日本酒愉快者ブログ

日本酒が好きな30代。最近は色々飲んでます。

≪183≫賀茂金秀 特別純米 生酒 30BY

当ブログでかねてより飲まなきゃと言っていた銘柄です。

「賀茂金秀」の特別純米の生酒です。いわゆる加水した生酒でしょう。

 

賀茂金秀は、飲んでないだけあって全く分かりません。

良く目にするのは、純吟の山田錦、雄町ちがい、低アル酒、桜吹雪ですかね。

 

 

f:id:funacky1988:20190302160423j:plain

f:id:funacky1988:20190302160434j:plain

f:id:funacky1988:20190302160459j:plain

 

いわゆる定番銘柄といって良いのでしょうか。

 

リンゴ メロン ですかね。カプよりですけど、行き過ぎた感じでもない。

(何言ってんだ)

 

フレッシュかつフルーティで非常にわかりやすいお酒ですね。

カプで甘!という訳でなく、ドライで少しジューシーな印象。

加水している分、重くなく瑞々しい印象も受けます。

果実で言うとリンゴですかね。

甘みは、表に出ない分控えめで、酸味がきゅっと締めてますね。

わかりやすいお酒と言いましたが、少しドライで、バニラ、サイダーぽい清涼感を感じる瞬間もあります。

本当、気持ち程度のミネラルとバニラですね。

 

スパッと軽うまジューシー。

決して派手ではないですが、わかりやすくフレッシュで満足感もあります。

 

買いづらさを考慮すると而今よりこっちの方が良いんじゃないでしょうか。

(最近全く飲んでませんが)

非常に良く出来たお酒だと思いますね。初心者の方はぜひ。

飲みやすいと思います。

 

2日目

甘さが出てきましたね。それと風味が昨日より落ちた気がします。

息の短いタイプのお酒だと思うので、ちゃっちゃと飲んだ方がよさそう。

でも、良い風味が感じられるし、軽く飲めるし良いと思います。

 

 

個人的お気に入り度 86

≪182≫瀧澤 純米吟醸 己亥 槽垂れ(にごり生原酒) 30BY

写真が暗くてごめんなさい。

長野県の瀧澤です。「鼎」でも知られる蔵元だと思います。

2月の限定の槽垂れ(にごり生原酒)です。

 

 

f:id:funacky1988:20190302143826j:plain

f:id:funacky1988:20190302143836j:plain

f:id:funacky1988:20190302143846j:plain

f:id:funacky1988:20190302143857j:plain

 

にごり生原酒といっても「薄濁り」程度。(蔵元のHPにも薄濁りとあります)

 

りんご マスカット メロン バニラ 。フルーティで気品ある感じ。

 

非常にエレガントですね。上品。濁りの重い感じもありますね。

リンゴの果実感ですかね。

適度に、ピリリと活性なのかアルコールの刺激。

エレガントながら、クリアで、スパッとさっぱり質感も。

あと、若干後味が渋い。

 

カプ系に寄りすぎないフルーティさ。

冷やしすぎない方が良いと思います。

端正なバランスのある美酒ですね。

 

ただいかんせん、最近薄濁り系のオリが溶け込んだお酒が苦手気味で。

ちょっと前原田のおりがらみを飲んだんですが、重くて厳しかったです。

若干、思い出す時もあったので、オリが絡んでない通常スペックの方が向いていそうですね。

 

2日目

香 ラムネ、カスタードの雰囲気が出てきましたね。

味 溶ける甘みに、キラキラ感。派手すぎないけど要所を抑えてますね。

 りんご、桃の良い部分の果実感がちゃんと感じられます。

 熟した果実の甘み、適度にジューシーで素晴らしいです。

 

いかんせん最近、このタイプのお酒が好みが外れていますが、それでも楽しめました。

 

 

個人的お気に入り度 86

≪181≫A~エース~ 純米吟醸 限定原酒 29BY

今回は、秋田酒造さんのA~エース~です。

Akitabare Another Adovanceの頭文字のAということでしょう。

秋田晴もいただいたことはないので、まっさらということで。

 

f:id:funacky1988:20190217154038j:plain

f:id:funacky1988:20190217154047j:plain

f:id:funacky1988:20190217154057j:plain

 

裏面のとおり、原酒で15度。デザートのような甘みということが分かりますね。

おそらく火入れでしょう。

 

サイダー。甘み。透明感。

火入れと言うこともあり、華やかさは控えめ。

 

甘さはラベルの通り主役ながら、意外とさっぱりと。酸味も下支え程度の役割。

ちゃんと甘いんですけど、ガンガン派手にうるさい甘さでないのがいいですね。

比較的粘度のある甘みなんですが、ぺたーっと平坦なのも面白いですね。

 

確かに、デザート的なお酒だと思います。

貴醸酒ほど濃厚ではないですが、雰囲気は近いかも。

好みはあると思いますが、飲み手を選ばないお酒だと思います。

火入れだと思うけど、丁寧な火入れでお酒の風味も損なっておらず。

 

花陽浴的なトロピカルな雰囲気でなく、米の甘みを丁寧に引き出したっていうイメージですかね。

甘さ主体のお酒は避けてるんですけど、このお酒は楽しめました。

 

 

 

個人的お気に入り度 84

《180》鳥海山 即詰生原 初しぼり純米吟醸 無濾過生原酒 30BY

何度か飲んだことはありますが、ブログ初登場鳥海山

 

いわゆるしぼりたて新酒なんですが、即詰生原てなんでしょう。

直汲みか、無濾過生原酒なのか。

 

f:id:funacky1988:20190217175655j:plain

f:id:funacky1988:20190217175658j:plain

f:id:funacky1988:20190217175706j:plain

f:id:funacky1988:20190217175716j:plain

 

若干、オリが絡んでますね。

 

おだやかですね。フレッシュさ、リンゴですかね。

 

凝縮された甘酸っぱさ。いいですねー。

甘夏のような柑橘味。どちらかというと控えめな酒質ですが、きゅっと締まってさっぱりしてます。

クリアで、雑味はあまり感じられないです。

ただ、後味がビールっぽいというか、なんとなく僕の舌だとノンアルを飲んだ後味に近いような。まぁ、酔っ払っちまえば分かりません。

(冷暗所保存だったので、そこも影響しているとも言い切れませんが)

あまり冷やしすぎは厳禁でしょうね。常温の方が映える印象です。

燗につけても良いかもしれませんね。

 

 

秋田のお酒は総じてレベルが高いですねー。

レベルの高さに加え、どの蔵元もそれぞれに特徴と個性があるように感じます。

 

 

個人的お気に入り度 85

《179》水鳥記 純米吟醸 愛山 29BY

前々から気になっていた「水鳥記」(みずとりき)

宮城県気仙沼市の株式会社角屋さんの銘柄です。

 

この間、はせがわ酒店の東京駅店で試飲をやられていたので、せっかくの機会と購入しました。

試飲していたのは、この「愛山」と「雄町」と「蔵の華」の3本で、「蔵の華」は売り切れとのこと。

たまーに、東京駅店には行きますが、試飲も蔵元によってモチベーションがまちまちのように感じる中で、(一日中、買いもしない客からひっきりなしに試飲を求められれば嫌になるのも分かりますが)こちらの蔵元の方は非常に愛想良く対応していただきました。

 

「水鳥記」の名前の由来は、「酒」という文字が「さんずい」に「酉」と書くところから来ているそうです。

その辺り、試飲した時に聞けば良かったですね。

 

瓶全体に着色して、クリアラベルを貼っているので、非常に特徴的ですよね。

上部の方は透明なので、透明の瓶の上から色づけしていると推測されます。

 

f:id:funacky1988:20190217171339j:plain

f:id:funacky1988:20190217171352j:plain

f:id:funacky1988:20190217171401j:plain

f:id:funacky1988:20190217171414j:plain

詳しく聞けば良かったんですけど、29BYで火入れだと思います。

 

 

りんご、もも、当ブログで言う所のベリー系。冷やして保管していたので弱めですかね。

 

香り通り、フルーティな美酒ですね。

甘み、酸味が主体で嫌みなく主張します。適度に余韻も残って、キレもあります。

ただ、しつこすぎずスッキリ飲めますね。

香り的にはカプかなぁと思いましたが、ブドウっぽい質感ですね。

多分2回火入れだと思います。いわゆる火入れの風味もありますけど、ネガティブにならないぎりぎりで、そこまで気にならない程度だと思います。

 

一定のレベルにある銘柄だと思いますが、一点苦言を申し上げさせていただくとすると、新酒の時期なんだから生酒で勝負していただきたかったなと。

僕個人は、そこまで好きじゃないですけど、天下のはせがわ酒店(しかも東京駅店)で試飲会出来るチャンスがあるんですから、生酒も扱っても良いと思います。

この銘柄は、「直汲み 生」を結構出してるイメージもありますので。

 

ここまで言うので、生酒も買わないといけませんね。

火入れでこの状態なので、生酒もきっとおいしいに違いないです。

 

 

個人的お気に入り度 82

≪178≫みがき 開華 特別純米酒 生原酒 30BY

昨年12月に栃木県の佐野市に遊びに行った際に蔵元で購入した一本です。

主要銘柄は開華で、このみがきの火入れverが良く売れているよう。

火入れの方は、実際に竹の皮で包むパッケージです。

 

f:id:funacky1988:20190217114109j:plain

f:id:funacky1988:20190217114120j:plain

f:id:funacky1988:20190217114129j:plain

 

ガッツリセメで、バナナ

 

意外とあっさりしてますねー。香り的には、ガッツリ無濾過生原酒な味わいを予想していたので、やや肩すかし。

あっさりの割に、ミルクセーキの風味。

で、甘くない。そして、ビター。非常に面白いバランスですね。

面白いバランスなんですが、それは、ある程度日本酒を飲んだ僕だからなので、一般的においしいかと言われると、難しいかなーと。

狙ってるのかどうかのかは分かりかねますが、単純な飲みやすさは同時に買ったあらばしりの方が良かったと思います。


 

 

個人的お気に入り度 80

 

≪177≫天弓 白雨 純米酒 30BY

良く行く酒屋さんに置いてあって気になっていた一本です。

山形県 東の麗酒造の「天弓」です。

 

「天弓」とは、虹のことで、良いグレードの「天」と普通グレードの「雨」があり、この白雨が一番定番酒ということだと思います。

銘柄自体も、学生とコラボして造った銘柄ということもあり、ラベルなんかもオシャレですよね。

税別1,200円と非常にリーズナブル。

 

f:id:funacky1988:20190217111251j:plain


f:id:funacky1988:20190217111254j:plain

f:id:funacky1988:20190217111257j:plain

 

おそらく、火入れ、加水、濾過とトレンドと一線を画しているのも面白い。

 

控えめな香りですね。うっすら、セメ、青バナナ、りんご

 

柔らかい甘み。バナナですかね。透明感もあり、非常に柔らかく繊細。

加水していて、確かに味わいも地味ですけど、その分飲み疲れしない+味わいもうるさくないので、するする飲める感じですね。

丁寧に醸されて、緻密に酒質をコントロールされているのがうかがえます。

日本酒として非常にベーシックで、とても平均的。まぁ、標準的とも言えますかね。

和食料理屋で重宝されると思います。

まつもととか田中六十五も良いと思いますが、いかんせんモダンなので古くからの飲んべえには理解されづらい部分もあると思いますが、こちらなら誰が飲んでも一定のレベルで楽しめるお酒でしょう。

火入れなので、いかにも日本酒のもたっとした部分もうっすらと出てますが、本当にうっすらなので、そこまで気になりませんね。

ギンギンに「吟醸香!!」「甘み!!」というお酒よりは、今の気分だと断然好みです。

 

 

個人的お気に入り度 85