≪126≫晴田 純米大吟醸 雄町50 28BY
さて前々記事に引き続き、晴田の酒米違いで雄町を使用した一本です。
使用した酵母や磨きについては、前取り上げた山田錦と同じです。
製造工程なんかは、別かもしれませんが。
香
山田錦と一転変わって本当に華やか。香り系といっても良いくらいですね。
味
香り通りの華やかな味わいですね。やや酸味のエッジがたってますね。
花、フローラルと言いましょうか、非常に花の印象を強く感じます。
味わい自体は非常にあっさりで、かつ軽快。
このあたりは、純大特有の味わいといいますでしょうか。
あまり気取らずに、カジュアルに飲むにはぴったりのお酒ですね。
記録した時に泥酔していたせいか、はたまたカジュアル系のせいか、言葉は適切か分かりませんがじっくり飲んで味わうというより、楽しくカジュアルに飲むお酒だと思いますねー。
来年あたり、やまとしずくも取り上げないとなぁ。
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≪125≫白老 若水純米槽場直詰65%無濾過生原酒 For Survivor limited edition 29BY
さて、過去記事も途中ですが、新酒行きますよー。
このお酒で、どうしても今年やりたかったお酒は制覇したかなと思います。
後は、来年好きな銘柄、気になる銘柄、手をつけてない銘柄などバランス良く出来れば。
ご存じの方も多いと思いますが、知多半島の白老です。
一度知多半島も行ってみたいんですよね。
日本酒感想日誌様が取り上げてた銘柄で、今年の春頃からやりたいと思ってて、なかなか購入機会にも恵まれず、やっとこのタイミングで。
こちらは、For Survivorシリーズと言っていいのか、缶バッジが付いていたりラベルも普通ラインとは違うラインになります。
ただ、今年一年で白老の注目度はだいぶ上がったんじゃないでしょうか。今年を象徴する銘柄だと勝手に思ってます。
ちなみに購入したお店で、一升瓶の値段でお会計されそうになって、「おいおい」と思ってたんですが、おそらく蔵元のミスで四号瓶に一升のラベルが貼られていますね。
ま、そういうこともあります。
香
セメダインに、バニラ。梨。
昨今のフルーティ酒と違う、ドライさを予想させますね。
味
いいですねぇ。
スパイシーな入りに、肉厚で骨太の旨み。
直汲み由来の微発泡も感じられます。
甘み、酸味もあくまで脇役。
旨口な辛口酒。ドライながら旨みがほどよくあるので飲みやすいですね。
後味はやや渋いかな。フルーティ酒でこの渋みはマイナスだけど、このお酒の場合はアクセントになって良いね。
流行の酒造りとはまた違う味の構成。もっと甘口に寄せる銘柄もある中で、ここまで旨みを出して、甘みを抑える銘柄はなかなかないと思います。
ただ、明日以降甘みは伸びて行きそうですけどね。
うーん、こういう部類を好き好んで飲まないせいか、他に似た銘柄が思いつかないです。強いて言うならこの間記事にした残草蓬莱のDRYから甘みと酸味を引いた感じかなぁ。
旨みとドライさ、辛口の加減がくせになりそうですねぇ。
リラックスして飲んでほしいということですが、逆に燃えてくるような。
個人的にはエナジードリンク的なお酒かもしれません。笑
3日目
1日空いてしまいました。
今日は6割程度熟したバナナに、バニラの香りですねぇ。
発泡感はなくなり,面白いですよ。
ジューシーなドライ感が1日目とすると、若干まろやかになって、酸味が結構主張するようになりましたね。うーん、表現するならレモン系の酸味かな。
後味の苦みが気になりますが、まぁ許容範囲でしょう。
ラベルだったり、槽場直詰というイメージから「荒々しさ」を想像される方が多いと思うので、2日ぐらいで飲みきるのがおすすめだと思います。
うん、想像通り楽しいお酒でした。
でも、人間てわがままなので、またフルーティ系のお酒が恋しくなってきました笑
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≪124≫晴田 純米大吟醸 山田錦50 28BY
当ブログは飲み比べをあまりしていないので、飲み比べてみました。
秋田清酒株式会社さんの晴田(せいでん)です。
秋田清酒さんと言えば、やまとしずくや刈穂で知られる蔵元で、晴田は全量サーマルタンク仕込みで、度数16度前後の一度火入れ原酒だそうです。
香
非常におとなしい香りで、うっすらイソアミを感じる程度。
味
香り通りおとなしいですね。均整がとれており、透明感もありますが、じんわりとした味わい。
きちんと火入れされており味わいの派手さはありませんが、火入れの嫌な風味も感じられず。
米の旨み主体ですが、後味でうっすらチョコ、カカオの風味・ビターさが感じられますね。
じんわりと味わえる旨酒のため、特筆すべき点はあまりなく。
居酒屋さんにあれば、どんな料理にも合わせやすい万能酒ではないでしょうか。
1年、2年常温で置いてもおもしろいかもしれませんね。
淡泊ですが、別酒米をしようしたものを。
個人的お気に入り度
82
≪122≫風の森 キヌヒカリ 純米大吟醸笊籬採り 28BY
※11月飲んだお酒です。
実はもっと飲みたいし、飲まないといけないと思ってる風の森です。
ただ、ブロガーとしては、あまりやっても面白くないとも思ってます笑
でも、笊籬採りはチャンスがあれば飛びついちゃいます。
逆にその方がうざいか。
ま、29BYからはバランス良くやりたいと思います。
香
フレッシュですねぇ。5ヶ月置いてる割に全然フレッシュです。
マスカット、きれいな甘み
味
非常にフレッシュで、味わいも光沢のあるつやつやした味わいですね。
甘みと酸味が心地良く踊るのを口の中でしっかり感じられます。
カラフルに含み香も広がり、重さもちょうど良く余韻もわずかに残る程度ですね。
2日目以降を後述しますが、この段階だと「うーん、普通か」といった印象です。
言葉を選ばないと、凡庸な美酒。
2日目
開栓時からすごいガスの「ボン」という音。初日よりすごくないか。
今日の方が強く香りますねぇ。マスカットにバニラも合わさって。
ガス感が非常に心地良いですね。ちりちりと。
オレンジとかそういった柑橘の酸味と、品の良い甘みのバランスが素晴らしい。
昨日より肉付き良く感じます。
本領発揮です。昨日よりギアが二段階ぐらい上がった印象ですね。
バニラ、気品の良い香りがガツンと鼻腔に突き刺さるような。
余韻も程よく残る感じです。思ったよりパワフルなお酒。
正直、1日目の印象は控えめで面白みといった点は少なかったですが、2日目はすごかった。こういった味わいの波があるから、居酒屋なんかだとどのタイミングで飲むかが重要ですね。一度、風の森に特化した居酒屋に行ってみようかな。
個人的お気に入り度
91
≪121≫栄光富士 純米大吟醸無濾過生詰原酒 熟成蔵隠し ひやおろし 28BY
実は以前の七星はいただきものでして。
その前に買ってたのがこちら。
ま、僕の評価は特に記しませんが。
ちょっと魅力が僕には理解できないなーと思いました。
好きな方すみません。
一応、飲酒記録として残します。
≪123≫奥播磨 山廃純米 生 晩秋 28BY
※10月下旬飲んだお酒です。
もう冬ですからね。笑
でも飲んだのは11月ですよー。
秋にぴったりの濃厚旨口のお酒を探していて店員さんから勧められた一本。
知っていたけど初めましてシリーズ。
どっしり、いぶし銀のイメージ。
香
おとなしいですね。山廃がガンガン香る訳ではないですねー。
カスタード、梨か。
味
つやつやで、透明感のある味わいで驚きました。
それでいて、明るい。
山廃にありがちな淀んだ、暗いイメージはないですねー。
どっしりしているかと思いきや、軽快で嫌みのない味わい。
味わいも出過ぎることなく、後味はきりっとキレます。
常温になると、後味にブドウの果実味が出てくるかなー。
うーん、おいしいんだけど優等生すぎるか?
もっといじめると味わいも出てくる感じしますね。
例えちゃうと、優秀なんだけど温室育ちみたいな。
2週間ぐらい常温で放置。
いや、このぐらい置いた方が良いですよ。
たまたま居酒屋で川鶴の25BYを飲んだんですが、それにも通じる ぺたーっとした広がりに、じんわりと染み出てくるような味わい。
個人的お気に入り度 85
≪120≫残草蓬莱 四六式 DRY辛口 槽場直詰 無濾過生原酒 28BY
11月に飲んだお酒です。
「酸」を求めて購入した一本。
以前、丿貫で飲んだ青ラベルのDRYverといったところでしょうか。
射美以来の白麹仕込みでしょうかね。
このあたりの銘柄は、ある程度の味わいとうまさが予想されるので、リラックスしていただけるのがうれしいところ。
香
白麹のお酒にありがちな香り。若干、バニラ。加えて、ドライな印象を抱かせる雰囲気も。
味
間違いなし。
ドライで辛口とありますが、軽快でさらっとした飲み口で、余韻がスパッと切れる特徴があるぐらいで、飲みづらいと言うわけではもちろんありません。
白ブドウの果実味に、含みがも非常に心地良いです。
まつもとっぽい優雅な旨みと余韻が少し。
裏面には、酸度高めと注意書きありますが、強くがっつり主張するタイプでなく、きゅっとレモンをしぼった程度ですよ。
まぁ、舞美人とか玉旭のECHOなんか好んで飲むタイプの人間なので、もしかしたら酸味に関しては鈍化しているかもしれません笑
直汲みらしく、ちりちりしたガス感も舌で楽しめます。
これがまたドライさを演出してくれてますね。
やっぱり残草蓬莱は好きですねー。辛口は好んで飲みませんが、残草蓬莱の辛口は好き。
個人的お気に入り度 89