは絡んでいないですが、味わいはオリがらみの存在感のあるような味わいですね。後味に、ヨーグルトよりの乳酸菌飲料の味わい。

甘さと酸味がきゅっと。

 

基本は、大きく先日の槽場詰めと違いはないと思いますが、やや粗い印象。

密度というか、画素といいますか、先日の槽場詰めの方が大吟醸スペックということもあり、なめらやか密度が高めだった印象です。

その分、こちらの方がカジュアルに楽しめる印象です。

完成度的に言うと、大吟醸の方が上で、デイリー的に飲むにはこちらの方がという印象です。

(スペックが低い方がデイリー酒という思考はなくはないですが、やはり今回はそう感じてしまいました。)

口なじみはまずまずで、最初は味わいが豊かに広がっていきましたが、だんだんこなれてきてじわじわ旨味が出てくる感じ。

 

ピチピチというより、シャカシャカしている印象。(すみません、意味不明です。)

 

≪220≫篠峯 純米生原酒 R2BY

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

今年は気合を入れて、ちゃんと更新していこうと思います。

 

新年一発目の更新は、篠峯の純米生原酒からいきます。

スペック馬鹿なので、「直汲み」とか「おりがらみ」とか、特殊な酒米を選びがちですけど、今年は通常スペックのお酒も飲んでいかないといけないですね。

 

そんなわけで、篠峯の純米生原酒。

こんな時期なので、旅行もできませんが、また難波の櫛羅に行って、篠峯をたらふく飲みたいなぁなんて思います。

 

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マスカット主体、サイダー、ややマスカット。

よく飲んでないですけど、篠峯っぽさを感じます。

 

きちんとおいしい。キュートな酸味と適度にふくよかな甘味。

マスカットの果実味。ガス感もチリチリと、ガスを感じるというわけではなく、ほどほどにあります。

後味も、すっとキレる感じ。新酒もピチピチ、荒々しさもあります。

加えて、適度に渋みが残るので後味を占めてくれます。

篠峯らしいクリアで、水のクリアさ。

味わいが濃縮ではなく、適度に軽やかで、味わいが詰まりすぎていないのも好印象。

原料米もブレンドということもあり、酒米のクセ、特徴が出ることもなく、カジュアルにいただける印象です。

 

酒米も単一米とか、それこそ山田とか雄町とか、選んで造れば、それぞれの特徴が出るだろうなという期待感も抱かせてくれます。

このお酒飲んだだけで、「篠峯は~」なんて語る気はないですが、やっぱりおいしいですし、多少経験を積んだ今飲んでわかる魅力もありますよね。

非常においしかったです。

≪219≫真澄 あらばしり R1BY

ちょうど今期のあらばしりが出ていますが、R1BYのあらばしりです。

 

 そんなこんなで、買ってきたお酒を消化していきたいと思います。

もはや説明不要の真澄。

ちょっと飲みたいなという日用で、このぐらいのサイズ感がありがたいですね。

 

 

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真澄のあらばしりというと樽酒が思い浮かびます。かなり人気だそうで。

機会があればいただきたいですね。

基本の真澄もそうですし、MIYASAKAも、もう少し飲んでいきたいなと。

記事にはしていないですが、2年前にMIYASAKA COREと真澄の純吟を飲んだ以来かな。(記事にしておけよ俺)

 

こちらは2020年1月なので、ひと夏酒屋さんで越しているということになると思います。

 

非常におだやか、黒糖?木?の感じ。

 

うん、ギリギリヒネてないですね。

含むと、麹の香?(語彙がなくてすみません)、クリアで真澄らしい味わいに、じんわり甘味がほろほろ出てきます。若干、梨のフレーバー。あと若干レモンの酸味。

味わいの出力は違いますけど、玉川が思い浮かびました。

あちらより、地味ですが、口なじみのスムーズさ、味わいのキレが印象的。

うっすらヒネてるかな?という雰囲気もありますが、それ以上に味わいが落ち着いていて、このぐらい置いたことが功を制しています。

 

面白ですねー。僕の今までの味覚の経験からだと、こうしたヒネさせるお酒は、ごつっとした甘ウマ系か極端にキレイ系なお酒でないと成立しないと思ってましたが、良いバランスで成り立っていると思いました。

独特のクリア、ミネラル感で、樽酒にしても杉の風味と良いバランスになるだろうなぁと期待させてくれますね。

松本市周辺に行ってきました

以前出張したときに、通りすがりで「こんなところに酒屋があるの?」と思ったお店が忘れられず、今回悲願のお邪魔をしてきました。

(新型コロナ対策で、検温して発熱の有無の確認やマスクの着用の徹底など実施しております。)

 

まずは、気になっていた「中島屋」さんから。

住所的には安曇になるんですね。確かに山間の地区で、ここに専門店があるの?って感じです。

見た目はレンガ造り風でお店の案内でもある通りレストランのようにも見えますが、門?店構え?のせいで、酒屋がバッチリ出てます。笑

 

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取り扱い銘柄は、長野の松本ということもあり、大信州はかなり色々なタイプがありますね。あとは、夜明け前、水尾、十六代九郎右衛門、黒澤、今錦、北安大國、真澄、など。

その他、ワイン、焼酎のほか、酒器なども扱っていて、非常に充実しています。

接客スタイルは、アナウンス等はないスタイル。(店員さんによって変わるかも)

大信州、今錦などを購入。

 

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せっかくなので、大信州の蔵元へ。

以前、アルプス正宗の亀田屋酒造店さんにはお邪魔したので、今回はこちら。

黒を基調とした非常にモダンでおしゃれな店構え。

基本的には、定番商品が充実しているイメージ。(その定番商品自体も充実している)

しぼりたてをそのまま瓶詰してくれるサービスもあるそうです。これは、旅行かなんかでホテルで飲みたい感じですね。

こちらは、「どのようなお酒を探していますか?」と尋ねるアナウンス有りタイプ。

ラベル風のシールもゲット。僕はうれしいですけど、これがうれしい利用客がどれだけいるんだろうか笑

 

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続いて、近くの酒屋「山屋」さんへ。

こちらも、中島屋さんと取扱銘柄は被る部分もあり、銘柄の数、季節感(今でいうしぼりたてとか)も充実していました。

真澄のMIYASAKAが充実してましたね。(真澄の銘柄は色々ありました。)

話は逸れますが、都内ではMIYASAKAはなかなか買えない銘柄になってきましたけど、結構ありましたね。

こちらもアナウンス等はない接客スタイル。

こちらでは、MIYASAKAを購入。

 

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続いてせっかくなので、塩尻の笑亀酒造さんへ。

ショップ併設型の蔵元ではなく、事務室兼店舗という感じの蔵元です。

以前、嘉根満とか貴魂とかいただいているので、良い印象もあり、こちらではしぼりたてを購入。

従業員の方に対応していただきましたが、少人数の蔵元だと思いますので、非常に忙しそうでした。

おそらくお邪魔する前に連絡すると良いと思います。

 

※上記の酒屋さんは記載したのは僕が気づいた銘柄で、ほかにも色々取り扱いがあります。

 

改めて長野は本当に良いお酒ばかりと感じたのと、山梨からは非常に近いので、距離的なアドバンテージもあるなぁと。

なんでもっと前から行かなかったんだろうとつくづく思います。

お酒に関しては、東京都の方に出れば色々そろう部分はありますが、土地の風土とかお店も銘柄のラインナップとか、長野県独自の部分を非常に感じました。

今後、たくさんの銘柄を飲むってことはできないと思うので、長野県のお酒に絞って飲むっていうのもありかも。マジで。

(なまっぴさんの二番煎じ感は半端ないけど)

北安大國とか勢正宗とか本当もっと飲まないといけないですね。

≪218≫黒龍 純吟三十八号 R1BY

ブログ初登場 黒龍

正直、外飲みでもほとんど経験ないですね。(恥ずかしながら)

石田屋、垂れ口 とかしか知らないです。

 

特徴的なビンですね。

いわゆる純米吟醸山田錦verということなんでしょう。

 

 

 

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ビンに私が写っておりますがスルーしてください。

 

さて、いただきます。

 

香 

メロン、イチゴ、カスタードクリームのようなマッタリ感。

まぁ美酒だと連想される香ですね。

 

非常にエレガントな美酒。リッチというのが正しいかな。

メロン、リンゴのフルーティ系ですが、非常にスムーズで、口なじみが良い。

元々酒米違いがよくわからんバカ舌ですけど、やっぱり山田錦は凄みがあるよなぁと感じます。

語彙がないですけど、リッチなんだよなぁ。

加えて、多少熟成させているんでしょうけど、フルーティさの中に、お米のうま味がきちんと感じられ、かなりボディ感がありますね。

それなりに重さもあるんですけど、嫌みのない造りなのでスルスル後を引きますね。

 

正直、今の気分かといわれると少々好みからは外れますが、文句のない美酒です。

とにかくリッチな味わいですね。

黒龍を進める酒屋さんも多いですけど、それもわかるなぁ。